悪天候でも学校や仕事に行く人たち。大雪大雨は休む理由にならないのか

もうね、雪が降ったら休みでいいよ。
大雪が原因で電車が止まり、駅前にあふれかえる人並みや、立ち往生した車、滑って転ぶ学生を見るとかわいそうになります。

そんなわけで、今日(2016年1月18日)はすごく久しぶりに雪が降りました。
長野市内だと今シーズン初めて積もったんじゃないかな。

雪が降るととにかく大変なんです。
朝5時から起きて(妻が)雪かきをしないといけません。
出勤時間もいつもは7時半に出るのが、6時過ぎには出ないと間に合わないほどなのです。

その上スリップ事故が多発しますし、転ぶ学生も大勢います。

もうね。
大雪や大雨の日に出勤や通学することは、ケガをしなさいと言っているようなもの。

いっそのこと、休みにしませんか?

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高速道路が通行止めなのに出張に出た後輩

「日本人て真面目だな」なんて思いません。

後輩が「取引先と約束がある」そうで、高速道路が通行止めになっているにもかかわらず、長野から滋賀方面へ出張に出ました。

長野から滋賀方面に向かうには、中央道を通るか、上信越道から北陸道を回っていく方法があります。

今朝8時頃の高速道路情報だと、雪の為中央道は更埴JCTから岡谷JCT付近まで通行止め、関越も通行止めになっていました。
長野駅から名古屋に向かう「特急あさま」も始発から運転を見合わせていたし、まともに動いたのは新幹線くらいだったんじゃないかな。

それに風もかなり強く、雪が横殴りで降っていたんですよね。
こんな日にわざわざ滋賀方面に出張する必要も無いだろう、と言いたくなるほどの悪天候です。

ちなみにこの日は東京でも雪が積もっています。
きっとお客さんも長野の状況は分からなくても、東京に雪が積もったと言うニュースは見ているはず。
なので「大雪で動けません」と伝えれば、無理して来いとは言わないでしょう。

そんな状況なのに、変な困難に立ち向かうのが大好きな部長が、「おい、東北周りで行くぞ」といいだします。
しかも大雪の重体にハマり、後輩がまだ出社していないのに「あいつはどこだ!」と叫びながら社内を探しまわる始末。

挙句の果てに、大荒れの天気の中車で出張に行きました…。

ぼくの感覚だと、大雪の中を長時間運転するのは危ないので、出張を止めるか延期させることが、上司の役目だと思うんだけどね。
積極的に危険な状況へ向かっていくのは男気か根性か、ただのバカなのか。
…たぶんただのバカだな。

キャンセル出来ないほど大事な予定なら、天気予報を見て事前に動くこともできたはず。
何しろ一昨日から大雪が降ると言われていましたから。
前泊で移動してもよかったのに。

高速道路が通行止めになるほどの大雪の中、「何が何でも行くぞ!」と言っている本人は格好いいとでも思っているんでしょうか?

ですが周りから見ればただのバカ。
匹夫の勇とはこういうことを言うんだろうな。

無理して出張に出て交通事故でも起こしたら、周りに心配と迷惑をかけ、待っているお客様にも心配と迷惑をかける。
「無事辿り着いたらラッキーだね」と、全社員が言うような状況で、無理して行くことに一体何の意味があるのでしょう。

関東方面は大変だったらしい

電話で神奈川県の会社に話しを聞いたところ、出勤時間を3時間すぎても、半分も人が来なかったらしいです。
雪になれていない場所なので、当然電車は止まります。
冬対策をしていない車は滑って動けなくなったそうです。
雪が降るといつも同じことを言っているような気がしますが、とにかく関東方面は久しぶりの積雪で、大変な状況だったようです。

普段は30分で出勤できる会社に、2時間かかってもたどり着けなかったとか。

駅は人であふれ、乗り捨てられた車が道路にあふれる。

とは言え関東で降った雪は5センチ。
最近は南の方がよく降るから、雪の備えをすればいいのに…とは思いますけど。

関東で雪が降るといつも次のように言われます。

「長野の方は雪になれているでしょうか、こっちは不慣れなんで。少しでも降ると大変なんですよ。」

確かになれているけど、準備しているかしていないかの違いでしょうに。
準備しとけが5センチの降雪なんて、なんてことはない。

思い出した2013年の大雪

今回の大雪で思い出したのが、2013年の2月に降った大雪。
ものすごい勢いで雪が降り積もり、高速道路どころか国道も雪で通行止めに!
高速道路・電車・国道など、全ての交通機関がマヒしてしまい、長野から出られなくなったことがありました。

あの時はコンビニからお弁当もパンも消えて、食料品が無くなるんじゃないかって言う恐怖があったな。
水と電気が止まらなかったのが、不幸中の幸いでしたね。

そんな中、超が付くほど真面目な社員のぼくは、車のタイヤが隠れるほどの雪だったのに出社。しかも遅刻もしないで(笑)

さらに思い出したのが、関係ない県にある大手自動車会社に言われた言葉。

物流が完全に止り、食料品さえも届かいない。
ガソリンスタンドからガソリンも消え、まさに陸の孤島になっていたときです。

当然商品の発送もできませんから、そのことを電話で伝えると…。

「明日届かないと困ります。そちらも大変でしょうが何とか持ってきてください」

そう言われました!

ガソリンも食料品もなく、交通手段は全て止まっているのに。
国が豪雪非常災害対策本部を設置するほどの事態だと言うのに、「なんとかもってこい」という大手自動車会社の社員様。

呆れると言うかなんと言うか。
言葉を失いますよね。

「ニュースで状況は把握しています。本当に無理なんですか?」

そんな事をいわれたなーと、しみじみ雪を見て思い出しました。
他人事だととんでもなく無責任なことを言えるんだなぁ。

商品持っていくくらいなら、食い物を持ってきてほしいわい。と、マジで思いましたね。

大雪が降ったら休みにしよう

と、言うことで雪が降ったら特別休暇にしましょう。
家から出ちゃダメです。
車を運転するなんて危なくて仕方がない。

その代わり家の回りの雪をきれいにかくこと。「大雪だ!皆一斉雪かきの日」と言う休日にしましょ。

これで遅刻を心配して雪道を暴走した結果事故を起こす車もいなくなるし。雪だからと普段より早く起きる必要も無くなる。

スリップが怖いのに出張に出る必要も無くなるし、意味不明なやる気を出す上司も、そのやる気を雪かきに向けることが出来る。

何より電車に乗れなくて駅や道にあふれる人がいなくなるのが良いよね。休みだって分かっていれば、JRものんびり除雪出来るでしょ。

良いアイディアだと思うんだけどなー。

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