介護職から営業職に転職!収入アップでより良い状況に!

私は高校を卒業した後に専門学校に進学して、介護の国家資格を取得しました。

特に人に自慢できることもない普通の男で、学力も普通だったので何か資格を取得して少しでも安定した生活ができればと介護職を希望したのです。

介護職を選んだ理由は、高齢化社会の問題から介護需要の高まりが新聞で扱われていて、もしも職を失うようなことがあっても豊富な求人が期待できるので慌てなくて済むと思ったから。

予想通りに資格取得後はいくかの職場からすぐに内定をもらえたので、自分のいきたい職場を選ぶことが出来たのです。

収入面を考え要介護度の高い高齢者が集まるような施設を選び、介護職としてのスタートをきったのです。

仕事では、肉体労働はそれ程苦でもなく、普通にこなす事ができましたし、若かったので夜勤もそれほど大変ではありませんでした。

最初の頃は戸惑う事もありましたが、すぐに慣れて毎日淡々と仕事をこなしていました。

国家資格を取得していたので、働き始めてすぐに相談員の肩書ももらえました。

施設で書類上の人数を満たすためにつけられたようにものでしたが、このこと自体に特に不満はありませんでした。

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友人との収入の差にショックを受ける

ある時高校の同窓会に出席したのですが、その時聞かされた友人の収入と自分の収入との差にかなりショックを受けました。

自分の収入があまりにも少なかったのです。

労働時間も明らかに私の方が多いのに、友人の方が多くの収入を得ていることを知り、腹立たしい気持ちにさえなったのです。

その事が影響して仕事にも不満を感じるようになってしまい、収入が少ないのに親族の方でもしないような世話までしている自分にやりきれなさを感じていました。

また、高齢者の方の要介護度が高い事も影響していたのか、噛まれたりする事も珍しくはなく、それでも手を離したりすると怪我をさせる危険性があったので、青あざになりながらも耐えて仕事をしていたのです。

これ程までに高齢者の世話を真剣に行っているのにも関わらず、利用者の家族はお金を出している事を理由に無茶な要求をしてくる事もあって、それが精神的なストレスを加速させていました。

このままでは心身にも大きな影響を及ぼしてしまうと思い、ついには転職を検討するようになったのです。

同業種での転職も検討したが、友人の話で異業種を目指すことに

職場の環境が悪いと感じた事もあったので、同業種のほかの職場への転職も検討しましたが、同じ学校を卒業した友人の話を聞くと、どこも似たり寄ったりでこれならば異業種を検討した方が良いと思いました。

とは言え介護職しか経験がなく他の仕事がどのようなものか全く分からなかったのです。

転職を成功させるには求人数の数も多く、いくつも応募できるような職種の方が良いと考え、求人が多い職種を探した結果、営業職で求人を探し始めたのです。

必須の資格がなく未経験でも歓迎する記載が目立ち、これならば私にもチャンスはあると思ったのですが、実際には苦労の連続でした。

書類選考がある求人が多く、ほとんど書類選考で落とされたのです。

落とされるかもしれない書類をひたすら書く日々は本当につらかった。

書類選考を突破しても面接で営業職は思っているよりも辛い仕事だと強調され、面接官から覚悟を問われるとつい自信のない返事をしていしまったので採用される事もなく、いつまでたっても内定をもらうことが出来なかったのです。

仕事を辞めてから転職活動に専念することもできましたが、収入が無くなってしまうことが怖かったので、働きながら仕事を探すことにこだわっていました。

助成金制度のある求人に応募

それでもいつまでたっても結果が出ないのは、本当につらかったのです。

もう諦めようか。

そう思ったときに、ハローワークで助成金制度のある求人を紹介されました。

それは未経験業種における助成制度で、企業側に多くの助成金を支払うような制度だった事を覚えています。

半年程の試用期間があり、その期間も正社員待遇で仕事ができるため未経験の私にも良い制度で、これを利用すれば採用してもらえる可能性もあると思えました。

また、正式に企業が採用する事で企業側にさらに多くの助成金が支払われる制度だったので、試用期間後に正社員として採用される可能性は高く、この点もこの制度を利用しようと思った理由です。

制度を利用するには特殊な履歴書の作成が必要だったのですが、専門のコンサルタントの方が相談にのってくれたので苦もなく作成する事ができました。

問題はこの制度を利用した求人を出している企業があるのかでしたが、運良く営業職を募集している求人を見つける事ができ、すぐに応募する事にしました。

すぐに面接などが行われ、それ程満足できる受け答えができたかは分かりませんが、とんとん拍子で採用が決まりました。

これまでの苦労が嘘のように簡単に採用されたので本当に夢のようで、心の底から嬉しかった覚えがあります。

転職サイトを利用したけど良い結果は得られなかった

活動においては職業安定所や求人サイトなどを活用していましたが、求人サイトに関しては、求人数は豊富でもそれ程の良い結果を得られず、最終的には職業安定所の助成制度を利用しました。

でも、助成制度は知らないと利用できない方法とも言えます。

職業安定所にこまめに通っていたのが良かったのか、相談員の方ともそれなりに交流していたのが良かったのか、比較的早く助成制度を知ることが出来ました。

なので、情報収集のためにも職業安定所などにはこまめに通った方が良いかもしれません。

私は地方に住んでいますが、営業職の求人は豊富でそれなりに多くの求人に申し込みました。

しかし、書類選考止まりで中々面接までいかなかったことを考えれば、出来るだけ書類選考のない求人に申し込めばよかったなと後悔しています。

豊富な求人の中でもいつまでも掲載されているような求人には手を出さなかったので、この点もいつまでも成功しなかった理由かもしれません。

しかし、いつまでも求人を出している企業は広告目的であったり、入れ替わりが激しく離職率が高い職場だったりするので、意識的に除外していました。

実際に応募しなかったため、真偽は分かりませんがこれから活動される方は長期間募集している求人は、ブラック企業が多いことを知っておいてください。

最後に

転職して営業職になりましたが、最初の内は慣れない業務に正直戸惑ったこともありました。

でも嬉しいことに、助成金期間中の試用期間は企業側にも損がないためか、丁寧に優しく仕事を教えてもらう事ができました。

異業種に職を変える不安感もあったので、意外なほど待遇が良かったことは、助成制度のある求人を利用して本当に良かったと思っています。

試用期間中にある程度の仕事を覚え、新規で仕事を取る方法を覚えて成果も出せるようになっていたので、その後は正式に採用してもらい今でも仕事を続けています。

流石に試用期間中のような優しい対応はなくなり、ノルマに追われる日々ですが成果が出せれば収入も介護職のころと比較にならない程多くもらえるので、かなり満足です。

仕事に不満を感じ、介護職から異業種への転職を考え行動したのは、間違いじゃありませんでした。

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