
「転職したってどの会社も同じ」とか、「嫌な奴はどの職場にもいる」って言われる事良くありますよね。
そんな中途半端で転職するようじゃ「どこの会社に行っても続かない」とかね。
はっきり言って大きなお世話なのですが、人に言われると何となく「そうなのかな?」って思いませんか。
「どの会社に行っても同じ」なら「今の会社にいた方が良いのか」って思いますよね。
「どの会社に行っても同じ」と言う人は他を知らない
「どの会社に行っても同じ」「どこも同じ」と言う人は間違いなく今の勤め先しか知りません。
自分がどこにも行ったことがないから同じだと思いこんでいるのです。
もしくは、あなたの事を心配して言っているのだと思います。
ぼく自身何回か転職を経験していますが、はっきり言います。
勤め先が変わればすべてが変わります。
それこそ今後の人生が180度変わるくらいのインパクトがあります。
どの会社に行っても同じ、どの会社に行っても嫌な奴がいる、どの会社に行っても続くわけがない。
この言葉の信憑性はゼロです。
もし転職を経験した方が言っているのなら、その人がたまたま「同じ」だっただけでしょう。
そうじゃなければ、自分が知らないことをやろうとしているあなたが羨ましいのです。
この言葉に続く言葉は一つしかありません。
だから辞めときな
そう言いたいのです。
本気で心配してくれる人には申し訳ないのですが、大多数の人は自分と違うことをやろうとする人が羨ましく、輝いて見えます。
なので「どの会社に行っても同じ、だからやめろ」「どの会社に行っても嫌な奴はいる、だからやめろ」「転職したって続くわけがない、だからやめろ」というのです。
一言でいえば「私の知らないことをやるな」と言いたい、ほかを知らないから「先に知られるのが悔しい」のです。
もちろん本気で心配してくれる家族や友人もいます。本気で心配してくる人は「なぜ辞めたいのか」を深く、きちんと聞いてくれるはずです。
「どこも同じだよ」などとすべてを一括りにした言葉を、相手のことを本気で心配している人が簡単に言うと思いますか?
会社が変わればすべてが変わる
転職して会社が変われば全てが変わります。
今後の人生がすべて変わってしまうくらいのインパクトがあります。
なので「どの会社も同じ」と言うことは絶対ありませんし、嫌な奴が「どの職場にもいる」こともありません。
「どこに行っても続かない」かどうかは本人次第です。
考えてみれば当たり前ですよね。
会社が変われば働き方も働く人も、働く場所も、働く時間も変わるのですから。
転職前とは全く違った環境、違った仕事、違った生活になります。
大切なのは転職に目的を持つ事
大切なのは転職した結果良い方向に変わったか、悪い方向に変わったかです。
何も考えずに勢いだけで転職すれば、大抵悪い方向に変わります。
仕事の内容が今以上にきつくなるかもしれませんし、残業時間が増えるかもしれません。
休日出勤が多く、休みがほとんど取れない可能性もあります。
人間関係が今よりもうまくいかなくなり、悩みが絶えなくなるかもしれませんし、下手をすれば給料が下がってしまうかもしれないのです。
「こんなはずじゃなかった」という事態を避けるためにも、転職をするときは本当にやりたい仕事に就きたいとか、キャリアアップしたいとか、目的を持って転職するべきです。
勢いだけで転職して散々苦労したぼくが言うのだから間違いありません。
目的のない転職は宙ぶらりんのまま時間だけが過ぎて行って、「もうここで良いや」と中途半端に就職することになりかねません。
中途半端に就職先を決めると「ほら、やっぱり同じだったでしょ」と言われてしまいます。
目的のない転職は「前のほうが良かった」「全然変わっていない」「やっぱり嫌な人がいた」と、ネガティブなことばかり考えてしまうものですから。
相談は身近な人よりプロにする
転職を考え始めると誰かに相談してアドバイスをもらいたくなります。
ただ最初に言ったような、他を知らない人やあなたを大切に思っていない人に転職の相談をしても時間の無駄です。
理由は簡単で、
- 転職経験がなければアドバイスはできない
- 周りに言いふらされる可能性がある
- 妬み・やっかみを生みやすい
からです。
転職の相談をするなら「どこも同じ」と言う人はやめましょう。
心配してくれる優しい人は大勢いると思いますが、その人たちのアドバイスは「どこも同じだからやめときな」です。
信頼できる家族や友人に相談しても、悩みはすべて聞いてくれますが結論は出ないでしょう。
この理由も簡単で、
- 求人の紹介ができない
- 心配のあまり「よく考えな」としか言えない
- 生活費が心配で「辞めないで」と言ってしまう
からですね。
心から心配してくれる優しい人達ですが、転職に関してははっきりとしたアドバイスができないでしょう。
そこまで言うなら次の仕事を探してみたら。
この言葉が精いっぱいのはずです。
また転職の相談を身近な人や職場の同僚にすると、あっと言う間にうわさになることがあります。
うわさになるのが一番危険です。
「転職を考えているらしい」といううわさだけで、辞めざるを得ない状況に追い込まれる人も実際に大勢います。
相談したいなら、家族だけにしましょう。
転職ついて参考になるアドバイスが欲しければ、ハローワークか転職エージェントに相談した方が役に立ちます。
情報だけほしいのなら、転職サイトに登録するのが良いでしょう。また転職について書かれたブログを読んでもいいかもしれません。
もし転職を経験した人が身近にいても、他の人に話されたら困るから相談しにくいですし、ハローワークに行くのも在職中だと難しいかもしれません。
転職エージェントは登録すると数時間から数日で面談日程の連絡が来ます。つまり登録した時点から転職活動が始まってしまうのです。
まだ転職するかどうか悩んでいて、情報だけがほしいのなら転職サイトに登録するのがいいですね。
悩み相談はYahoo知恵袋を利用してもいいかもしれません。
転職する前に今の会社で改善出来ないか考える
実際に転職へ向けて動き出す前に、今の会社で悩みを解決する方法はないか考えてみてください。
転職は意外とハードですし、想像以上にお金がかかります。
次の職場が見つかるまで何十社も面接を受けないといけないかもしれません。
働きながら次の仕事を探すとしても、メリット・デメリットがあります。
実際に転職活動を始める前に、なぜ今の会社がいやなのか、転職をすることで何をどう変えたいのかを紙に書き出してください。
次に嫌だと思っていることが今の会社で解決できないのかを考えましょう。
どうしても今の会社では解決できないのなら、転職活動を始めるべきです。
ただまぁ、勢いだけでいきなり転職しても苦労はしますがなんとかなります。頑張ればね。
最後に
会社が変われば環境がすべて変わります。
今まで中堅だったとしても、一番下になるかもしれません。
部下に指示を出していたのが、自分で全てやらないといけないかもしれません。
ずっと営業周りをしていたのに、工場で物を作るようになるかもしれません。
その環境の変化は刺激的で面白い物ですが、中途半端な考えで転職をすると大抵悪い方向に転がります。
刺激が強すぎて心が壊れるかもしれませんし、こんなはずじゃなかったと後悔するかもしれません。
転職をするなら目的を持って、中途半端な転職は必ず後悔することになりますよ。