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会社の数字を一般社員でも把握するべき理由

会社の数字

社会人として働く限り、一般社員だとしても会社の数字は把握しておくべきです。
会社の数字を把握する理由は次の4つ。

  • 具体的な指示が出せる
  • 客観的に会社の経営状況を見ることができる
  • 達成の度合いを把握できる
  • 数字を使って交渉ができる

一言で会社の数字と言っても、貸借対照表(B/S)や損益計算書(P/L)だけではありません。
それ以外にも顧客数や客数、客単価、勤務時間など、大切な数字は沢山あります。

ぼくが会社の数字を把握する一番大きな理由は、「客観的に会社の経営状態を把握する」ためです。
経営状態が把握できれば、「倒産しそうかどうか」も把握することができます。

この記事では、会社の数字を把握する理由について紹介しています。

なぜ会社の数字を把握するのか

経営陣は会社の経営状態を正直に話しません。
中小零細企業では、売上すら従業員が知らない、ということもあるのです。

だからこそ、意識して会社の数字を把握する必要があります。
会社の倒産は「対岸の火事」や「遠い世界の物語」ではありません。
もっと身近にあるものです。

もし会社の経営が悪化し、倒産したら。

最悪の場合突然仕事を失うことになります。
収入が無くなり、生活も困難になるかもしれません。

それを避けるためにも会社の経営状態を知っておく必要があるのです。

会社の数字を把握すると、仕事でも役に立ちますが、それ以上に自分の身を守ることができます。
危なそうであれば転職活動を始めればいいのです。

会社が危ないかどうかを判断するポイント

会社が危ないか危どうかを簡単に判断するポイントがあります。

その時に見るのは「キャッシュフロー計算書」
「キャッシュフロー計算書」には、貸借対照表(B/S)や損益計算書(P/L)ではわからない、現金の動きが書かれています。

つまり会社の経営状態を確認するポイントは、現金がどの程度あるか、です。

会社は現金があれば、たとえ赤字でも倒産しません。
逆にいうと、現金がなければ黒字でも倒産します。

もしキャッシュフロー計算書がなければ、貸借対照表(B/S)をつかい「流動比率」を計算してください。

計算式は「流動資産合計÷流動負債合計×100」

流動比率は短期的な支払能力を簡易的に判断する指標です。
もし流動比率が100%を下回っている場合は、1年以内に現金化できる資産より負債が上回っているため、資金がショートする可能性があります。
わかりやすく言えば「現金より借金の方が多い」ということです。

会社の経営状態を判断するポイントは、現金があるかどうか、資金繰りがうまくいっているかどうかです。

黒字倒産する理由

黒字倒産は、現金が不足し支払いができなくなること起こります。

たとえば手元の現金が20円だと仮定します。

【4月】月末締め翌月末現金払いの買掛で90円の商品Aを購入
【5月】翌月商品Aを120円で、月末締め翌月末払いで販売
【6月】月末に90円の支払いを求められるが払えない=倒産

表にすると次のようになります。

  現金 売上 仕入 入金 支払 不足
4月 20円 90円
5月 20円 120円 90円 70円
6月 120円

5月の時点で現金が不足し、支払いができなくなっています。

借金の支払いができないと、会社は倒産します。

つまり会社の状況を把握するために、「現金」はとても大切なポイントになります。

では次に、勘違いしやすい「利益」と「現金」について説明します。

会計上、利益と現金は別のもの

会社の数字を見る上で、勘違いしやすいのが「利益」と「現金」です。
会計について知識がないと「利益=現金」だと考えがちです。

ですが会計では、「利益」と「現金」は、まったく違うものになります。

たとえば会計では、年度末(決算月)の棚卸で、在庫を増やすと利益が増えます。
これは次の計算式をみれば理解できるはずです。

利益=売上-売上原価
売上原価=期首在庫+1年間の仕入れ額-期末在庫

つまり「期末在庫」を増やすと「売上原価」が下がり、結果として利益が増えます。

ですが期末在庫を増やして「利益」を確保しても、現金は増えませんよね。

つまり会計では、「利益」と「現金」は別のものになります。
「利益」だけを見ても現金があるかどうかはわかりません。
だからこそ、現金を把握することが大切なのです。

最後に

会社の経営状態を知るために、たとえ一般社員でも会社の数字は把握するべきです。

会社の数字も知らずに働くことは、地図を持たずに旅をするようなもの。
どこに危険が潜んでいるのか、今歩いている道は正しいのか、判断することができません。

つまり自分の身を守ることができないのです。

まずは売上と利益、そして現金について調べてください。
継続して行えば、それ以外の数字も自然とわかるようになります。

すると最初に紹介した次の4つにも、数字を使えるようになります。

  • 具体的な指示が出せる
  • 客観的に会社の経営状況を見ることができる
  • 達成の度合いを把握できる
  • 数字を使って交渉ができる

自分のみを守るためにも、会社の数字くらいは知っておくべきです。


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