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仕事を続けるか転職するか、判断するには営業利益と経常利益を見よう

仕事を続けるか転職するか

キャリアアップするために転職を考える人は大勢います。

確かに転職はキャリアアップをするのに有効な手段ですが、当然リスクもありますよね。

転職した結果、キャリアップ出来ないかもしれませんし、思っていた以上に収入が下がってしまうこともあります。

もし今勤めている会社の経営が健全で今後のキャリアアップが望めそうなら、無理して転職する必要はないのです。

この記事では、キャリアアップを考えたときに、今の会社に居るべきか転職するべきか判断する基準を紹介します。

この方法が全てではありませんが、一つの基準にはなるはずです。

 

 

決算書を確認する

会社の経営状態を確認するには、決算書を確認します。

決算書とは損益計算書(PS)・貸借対照表(BS)・キャッシュフロー計算書などのこと。正式には財務諸表と言います。

四半期決算や月次決算を行っている会社もありますから、決算書の中身を確認すれば今の会社の経営状態を知ることが出来ます。

この決算書の中の損益計算書に記載されている経常利益を見て、会社の状態を判断するのです。

 

中小企業は社員に決算書類を見せる必要が無い

では損益計算書を見てみましょう、と、言いたいのですが、残念なことに中小企業では決算書を社員に見せる必要が無いのです。

株式を公開している会社は決算を行うと、新聞やホームページ、株主総会などで発表しますよね。

「それなら今の勤め先も公開しているはず!」

だと考えて探しても、中小企業の決算書を見つけることは出来ません。

 

一応会社法第440条第12項には、原則として株式会社は貸借対照表の公開が必要だと書かれています。

つまり、決算書を全て見ることは出来ませんが貸借対照表だけは見ることが出来るのです。

一応ね。見ることが出来るとなっているのです、貸借対照表だけはね。

ただし、中小企業の場合は見せなくても特に罰せられることはありません。罰則がないのですから。

 

罰則がなければ見せてくれるわけがありませんよね。

 

IR情報は株式を公開している会社しか見られない

IRは企業が投資家に向けて発信している経営状況や財務状況と言った情報です。

株式を公開していればIR情報を発信していることも多く、見れば企業の経営状況が分かります。

ただ、中小企業だとほぼIR情報を発信していることはないでしょうね。

そもそも、社長=株主でしょうから、IR情報を発信する必要がありませんし。

 

経理に頼んで見せてもらう

と言うことで、中小企業の決算書を見る方法は2つ。

1つ目は信用調査会社に依頼して入手します。

有名なところでは、帝国データバンクでしょうか。

信用調査会社からの依頼を企業が断ることはほとんどありません。

理由は簡単で、売掛金が発生している企業が信用を確認するために利用するからです。

といっても、まれに断る会社もあるようですが…。

会社の経営状態を把握するのに、信用調査会社まで使う必要があるかと言われると、それは個人の価値観次第です。

 

もう1つの方法は経理に頼んで見せてもらうことです。

これが一番確実。

ただし、会社によっては見せてくれないことがあります。

不安を与えたくないとか、社員が見るものじゃないとか様々な理由で。

見せてもらうにはある程度仲良くなっている必要があるかも、しれませんね。

 

見るべき数値は「営業利益」と「経常利益」

決算書を見せてもらえたら、「営業利益」と「経常利益」を確認しましょう。

利益には「売上総利益」「営業利益」「経常利益」「税引前当期純利益」「当期純利益」の5つがあります。

売上総利益は売上高―売上原価なので、商品を販売して稼いだ利益です。

営業利益は売上総利益から経費を引いたもの。

つまり、会社の本業によって稼いだ利益になります。

経常利益とは営業利益に営業外収益を足して、営業外費用を引いたものです。

株の売買や手形の値引きなどの費用、言い方を変えれば副業の収支ですね。

税引前当期純利益はそのまま、税金を納める前の利益。

当期純利益は最終的に稼いだ利益になります。

 

利益が沢山あってややこしいのですが、見るべき利益は「営業利益」と「経常利益」です。

営業利益は本業が儲かっているかどうか、経常利益は会社が本当に儲かっているかどうかを判断することが出来ます。

 

営業利益がマイナスで経常利益がプラスだとしたら、副業で儲かっていることになりますよね。

副業で儲かっているとなると、ひょっとすると不採算部門は切り捨てられるかもしれません。

 

営業利益や経常利益がマイナスだとしたら、先月や前期の数値を確認してください。

ずっと赤字、もしくは下がってきているならかなり危険。

今期だけ赤字なら、なぜ赤字なのかを調べる必要があります。

 

競合や市場の状況は営業か取引先に聞く

赤字でも黒字でも、今後の予測は営業か取引先に聞くのが一番です。

新聞やニュースから予測することもできますが、市場の最前線に出ている営業の情報ほど信頼できるものはありません。

また、下請けや取引先の情報もかなり正確です。

営業は色々な場所から情報を点で集め、みんなで持ち寄ることで線にして将来の予測を立てています。

(※立てているはずです。)

今後どうなっていきそうなのかは、出来る営業に聞くのが確実です。

 

会社に将来性が無ければ転職を考える

利益の状況を確認し、営業から見通しを聞いて勤め続けるか転職するかを判断しましょう。

もし、赤字が続いていて将来の見通しも暗いようであれば、転職を考えるべきです。

赤字に落ち込んだとしても、今度の対策が取れているのなら様子を見てもいいでしょう。

 

大切なのは、赤字だから今すぐ辞めようとはしない事。

会社は赤字でも倒産しません。

今後どうなっていくのか、2年3年先の将来を見ることも大切です。

 

例えば、10数年前は職人が必須だった木型製作も、今は加工機の性能が上がって必ずしも職人がいる必要は無くなりました。

さらに3Dプリンターが出来たことで、今度は木型の需要そのものが大幅に減ってきています。

となると、今後どう差別化をしていくのか、それとも違う仕事を始めるのか、考え方次第で生き残れるかどうかが変わってきますよね。

 

営業利益や経常利益を見るのは、今日までの会社の成績を確認し、今後どうなっていくのかを判断するためなのです。

その結果、会社に将来性が無いと思うのなら、転職を考えればいいのです。

 

決算書を見せてくれない会社は辞めた方が良い

経理や社長が決算書を見せてくれない会社は、辞めた方が良いですよ。

理由は簡単で、会社の現状と将来性が判断できないからです。

 

決算書は言い方を変えると会社の成績書です

へんな言い方ですが、小学校の通知表みたいなものですね。

 

つまり、一生懸命努力して営業してきた結果が決算書には書かれているのです。

その結果を社員が知らないというのは、おかしな話だと思いませんか?

 

課題があるのなら社員全員で共有しないとどこかで行き詰ります。

数値が分からなければ、現状を理解することもできません。

現状が理解できないということは、突然仕事を失う可能性もあるということです。

 

少し乱暴な言い方ですが、決算書を見せてくれないのなら、転職をお勧めします。

 

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