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働き方を考えるブログ

「非正規の育児休暇取得を後押し」って、厚生労働省は非正規労働の意味を分かってないのかな?

雑記-ニュースで思うこと 雑記

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厚生労働省は非正規の育児休暇取得を後押しするために、育児休業をどういった場合に取れるかを定めた、育児・介護休業法を改正する方針を固めました。

簡単に言えば、パートや派遣、アルバイトで働いている女性が出産後も働き続けられるように、育児休暇を取得しやすくするということ。その為に非正規に取得要件の緩和を考えているらしい。

非正規労働は期間の定めがある人が多い

厚生労働省が言うように、パートや派遣、アルバイトで働いている女性が育児休暇を取得できて、その後も同じ職場で働き続けられるのなら、とても素晴らしい事だと思います。

そしてそうなれば良いとは思いますが、厚生労働省は非正規労働の意味分かってますか?と疑問に思います。

正規と非正規で明確な区分はありませんが、一般的に言えば非正規労働者は期間の定めがある労働者です。

雇用期間に定めがあれば、育児休暇の取得はそりゃ難しいでしょう。

現状の取得要件

現状非正規労働者が育児休暇を取得するには、①同じ職場で1年以上前から雇用されていて、②子供が1歳になった後も雇用される見込みがあって、③子供が2歳までに雇用契約の満了、打ち切りが明らかじゃない事。

非正規労働者だと②③のハードルがかなり高そうですよね。

非正規労働者の育児休暇を取りやすくするには

採用時の期間の定めをなくすか、育児休暇を申請した場合は解雇してはいけないことにするしかないですよ。

多くの非正規労働者は契約期間が3カ月とか半年の更新になっていると思います。当然、育児休暇を取得しようとすれば、契約期間が3カ月だから次は更新しませんと言われる人も出てくるでしょう。

そうなると育児休暇の取得なんて出来るわけがない。それを取りやすくするとなれば、それは緩和じゃなくて規制になると思うんですが。

だいたい非正規労働者は繁忙時の増員だったり、一時的な人手不足を補うためだったり、短い期間だけ働いてもらうために雇う企業が多いと思います。

なのでそもそも②子供が1歳以降も継続して雇用される見込みをクリアするのが難しいし、③2歳になるまでの間に契約が終わることが明確な人の方が多いでしょう。

短い期間の補充人員として考えられているのが非正規労働者ですから、取得要件を緩和しても、取得しやすくなるとは思えません。

厚生労働省が言う要件緩和の案

「労働契約の更新がないことが明らかな場合のみ除外」など、分かりやすい表現にすることが検討されているようです。

でもきっと企業側は「採用する際に雇用期間を明確にする」事を始めると思います。

非正規労働の意味を考えてもらえば分かりそうなものです。採用する時点で長期雇用を考えていないから非正規なんです。

企業が非正規労働者を雇う意味を考えれば、「非正規雇用でも育児休暇を取りやすくする」と言う考え方は、実現できれば素晴らしいけれどかなり難しい事だと思います。

じゃぁどうするか

思いつく方法は2つ。

1つ目は

育児休暇を申請した場合、労働期間の定めに限らず解雇してはいけない。また、育児休暇明けは一定期間の雇用を保証する。

ただこれは企業の反発がありそうな気がしないでもない。

2つ目は

出産育児によって失うものと必要な物を国が保証する。

出産することで仕事が無くなって収入がゼロになるから問題なんですよね。なら、子供の手がかかるうちはその費用、全額とは言いませんが一部を国が保証するとか、病院や保育園、食費とかおむつとか育児にかかる色々な費用を補助してあげるとか。再就職の支援をするとか。

そう言う意味では第2子以降の育児手当を増額するのは良いんじゃないかなと思っています。

少子化対策?

少子化対策として非正規労働者の育児休暇取得を考えていると思いますが、一部の人だけに目を向けるんじゃなくて、なぜ出産しないのかを根本的に考えるべきでしょう。

子育てって想像以上にお金がかかります。中学校まではまだ何とかなりますが、高校大学となると正直頭が痛くなってきます。高校までは義務教育にしても良いんじゃないかな。

児童扶養手当もそうですよね。1人めは最大4万円前後もらえるのに、2人目になると5000円までさがってしまう。同じ子供なのにおかしくないですか。

子供を育てていて感じる事は、なにより安定と安心が欲しいと言う事。この二つがないと子供を育てるのは無理じゃないけど苦しい。

転職を繰り返したり、バカなことをやったりで苦しい時期を何度か経験していますが、子供を育てる上で安定と安心ほど欲しい物はないです。

つまり、住むところがあって、着るものがあって、明日も食べられると言う安心。これが何よりもほしい。そしてたまに外食や遊園地に行けるとなおうれしい。

少子化になるのは、子供を産んでも育てていけないと思う人が多いからですよ。

最後に

雇用の形が変わりつつある中で、それに合わせて法律を整備していくのは必要な事だと思います。非正規の育児休暇取得を後押しすることも大切な事です。

でも育児休暇は子供が1歳になるまで、最長1歳6カ月まで延長出来ますが、雇用契約の期間が3カ月だとしたら、育児休暇の取得はとても難しいし、契約期間よりも長い休暇を取りやすくしようと言うのは矛盾しているようにも思えます。

そして子育てはとにかくお金がかかる。たぶん子供が増えないのは「子育てはとにかくお金がかかる」からだとも思います。

少子化対策をするのなら、まず安心出来る事。そして生活が安定する事。その為に国としてどんなことが出来るのかを考えるべきじゃないでしょうか。


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