忘れ物をしたことがありませんか?
忘れ物って不思議ですよね。どんなに気をつけていても、忘れるときは忘れてしまう。
本当に悪気はないのですが、忘れてしまいます。
どうしたら忘れ物をしなくなるのでしょうか。
この記事では忘れ物をする原因と、対策について紹介しています。
忘れ物をする原因
なぜ忘れ物をする原因は「緊張感がない」とか「だらしがない」といわれますよね。
でも忘れ物をする本当に原因は別にあります。
忘れ物をする原因は「意識しなくなる」から。
つまり「物との関係性が薄くなっている」ことにあります。
たとえば子供がプリントやお弁当箱を学校に忘れてくるのは、次の2つが原因です。
- 食べ終わったことでお弁当箱を意識しなくなる
- 親に向けたプリントとは本人と関係がないので意識していない
電車の中に傘を忘れるのも、普段持ち歩かないものだから。
つまり
- 使い終わった
- 自分には必要がない
- 他に意識が向いている
などの理由で「ものとの関係」が薄くなると、忘れてしまうのです。
忘れ物をしたときに「あれ?どこに置いたっけ?」と探すのが何よりの証拠。
関係が薄くなり意識しなくなることで、持ち帰ることだけではなく、置いた場所まで忘れてしまいますよね。
忘れ物を防止するには
忘れ物を防止するには、関係が薄くなる前に「必ず持ち歩く場所に移動させる」ことが効果的です。
たとえば、
- プリントならすぐカバンに入れる
- お弁当箱ランドセルに結びつける
- 財布や傘は鍵の傍に置いておく
など必ず使うものと一緒にする、あるいは傍に置くことで忘れにくくなります。
このときに絶対にやってはいけないことがあります。
それは「後回しにする」こと。
忘れ物しないために移動させるのに、移動させることを後回しにしたら結局忘れます。
「すぐにやる」
これが何よりも大切です。
その他の方法
忘れ物を防止する方法はほかにもあります。
- 置く場所、片付ける場所を決める
- 忘れ物防止タグを使う
- 目に入る場所に置いておく
たとえば片付ける場所を決めておけば、忘れ物をしづらくなります。
- 切符はズボンの右ポケット
- スマホは上着の左ポケット
- 書類はカバンの一番前
- 鍵は玄関の脇にかける
慣れるまでが大変かもしれませんが、習慣にするだけで忘れにくくなるものです。
子供の忘れ物の対処法
子供は興味のあることに意識が集中しがちです。
なので忘れ物をしやすい子もいます。
子供の忘れ物を減らすためには、子供自身に「なぜ忘れたのか」「どうすれば忘れないのか」を考えることが大切。
この時のポイントは「怒らない」こと。
親が怒りモードになると、子供は委縮して話さなくなります。
またきつく怒り過ぎると「忘れ物がばれたら怒られる」と考え、隠そうとするでしょう。
なので次の3つを冷静に、粘り強く話し合うことが大切です。
- 忘れ物をしたときどんな気持ちだったのか
- なぜ忘れ物をしたのか
- どうすれば忘れ物をしなくて済むのか
自分で原因と対策を考えてもらうことで、少しずつですが改善されていくはずです。
余談:上司にが取った忘れ物対策
最後に究極ともいえる「忘れ物対策」を紹介します。
これは当時の上司が、忘れ物をしないために取った方法です。
その究極の方法は、「部下にすべて持たせる」こと。
「おれは絶対に忘れるからお前が全部もて」と、部下に丸投げするのです。
この効果は凄いですよ。
本人は絶対に、何一つとして忘れ物をしません。
ただし「荷物を持たせた相手」が忘れることはありますけどね。
もし相手が忘れても、怒ったりするのはNGです。
なぜなら「自分の荷物を他人に持たせている」のですから、忘れられるのが嫌なら「自分で持て」と言う話です。
自分で忘れ物をすることは、絶対にありませんけどね(笑)