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転職と働き方を考えるブログ

「30代・社員未経験・フリーター」は正社員に転職出来るのか。

「30代・社員未経験・フリーター」は正社員に転職出来るのか。

20代で正社員にならずに非正規やフリーターとして働く人が増えている、というのはもう何年も前から問題になっています。

では実際に、どの程度の人が非正規やフリーターで働いているのでしょうか。

実体を確認しやすいように、厚生労働省の「平成27年 国民生活基礎調査の概況」の数値を参考に、グラフ(上画像)を作りました。

「性・年齢階級別にみた15歳以上の物の就業の状況」から「正規・非正規・その他・仕事無し」の男女別比率を合計したものです。

この記事ではグラフの比率を元に「30代・社員未経験」で正社員に転職できるのかを考えます。

※数値の誤差で合計しても100%にならない項目があります。
※「その他」には、会社・団体等の役員、自営業主、家族従業者、内職、その他、勤めか自営か不詳及び勤め先での 呼称不詳を含みます。

非正規やフリーターで働いている人は多い

24歳までは大学や専門学校に通っている人も含まれるため、仕事無しの比率が28.55%と、他の年代に比べても多くなっています。
非正規は約24%、正規は約45%です。

25歳以上では正規の比率が増えるものの、非正規が約20%、仕事のない人が約15%もいます。

非正規には自ら望んでなっている人もいますが、多いのは新卒で就職することができず、仕方がなく非正規になっている人です。
望まずに非正規になった人は、第二新卒で就職を目指しても上手く行かず、そのままずるずると非正規として働き続けないといけない、という現状があります。

男女別非正規の比率

男女合計でみた場合、30歳を超えても40歳を超えても、非正規の比率はほとんど代わりません。
ただし、男性と女性を分けてみるとその比率はかなり違ってきます。

男女別非正規の比率

男性の場合、25歳を超えると正規の比率が一気に増えます。
そして年代が上になるにつれて、非正規の比率は下がっていきます。

これは非正規社員の増加が問題になったころから、年々増加していることを示しています。
つまり若年層ほど正規社員として採用されにくくなっている、と考えられるのです。

つぎに女性の非正規比率を見ていきます。

男女別非正規の比率

女性は非正規の比率が高いですね。

年齢を重ねるたびに非正規の比率が増えていくのは、結婚・出産のために退職した人が、改めて仕事を探そうとした時に非正規しか枠がないためです。 

非正規社員の推移

さて次に「非正規社員の推移」を見てみます。

非正規社員の推移

引用:厚生労働省「正規雇用と非正規雇用労働者の推移」

毎年数十万人単位で非正規が増えています。
そして正規は平成26年まで減り続けていました。

平成27年になって正規が増えているのは、少子高齢化による労働人口不足が問題となり、企業が将来の人材不足を不安に感じたためです。
正社員雇用が増えている、という意味では明るい材料になりますが、非正規社員はもっと増えています。

つまり一度非正規になるとそこから抜け出すのはかなり難しいと言えます。 

「30代・社員未経験・フリーター」で正社員に転職出来るのか

30代での転職は「未経験者可」と書いてあったとしても、社会人としての経験が求められます。
基本的なマナーや常識はもちろん、コミュニケーション能力や調整能力を求めてきます。

つまり「未経験可」でも「正社員未経験は不可」がほとんどです。

そして「社員未経験者」のつらいところは、社会人として基本的マナーが身についていないことです。

新卒で会社に入社すると数週間~数カ月の新入社員研修があります。
そこで電話応対やマナー、名刺交換などの基本的なスキルを教わります。

ぼくもそうですが新卒で就職しない場合、初めての就職は「中途採用」扱いになるので、社会人としてのマナーを学ぶ研修を、受けたことがありません。

それでも正社員として採用されたのは、まだ20代そこそこと若かったからです。

このことからも「30代・社員未経験・フリーター」から正社員を目指すのは、非常に厳しいと考えられます。

「30代・社員未経験・フリーター」で正社員になるには

「30代・社員未経験・フリーター」から正社員を目指すには、社会人としてのマナーと、求められるスキルを身につける必要があります。
まずは自分に足りないものを勉強してください。

正社員になるために「一生懸命努力する」ことが大切です。

  • ビジネスマナーを学ぶ
  • 資格の勉強・取得
  • ビジネススクールやセミナーの受講
  • 働きたい業界の情報収集
  • 職業訓練校に通う

 「正社員になりたいです」と言う気持ちだけでは、なかなか採用されません。
正社員になるために具体的にどういうことをしているのか。
行動として示すことが大切です。 

その上で数多くの求人に申し込むことが大切です。
社会人経験がある方でも20社前後は断られて当たり前。
ましてや経験がない分不利ですから、50社でも100社でも申し込むようにしてください。

 関連記事:30代は仕事がない?未経験の転職は職業訓練校もおすすめ!

未経験でも採用されやすい仕事

社会人未経験・フリーターでも、比較的採用されやすい業種や職種を紹介します。

営業

営業は実力がものを言う世界なので、未経験者でも比較的採用されやすい職種です。

営業の種類は「企業対企業のBtoB」と「企業対個人のBtoC」があります。
その中でもさらに細分化され、保険や自動車、文房具や住宅、マンション、金融商品など、会社があれば営業があるといっても過言ではないほど多岐にわたります。

販売するものも、商品として形のある「有形商材」から、形のない「無形商材」があります。

一般的に「BtoC」の「有形商材」は売りやすく、「BtoB」の「無形商材」は売りにくいと言われています。
「BtoC:有形商材」の代表は「小売店」がイメージしやすいはずです。
「無形商材」は保険や株などです。 

「無形商材」を売るのは初心者にはハードルが高いため、営業として働くときは、どんな商品をどんな方法で販売しているのか、営業活動はどんな内容なのか、よく確認してください。

そして自分にできるかどうかも、考えることが大切です。

飲食店

飲食店産業は人手不足の所が多く、未経験者でも採用されやすいのが特徴です。
チェーン店は仕事のほとんどがマニュアル化されているため、経験に関係なく仕事ができるからです。

ただし飲食店は労働集約型産業、つまり人の手による作業が多い業界です。
そのため人手不足だと、残業や休日出勤が多くなる傾向にあります。 

採用されやすいのは確かですが、どんな働き方になるのかは、きちんと確認してください。

小売店

ホームセンターやアパレル関係など、お店での業務はアルバイトの延長線上にあることが多く、アルバイト経験があるだけでも採用されることがあります。

仕事内容は売り場の変更や品出し、レジ打ち、接客などが多く、それほど複雑ではありません。
勤務体制はシフト制で、社員は小型店なら2人か3人、あとはパート・アルバイトで営業しています。

小売店も労働集約型の産業です。
そのため人手不足だと、残業や休日出勤がおおくなる傾向があります。

採用されやすい職種ではありますが、どんな働き方になるのかは、よく確認することが大切です。 

介護

介護業界は常に人手不足です。
そのため非常に採用されやすい職種でもあります。

介護に関わる資格も多く、取得していれば大きな力になってくれます。

ですが低賃金で激務を強いるところもあり、就職を決める前に情報収集をきちんと行わないと大変な思いをするかもしれません。

最近は政府が介護職の待遇改善に乗り出しています。
今度成長が見込める分野でもあるため、今から経験を積むことで、将来は職場の中心として働けるかもしれません。

IT関係

IT業界も人手不足が続いているため、比較的採用されやすい業界です。
ですSEやプログラマなどの職種は、未経験でチャレンジできる限界が32歳だと言われています。

プログラム等に関わらない、ネットワーク構築などは40才未満でも、未経験採用があります。

ちなみにSEやプログラマは、常にアンテナを張り、新しい技術を追いかけていかないと仕事になりません。
精神的にやられる人が多いとか、プログラマーが逃げ出したとか、ホームページを作るために1週間泊まり込んでいるとか、普通に聞く業界でもあります。

チャンスはありますが、厳しい業界だということは念頭に置いてください。 

量産工場の作業員

最近は派遣会社で「無期雇用派遣」として採用し、工場へ派遣するという働き方があります。
つまり派遣会社の「正社員」になれるのです。

また人手不足の工場も多数ありますから、探してみる価値はあります。

工場で働くと技術が身につくのはもちろん、アーク溶接や小型クレーン、フォークリフトなどの資格を取得することができます。
一度資格を取得し技術を身につければ、他の職場に転職することも可能です。

ただし優良企業だけでなくブラックな工場もありますので、求人を探すときは評判をきちんとチェックしてください。

工場の仕事を探すのなら工場ワークスがお勧めです。

例えば、検品・検査・調整、仕分け・梱包・ピッキングなどの軽作業から、フォークリフトやクレーンなどの機械を操作する仕事まで、全国各地の工場求人情報が豊富に掲載されています。

ほかにも女性に人気の食品加工や工場事務の仕事もあり、正社員、派遣、契約社員、アルバイト・パートなどの雇用形態別の情報も充実しているのが特徴です

公式サイトはこちら⇒工場ワークス

仕事探しの方法

30代正社員未経験の方が正社員を目指すのなら、利用できる求人媒体はすべて利用してください。

ハローワーク

ハローワークには地元の優良企業や中小企業の求人が、数多く集まっています。
また面接や履歴書・職務経歴書の作成などのセミナーも行われますので、積極的に利用するようにしてください。

当たり前のことですが、受け身では誰も助けてくれません。
自分から希望する内容を職員に伝え、積極的に相談することが大切です。

転職サイト

転職サイトには幅広い企業の求人が集まっています。
なかには「ハローワークに出ていない」求人もありますので、必ず登録して利用するべきです。

転職サイトを活用するときは、職務経歴などを全て入力し、スカウトメールが受け取れる体制を作っておくことが大切。
企業が経歴をみて興味を持てば、一次面接免除などの特典が付いたスカウトメールが送られてきます。
「大した経歴がない」からと入力しないのではなく、少しでも間口を広げるために、必ず入力してください。

利用する転職サイトはリクナビNEXT がオススメ。
転職を考えた方の8割が登録すると言われているほど実績のあるサイトです。
求人の量がすごく豊富で更新頻度も高く、情報を集めるだけでも登録する価値があります。

登録はこちらから⇒リクナビNEXT

転職エージェント

転職エージェントは、転職に関わるほぼすべてのことにサポートしてくれる、とても心強いサービスです。
キャリア相談から履歴書・職務経歴書の添削、求人紹介、面接対策、面接後の後押しまで無料でサポートしてくれます。

また転職エージェントにはハローワークや転職サイトにも出ていない、非公開求人が沢山あります。
この非公開求人を紹介してもらうことで、より転職が成功しやすくなるのです。

ただし「正社員未経験」だと登録を断られることがあります。
その場合は、めげずに別の転職エージェントに相談してください。

オススメの転職エージェント

◆リクルートエージェント
国内最大手の総合転職エージェントです。
担当者によって差があると言われますが、利用者からの評価はとても高く、幅広い多くのユーザーから支持されています。
業界や役職に関係なく、転職活動では必ず利用するべきエージェントです。
登録はこちら⇒リクルートエージェント

◆DODA
国内規模No.2の転職エージェントです。
案件数・決定数共に業界最大手の『リクルートエージェント』に匹敵する優良エージェントです。
面接対策や職務経歴書などの転職対策で、圧倒的に高い評価を得ています。
公式サイトはこちら⇒DODA 

最後に

30代でフリーターで社会人経験なしだと、正直な話正社員になるのは厳しいです。
ですが厳しいだけで「不可能」ではありません。

まずは正社員になるための努力をすること。
そして諦めずに多数の求人に申し込むことが大切です。

また利用できる求人媒体は、全て利用してください。

「社会人経験なし」というハンデがある分、多くの情報を集め、積極的に行動することが大切です。


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