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独立、起業も選択肢の一つ!30代で転職を考える君へ

独立、起業も選択肢の一つ

30代というと社会に出て10年が過ぎ、ある程度の経験と知識を身に着けて新たなキャリアや年収アップを求めて転職を考える方も多いかと思います。

しかし30代と一口に言っても、30代前半である30から34才と、後半である35才から39才では、環境に違いがあるのは事実です。

例えば20代を終えたばかりともうじき40代では、再就職してからのキャリア形成に関して考慮する点が異なってくるものです。

求人票に年齢制限を条件付きで書かれているのはそういった理由からです。

 

だからと言って40才目前だからと言って遅過ぎということもありません。

 

自己紹介が遅れました。

今年52才になるWEB制作とライティングを仕事にしている男です。

転職をしたのは38才の年です。

それまでは新卒で入社した業界最大手の外資系レストランに15年勤めました。

 

入社して以来都内や湾岸エリアの大きな商圏の店舗で順調に経験を積みながら、ゆくゆくは本社の教育セクションで人材育成に携わり、会社、業界、社会への貢献をするものと僕自身も信じて疑わずにいましたし、会社の育成プラン上も「コア」という分類に属していたはずです。

 

ご存知かもしれません。

社員は採用されると4つの分類にカテゴライズされます。

一例をあげますと「コア」「クリエイティブ」「エキスパート」「オペレーター」です。

これは「人材ポートフォリオ」と呼ばれるもので、どの企業でも各々が何%というように人数の配分率があらかじめ決まっています。

どのカテゴリーに属するかは、入社試験や適性試験、面接、家系、幼少期からの活動履歴から決定されます。

 

決定した後は各カテゴリーに最適化した育成プランに則り、配属先や育成係となる上司、先輩などの環境が考慮されます。

一見すると優遇されているようにも見えますが、潜在的な適正や能力には個人差があるのは厳然たる事実ですし、企業は成長発展しなければならないのでこのようなドラスティックなことが行われることは如何ともしがたいものなのです。

 

僕も大きな店舗を渡り歩きながら実績を積んでいましたが、当時は「人材ポートフォリオ」などという育成計画のことは知りませんでしたので「自分が優れているのだ」などという思い上がった考えを持っていたのが正直なところです。

今思えばお恥ずかしい限りです。

もし知っていれば、少しでも教えていてくれたら、会社の将来と自分の未来を重ね合わせながら仕事出来たでしょうし、きっともっと自分を大切にしていたはずです。

 

かなりの数の先輩を追い抜き、僕は最年少で店長に抜擢されました。

この段階で天狗になっていたことは言うまでもありません。

任された店舗の運営も軌道に乗り、続いて任された新店舗の開店もそつなくこなしました。

その後も地方の未開拓マーケットへの出店を担当したり、直営店のフランチャイズへの売却を担当したり、将来のコア=幹部としての経験を順調に積み上げていました。

何もかもが順調だったはずなのです。

しかし僕は思わぬところから積み上げたキャリアの全てをぶち壊してしまうことになります。

 

当時そこそこの年収をいただいていたにもかかわらず、無節操な生活がもとで離婚してしまい給料の大半が養育費に消えていました。

それなのに無計画なファイナンス状態から貯金はゼロ。

「どうせボーナスで100万入ってくるのだから」と不足する生活費を消費者金融2社からちょこちょこ借りては返すを繰り返していたのです。

 

返済利率が割高なのが気になっていた僕は、雑誌にのっていた「借金おまとめ」という広告に目が止まり、うっかり電話してしまったのです。

 

あとは絵に描いたような展開です。

仕事一筋で世間知らずの僕は悪徳金融の手練にまんまとはめられ、おまとめどころか追加で100万円の借金を抱えてしまったのです。

 

冷静に考えて警察に介入してもらうなりすれば良かったのですが、つまらないプライドがジャマした僕は秘密裏に処理することにしました。

しかし何かが逆回転するようにうまくいかず、自暴自棄になり目先の支払いに追われ、気がつくと多重債務。

月の給料を支払額が上回ったところで詰んでしまいました。

 

店長職はリーダーシップでスタッフを統制する仕事なので、サラ金から催促の電話がかかってくるようになっては務まりません。

そうして僕は会社を辞めて退職金を返済に当て人生をやり直すことを決意したのです。

 

退職したのが38才ですから、それまでのキャリアを活かして外食業界を探せば掃いて捨てるほどの仕事があったはずです。

しかし当時は今ほどエージェントなどの転職サービスがポピュラーではなく、人材斡旋会社の敷居も高く感じたこともあったので自力で仕事を探すことにしました。

 

目を付けたのは「インターネット業界」でした。

特に根拠はありませんでしたが、その当時はまだホームページを作れる人も少なくて、インターネットが商売の武器になることはわかっていてもどうしたら良いかわからない人や会社が多かったのです。

僕は一大決心し「自営」でホームページ制作会社を起業しました。

 

15年もの間ひとつの企業で純正培養された人間にとって、リアルな商売の世界は甘いものではありませんでした。

なにより営業が大変でした。

高い技術、仕事の質を保有することは競争の観点からは大事ですが、それでもお客さんを見つけて仕事にしなければ売上は1円も発生しません。

 

これまでの看板の力を借りた店舗運営がどれだけ楽なことだったのか、成果が出ようが出まいが、毎月の給料やボーナスが支給され、雇用保険の半額を負担してもらえる会社勤め、サラリーマンという身分がどれだけ恵まれたものだったのか、痛感せずにはいられませんでした。

 

ですが悪いことばかりではありません。

起業は厳しい環境での毎日を補って余りあるほどの新しい気付きを与えてくれるものです。

 

何をするにしても自分というものが商品として評価されるのが起業です。

仕事をゲットするにしても、相手先との交渉、付き合い、接待、どれも人間性で勝負することになります。

 

「○○さんにやってもらいたい」「○○さんだからお願いしたい」と思ってもらえるかどうかが成功の分岐点なのです。

 

それゆえ仕事をいただけてもダメでもダイレクトに自分の問題ですし誰にも責任転嫁できません。

一見すると大変な状況ですが、かえって僕には刺激的でやりやすかったです。

 

38才で起業し52才となる現在まで、少しずつ実績とキャリアを積み上げてきました。

その間に得たことは沢山ありますが、もしサラリーマン時代に知っていたなら、サラリーマン生活はもっと充実したものとなっていただろうと確信するものばかりです。

 

1つ例をあげてみます。

会社員という立場は、ついつい責任を会社に投げてしまいがちです。

殆どの会社は分業制ですので、何かがうまくいかなかった時には「あの部署がいけない」と責任転嫁しやすいものです。

けれど起業したら全ての責任は自分にかかってきます。

それと同じ次元の意識で会社勤めしていたのなら、うまくいってない部署のせいにするどころか、自分でなんとかなるのなら手を貸すことだって考えたでしょう。

当たり前のことなのですが、会社という組織に属していると見えなくなるんです。

起業後の経験から得た知識や教訓は、サラリーマン時代への反省を促すことばかりでした。

けれど気が付いて良かったです。

 

僕の場合は起業をしたので、企業に再就職した人とはその後の苦労はまったく異質なものとなっているはずです。

 

僕が一番苦労したのは「お金」です。

自営は給料なんてありません。

仕事しなければ売上は発生しませんし、その仕事を営業でとってくるのも自分です。

しかも仕事をしても代金が振り込まれるまでのタイムラグがあります。

多くは月末締めの翌々月末払い、仕事をしてもお金が入ってくるのは2から3ヶ月後なのです。

 

本当にきつかったです。

常に3ヶ月運用可能な「お金」がないと、忙しく仕事をしていたとしてもどこかでキャッシュショートになってしまうのです。

入金が遅れて家賃が払えず家を追い出される夢を見て飛び起きたら汗びっしょりなんてことが何度あったか知れません。

実際に家賃の支払いができず、大家さんに頼み込んで1年分を待って頂いた時期もあります。

笑えない話ですが、人間関係、信頼関係があればこそ成せるものです。

世の中は思っているよりも温かいです。

 

こんなに苦労するならいっそのこと再就職しちゃえばいいじゃないか?と思うこともありました。

起業を経験することで組織の仕事のありがたみも知ることができ、前よりもっとうまく出来るという自信もありました。

けれどそれでもどこかの会社に所属してお給料をいただいて生きるという選択はできませんでした。

 

起業を一度経験して、自分の腕で仕事を頂いてきて仕事をして飯を食う喜びを経験してしまうと、安定と引き換えに自由を手放すことに躊躇するようになります。

本意に反すると心が言うのです。

どんなに苦しくても、眠れなくても、再就職という方向に羅針盤が向かないのです。

 

僕のような起業した人間にとっては安定ほど恐ろしいことはありません。

ひとところに安定して進歩を止めることは遅かれ早かれ退化してダメになっていくことを経験から知ってしまっているからです。

どれだけ稼いでも、どれだけ貯金が増えても、取引先が増えても安定なんてものとは無縁です。

今の状態はあくまでも今でしかなく明日以降も同じなんてことは絶対に在りえません。

つまり常に不安定なのです。不安定な状態こそが正常なのです。

 

技術を磨き仕事の質を高めるために、人間としての内面の充実を日々怠らない、そのような生き方を続けることで、お客様に喜んでいただき、ありがとうと感謝していただく。

それこそが大切なことであり、「お金」はそれが数値として表現されたものに過ぎません。

 

それを知ることができただけでも、起業という30代の転職をして良かったと本気で思っています。

 

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