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転職と働き方を考えるブログ

「人手不足の仕事を辞めたいのに辞められない」ときの辞め方

人手不足で仕事を辞めにくい

人手不足の仕事を辞めたいのに辞められない。そう悩んでいる方は大勢います。

なぜ辞められないのでしょうか?

原因は日本の就職が「仕事」に就くのではなく、「会社の一員」になることだからです。

そのため辞めるときに、

  • 辞められると後が困る
  • 人がいないから大変になる
  • 代わりが見つかるまで働いてほしい

などと言われると残された仲間のことを考えてしまい、辞めたいのに辞められないという状況になります。

あまりの忙しさに疲弊した仲間の顔を見ると、尚更辞めにくいと感じてしまいますよね。

ですがそんな辞めにくい会社でも、きちんとした手順を踏めば辞めることができます。

「辞めたいのに辞められない」と悩んでいる方に必要なのは、「絶対にやめる」という決意です。

この記事では、そんな辞めにくい職場を辞める方法について紹介しています。

人手不足の会社をスムーズに辞める方法

最初に人手不足の会社を辞める方法について説明します。

上司に伝えるタイミング

上司に退職の意思を伝えるのは、なるべく忙しくない時期や時間を狙います。

そして「お話したいことがありますので、少しだけお時間をいただけないでしょうか」と、アポを取ってください。

もし「どうした?」と聞かれたら、「ここではちょっと」とでも言ってお茶を濁しましょう。

なかなか上司と話すタイミングがない方は、メールで連絡をしてもかまいません。

ーーーーーメールの例文ーーーーー

〇〇課長
お疲れ様です。▲▲です。
今後のことでお話したいことがございます。
お手すきの際にお時間をいただけませんでしょうか。
お忙しい中恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

時間を作ってもらえた<ら、退職の意思を伝えてください。

退職は「相談」せずに「報告」する

上司に退職の意思を伝えるのには、いくつか押さえるべきポイントがあります。

  • 退職日を明確に伝える
  • 会社への不満や愚痴を言わない
  • 退職理由は「個人的な理由」にする
  • 後任を手配する猶予を設ける

上司への伝え方は次のようになります。

「今まで大変お世話になりましたが、一身上の都合により〇月〇日で退職します。」

このときの月日は後任を手配する猶予を設けるために、1カ月後か2カ月後の締め日にしましょう。

そして絶対に「会社への不満や愚痴」は言ってはいけません。

恐らく退職理由を聞かれるはずですが、答える必要はありませんので「一身上の都合」と伝えれば十分です。

もし回答に困るようなら「プライベートなことなので…。」とでも伝えればいいでしょう。

また退職日について上司が交渉してきた場合は、可能な範囲内で応じてください。

あまりにも頑なに「〇月〇日です!」と言い切ると、相手の心証を悪くしてしまいます。

引き留められたらどうするべきか

人手不足の仕事だと、退職を思いとどまるように言われるかもしれません。

次に引き留められたときの対処法を紹介します。

必要な人材だと言われた

「会社にとって君は必要な存在だ」と、引き留められれば誰だって悪い気はしません。

ですがここで受け入れてしまっては、人手不足の会社に逆戻りします。

必要とされると嬉しいものですが、なぜ退職を決意したのかを考え、意思を曲げないようにしましょう。

回答としては、「ありがとうございます。しかし辞める意思は変わりません」と、伝えてください。

待遇の改善を打診される

退職を止めるために、「給与を上げる」「残業をなくす」「昇進させる」といった待遇の改善を打診されることがあります。

これを受け入れてしまうと、やはり人手不足の会社に逆戻りです。

また引き留める材料として使われる「待遇の改善」は、口約束で終わることもあります。

なので「ありがとうございます。しかし辞める意思は変わりません」と伝えましょう。

引継ぎが終わるまで続けてほしいと言われる

会社によっては社内規定で「引継ぎをすること」を、義務付けているケースもあります。

そのため「引継ぎが終わるまでは働くように」と、言われることがあるようです。

ここで勘違いしてほしくないことは、引継ぎは必ずしも「人(後任)」にする必要はない、ということ。

担当していた業務内容をまとめた「引き継ぎノート」を作成することで、引継ぎの義務は果たすことができます。

後任が決まるまで待ってほしいと言われる

後任が決まるまで待ってほしいと、言われることもあります。

ですが退職日を伝えた際に、1カ月から2カ月の猶予を設けています。

応じられる範囲で調整するのは構いませんが、あまりにも長いと退職できないので、期間を区切ってください。

この場合は「退職日まで2カ月ございます。私としても退職後の予定がありますので、それ以上延ばすことはできません」と伝えても構いません。

脅してくる

一番対応に困るのが、脅してくる場合です。

  • 会社に迷惑をかける気か
  • 残された人のことを考えたことがあるのか
  • 損害賠償を払ってもらう
  • 引継ぎが終わるまで退職は認めん

民法627条で退職の自由が定められているので、退職の意思を示してから2週間で辞めることができます。

また会社が従業員に損害賠償を請求できるのは、相当例外的なケースだけです。

そのため、たとえ脅されたとしても「なんと言われようと、〇月〇日で退職します」と、答えれば十分です。

 

・・・ですが実際に脅されると怖いですよね。

理屈では分かっていても、一人で対処することは難しいと思います。

この場合は話をする相手を上司から人事部や社長など、別の人に変えてみてください。

それでもダメなら、労働基準監督署に相談しましょう。

荒業としては「退職届」に2週間後の退職日を書き、内容証明郵便で会社に送付する方法もあります。

ですがこれは、労働基準監督署に相談しても解決できなかったときの、最終手段にしてください。

 

同僚との関係が気になるときは

退職するときに、できれば避けたい人間関係のいざこざ。

人手不足で忙しい職場だと、同僚の目も気になりますよね。

そこでここでは、人間関係のいざこざを最小限に抑えるためのポイントを紹介します。

退職は自分の口からは伝えない

退職を決意しても、基本的に自分から「退職します」と話をしてはいけません。

なぜなら、話をすることで逆に混乱が生じたり、業務に支障が出たりするからです。

引継ぎの相手や仕事でかかわっている人には、上司を通して知らせるようにしてください。

もし上司が動いてくれないのなら、引継ぎの相手や仕事でかかわっている人に、自分から話すしかありません。

ですが自分から話すときは、周りに広がらないよう十分注意してください。

退職を喜んだり、転職先の自慢をしてはいけない

人手不足の仕事を辞めるのですから、「なんであいつだけ」というやっかみが少なからずあるはずです。

それなのに退職を喜んだり、転職先の自慢をしたら火に油を注ぐようなもの。

下手をすると全員から白い目で見られてしまいます。

それを避けるためにも、常に謙虚な姿勢で、滞りなく引き継ぎを進めることに全力を注ぎましょう。

最終日には全員に挨拶する

最終日には全員に挨拶をしてください。

難しく考える必要はありません。

「お世話になりました。ありがとうございました」

そう感謝の気持ちを込めて、伝えるようにしましょう。

 

人手不足はだれの責任?

人手不足は会社の責任です。

「人を採用するのは人事部でしょ?」

そう思われるかもしれませんが、人員の補充や採用は会社の方針に沿って行われます。

各部署の長が「人を入れてくれ」と頼んだとしても、会社がそれを認めなければ採用されることはありません。

ついでに言うと「募集をかけても人が集まらない」のも会社の責任です。

人手が不足し仕事が忙しくて従業員が疲弊しているような会社に、人が集まるわけがありませんよね。

そうしたのは「会社」ですから、従業員が「人手不足で辞めたくても辞められない」と責任を負う必要はありません。

 

責任を勘違いしない

「私が辞めると同僚が困る」

これは事実かもしれませんが、考え方が間違っています。

確かに人手不足の会社で誰かが辞めてしまえば、その分周りが忙しくなります。

ですが人手不足を解消し、職場の環境を改善するのは会社がやるべきことですし、責任は会社が負うべきです。

人手不足で終わらない仕事を従業員がカバーして限界まで働くのは、明らかに間違っています。

「人手が足りないから今いる人員でカバーするしかない」

と、いうのは会社の都合であって、従業員が負うべき責任ではありません。

「人手不足が原因で仕事を辞められない」というのは、従業員が責任を勘違いしているとも言えるのです。

 

会社が潰れたらどうするんだ!という勘違い

「人手不足をカバーしないで、会社が潰れたらどうするんだ!」

そういう声が聞こえてきそうですが、これも気にする必要はありません。

もちろん人手不足が一時的なもので、すぐに解消されることが分かっているのなら、協力して乗り切ることも必要です。

ですが慢性的な人手不足で一向に解消されないのなら、従業員が人手不足をカバーする理由はありません。

仕事は生活を豊かにするための手段です。

慢性的な人手不足で仕事量が増え、休みもなく毎日仕事をするだけで心身ともに疲弊していく生活が、豊かだと言えるでしょうか。

その結果たとえ会社が存続できたとしても、そこで働く従業員が幸せになれるとは思えません。

なので会社が人手不足を解消できず、従業員を疲弊させるだけなのであれば、潰れても仕方がありません。

ましてやその責任を、従業員が負う必要など微塵もないのです。

 

次の仕事の探し方

無事退職出来たとしても、生活していくためには働かないといけません。

効率よく次の仕事を探すには、ハローワークなどと並行して転職エージェントにも相談することをお勧めします。

理由は次のグラフにあるように、転職エージェントに求人を出すことが一般的となってきているからです。

事業規模別転職者の募集方法
これは、厚生労働省の「平成27年転職者実態調査の概況」の中の資料をグラフにしたものです。

見ていただくと分かるように、企業規模が大きくなるほど民間の職業紹介機関を利用しています。

つまり求人情報を効率よく集めるには、ハローワーク・民間の職業紹介機関・求人雑誌など全てを利用することが大切です。

また転職サイトや転職エージェントにでた求人は「非公開求人」になることが多く、サービスを利用しないと求人を紹介してもらうことができません。

サービスを利用するのに抵抗があるかもしれませんが、転職エージェントでは転職に関わる全てのことをサポートしてくれますから、求人情報を得る以外でも大きなメリットがあります。

転職エージェントがサポートしてくれるのは、大きく分けて次の6つです。

  • キャリア相談
  • 求人の紹介
  • 履歴書や職務経歴書の添削
  • 面接対策
  • 面接のセッティング
  • 給料交渉

求人を紹介してもらえるうえに、サポートまでしてもらえますから、利用する価値は十分にあると言えるでしょう。

 

おすすめの転職エージェントはリクルートエージェントです。

転職エージェント最大手といわれ、大企業の関連会社など業績が安定していて待遇の良い求人が多く、質も高いことで評判です。

担当になるキャリアコンサルタントにより対応に差が出てしまうのが玉に瑕ですが、それはどのエージェントでも同じこと。

それよりも、大手ならではの経験と実績からくるアドバイスはすごく参考になります。

非公開求人の取扱数も「業界最大」と言えるほど豊富で、求人の質だけを考えても登録する価値のある転職エージェントです。

登録はこちら⇒リクルートエージェント

 

最後に

「人手不足の仕事を辞めたいのに辞められない」ことについて色々書いてきましたが、まとめるとこういうことです。

  • 辞める会社に気を使う必要はない
  • 辞めたいならいつでも辞めることが出来る

会社に気を使って限界まで働く必要はありません。

人手不足で忙しくても「辞めにくい」などと考えず、自分の幸せを最優先に行動してください。


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