残業が少ない会社に転職する方法。求人票の嘘に気を付けろ

長時間労働が社会問題になり、政府が働き改革に乗り出すなど、サラリーマンを取り巻く環境が目まぐるしく変わっていきそうです。

さて、プライベートを重視する人にとって残業が多い会社は本当につらいもの。

企業にとっても残業台はコスト以外の何物でもないため、出来れば残業なしが望ましいのです。

ところが、日本の雇用制度の弊害か、はたまた顧客の要求がおかしいのか、正社員はなかなか残業ゼロとはいきません。

特に営業や販売職にみられる「みなし残業」が課せられる職業は、残業時間が多くなりがち。

人によってはひたすら残業に追われる毎日を過ごしているのです。

さて、残業するのがある意味当たり前だった日本ですが、どの職業も残業が多いものなのでしょうか?

結論を先に言うと、そんなことはないのです。

小売りや営業、販売やサービス業、外食産業は残業が多い傾向にありますが、事務職や経理、工場勤務は比較的残業が少ない。

また、企業によっては本気で残業ゼロに取り組もうとしているところもあります。

つまり、残業の少ない企業に転職したいと思うのなら、きちんと業種や職種、企業文化を見極められれば、残業付き10時間以内も可能なのです。

この記事では、転職で残業の少ない企業に就職する方法を紹介します。

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残業が多いのには理由がある。求人票の嘘に気を付けろ

最近は長時間労働やブラック企業が話題になることも多く、政府も働き改革を打ち出していることから、少しずつ求人に記載される情報もましになってきている気がします。

あくまでも気がするだけで、実はまだまだ求人票には「嘘」が多いのです。

と言うのは、求人票に「残業なし」や「残業少なめ」「月〇時間以内」と書いてあっても、実際に入社すると残業だらけだというのはよくある話。

ぼくが入社した企業も、月20 時間と書いてありながら、実際には100時間以上残業したこともあります。

また、生産性の低い会社が多いのも残業が多い原因の一つ。

そして生産性が低い理由は「生活残業をする人がいる」「結果ではなく過程で評価する」「残業=頑張っているという勘違い」などがあるから。

生産性が良くなれば売り上げや利益が増えるのですが、給与に直接影響してこないので、生産性を上げようという考えすら、ないのかもしれません。

もう一つ理由があって、それは「副業や兼業」が禁止されていること。

一度社員として入社すると、副業や兼業が許されていないので、生活費のほとんどを企業からの給与に頼ることとなります。

すると、当然ですがいきなり解雇になったり、退職すれば生活に困ったりすることになるのです。

そんな社員の事情を良く知っている悪い社長は、入社させてしまえばなかなか辞めないことを逆手にとって、「残業なし」と嘘の求人を出すことさえあるのです。

こういった情報は求人票を見ただけでは分かりません。

求人票に書かれている情報や面接で言われた事を鵜呑みにするのではなく、色々な角度から企業の情報を集めることが、残業の少ない企業に転職するためには必要となってくるのです。

「みなし残業」は避ける

みなし残業が設定されている企業への転職はお勧めしません。

みなし残業は、残業が少なければ少ないほど従業員が得をする制度。

逆に言えば、残業時間が長ければ長いほど損をするのです。

ぼくの友人にみなし残業が設定された営業をやっている方がいますが、毎日22時まで仕事を繰り返し、徹夜も休日出勤もしたのに残業代が増えなかったと嘆いていました。

「みなし残業」とはいえ極端に残業時間が多ければ、残業代を支払わないといけないのですが、実際には支払われないことがほとんど。

請求しようにも、いきなり仕事が無くなるリスクを考えると請求できないのですよね。

「みなし残業」を避けるというのは、こういった理由からです。

また、小売りや外食産業も、残業したくないのであれば避けるべきです。

一時話題になった「名ばかり店長」もそうですが、短期間で管理職(店長)に昇進させ残業代ゼロでこき使われることになりかねません。

これはぼく自身の話ですが、店長をやっていた時期の手当は「店長手当15000円」だけ、残業代は一切つきませんでした。

ちなみに、残業は1日最低2時間、多ければ4時間~6時間。

それを毎日行っていたのですから、残業代として考えれば15000円だと少なすぎますよね。

「名ばかり店長」が問題となり、改善されたと思うかもしれませんが、実際には何も変わっていません。

矛先が自社に向かわない限り変わらないのです。

さらに言えば、営業になるのもおすすめしません。

営業はまず間違いなく顧客に振り回されます。

「明日朝10時から打ち合わせをする」からと、定時以降に電車に乗って移動したり、客先周りが終わってから事務処理をして帰宅は22時以降になったりすることが当たりまえ。

出張が多ければ、移動時間も宿泊日数も多く、しかも残業として認められないのでかなりつらいです。

残業の少ない仕事は「事務職」「工場」「ルート営業」

これ、本当です。

事務所は間違いなく残業が少ないのです。

総務や一般事務、経理は毎日の作業はほぼ決まっているので残業になることが少ない。

営業のようにノルマや顧客の管理に追われ、トラブルに振り回されることもなく、自分のペースで仕事を進めることが出来ます。

ぼくは一時期経理をやっていましたが、本当に残業はゼロでした。

それどころか、日中に何の仕事をやろうかと悩んだほどです。(特殊かもしれませんが)

とは言え男性で事務職に就くのはなかなかハードルが高いのも現実。

経理であれば、資格があれば比較的採用されやすいのですが、一般事務に就職することはかなり難しいでしょう。

それに、一般事務や経理は派遣社員で補うこともできるので、男性が正社員として就職するにはかなりハードルが高いと言えるでしょう。

もし経理として働きたいのであれば、簿記2級を取得して企業ではなく税理士事務所や会計事務所を狙うのも手です。

ぼくは簿記2級を取得し、経理未経験なのに税理士事務所から内定をもらったことがあります。

それも30代で。

このことからも、男性だからと事務職を諦めるのではなく、頑張ってみる価値はあると言えますよね。

工場は1日の仕事量が決まっているため、比較的定時に上がりやすい。

特に大手の工場は管理がきちんとしているので、ほぼ定時で帰宅できます。

企業によっては納期に追われて残業が多くなることもありますので、事前の情報収集は必須です。

派遣や期間工を募集する工場も多くありますし、正社員登用制度を設けているところもありますので、利用するのも一つの手です。

ルート営業も訪問する客先が決まっている分、早く帰宅することが出来ます。

とは言え営業ですから、ところどころで新規獲得に動かないといけないでしょうし、トラブルが起これば対応に追われる可能性もあります。

仕事をルーチン化しやすいのがルート営業の良いところではあるのですが、ある程度の残業は覚悟するべきかもしれません。

ただ、営業の中でルート営業は残業が少ない部類に入ります。

転職エージェントに相談して情報を集めよう

実際に残業が少ない企業を探すには個人の力だけでは限界があります。

そこでお勧めなのが、転職エージェントを活用することです。

転職エージェントはあなたの企業にあった求人を紹介してくれるので、「残業が少ない企業」と伝えれば、残業の少ない企業を選んで紹介しれくれます。

1人で求人票とにらめっこしながら選ぶのはかなり大変ですが、転職エージェントに依頼すれば、その手間を省くことが出来ます。



転職エージェントのお勧めはマイナビエージェント です。

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