仕事に自信がない…できない…から抜け出す方法

ぼくは仕事で、影口や悪口にパワハラなどの嫌がらせを受け、立ち直れないほど自信とプライドを打ち砕かれました。

その結果。

人と話すことを怖いと感じようになり、「手伝えることはありますか?」とすら、言えなくなってしまったのです。

社長が影で「仕事がないならあいつを辞めさせろ」と、言っているを聞いたこともあります。

「あいつ」とはもちろんぼくのことです。

ですが今のぼくは、「できないことは何もない!」と言い切れるほど、自信に満ち溢れています。

さて、一度粉々に砕け散った自信やプライドをどうやって修復したのか。

この記事では、ぼくが経験したことを書いていきます。

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仕事に自信がないから抜け出す方法

仕事に自信がないから抜け出すには、不安をアクセルに変えて任された仕事をやりきるしかありません。

例えば初めてやる仕事は不安でも、1度成功すれば自信が持てますよね。

ぶっつけ本番でやるプレゼンよりも、100回練習したプレゼンのほうが自信が持てるはずです。

つまり自信がないと嘆くのではなく、「やりきる!」と決めて最後まで突っ走ることが、自信を持つためには大切なのです。

誰だって不安

新しい仕事に取り組むときは誰だって不安です。

ですがその不安を取り除くために、データを集めて検証したり、一生懸命練習したりします。

つまり不安を「自信がない」とブレーキにせず、「不安だからできることをやる」とアクセルにしています。

言い方を変えれば前に進むためのアクセルが不足しているから、余計な不安を感じてしまい、結果として「自信がない」と思うのです。

アクセルをしっかりと踏み込んで仕事をやり抜けば、安心と自信に代わります。

誰だって仕事に不安を感じ、時には自信を無くすこともあります。

でもそれをブレーキにせず、アクセルに変えて踏み込むことが、仕事に自信を持つために大切なことです。

ぼくが自信がない状態から抜け出すまでの話

ここからはぼくが仕事に対する自信を失い、それを取り戻すまでの話をします。

実話なので少し恥ずかしいですが、、興味があれば読み進めてください。

自信に満ちていた20代のころ

高校を卒業してなぜか「プロのギタリストに俺はなる!」と東京の専門学校に進学。

都会の楽しさに進学した目的を忘れ、ひたすら遊びまわっていたら、兄に一括されて田舎に帰ることに。

それから、アルバイトをやりながら車の免許を取得。

中途採用でホームセンターに入社しました。

ホームセンターで働いていたころは、店長の指示を聞かず、自分の意思で勝手に売り場を変えるような、かなりやんちゃな社員でした。

しかも入社後数年で店長に昇進すると、翌々年には新店店長を経験。

その後地域で一番売上の高い店に異動して、着実に実績を上げているという実感があったのです。

さらに若くして結婚し、子供もいたので「俺の稼ぎで家族を養っている」という自信もありました。

給与も周りの友人より多かったので、それも自信に繋がっていましたね。

「俺はもっとできる」と強く勘違いしていた時期でもあります。

何しろ店長になってしまえば、上司はほとんど店には来ません。
もちろん仕事を直接指示されることもありません。

まさに裸の王様。

出来ないことはないもない!
俺はもっと仕事ができる!

と意気込み、新しい世界を夢見て勢いだけで退職したのもこの時期です。

自信とプライドを粉々にされた1回目の転職

そして1回目の転職で、すべての自信をプライドが粉々になります。

異業種へ転職したことで、仕事の内容が全く分からない。
出社しても自分が何をやればいいのかさっぱりわからなかったのです。

それでも必死に仕事を覚えようとしましたが、何をやっても失敗ばかり。
自信がなくなっていくとともに、元気もなくなっていきました。

そして最後には、会社のみんなに無視され、仕事をすらやらせてもらえなくなったのです。

この時点でかなり心が折れていましたね。

今までは店長として、お店の一番上にいたのに一番下になってしまった。

しかも、仕事をしたくてもやらせてもらえない。

教えてももらえない。

話をする相手もいないで本当に最悪でした。

とにかくどん底に落とされ、あまりの切なさに毎日帰りの車の中で泣いていたのです。

自分から動けず陰口だらけの職場

1回目の転職で入社した職場を3か月で退職し、そこからさらに茨の道を歩むことになります。

とにかくやりがいのある仕事に就きたかったので、資格を取得するために職業訓練校へ入学。

簿記の資格を取得して、今の会社に入社しました。

さて、ここからもまた大変だったのです。

一度大きく失敗していますから、仕事について聞きに行くのがまず怖い。

本当は早く打ち解けるために、自分から積極的に話しかけるべきなのですが、それさえも怖い。

でも仕事しないと1回目の転職先のように、何もやらせてもらえなくなるかもしれない。

そんな不安と闘いながら、とにかく必死に仕事をしました。

でも、当時の上司は仕事中にエロ画像を眺めているような人。

聞いたところで仕事があるわけがないのです。

さらに大変だったのは、ぼくが担当するべき仕事をほかの人が囲ってしまい、やりたくてもやれない状態になっていたのです。

そんな環境の中で社長が影で、「仕事がないならあいつを辞めさせろ」と言っているのを着てしまいました。

悔しかったですね。

直接言われたわけではありません。

ですがやるべき仕事をほかの人に取られている現状。
毎日パソコンでエロ画像を眺めているだけの上司。

必死になって仕事をやろうとしているのに、誰も認めてもくれない。

「そもそも仕事がないのになんで採用したんだ!」と、本当に腹が立ちました。

それと同時に「おれは仕事のできない奴なんだ」と、さらに自信をなくしていったのです。

自信を取り戻すきっかけは些細な出来事

とは言えもう転職することもできないと思っていましたから、歯を食いしばって頑張りました。

頑張りましたと言っても、仕事がないのでとにかく会社に通っていただけです。

誰かと話をすることもありませんでした。

毎日会社に通い、かろうじてある数時間の仕事を黙々とやっていただけ。

そして手が空くと、エクセルを使って勝手に資料を作ったりもしていました。

ただ「いつか辞める」と言う思いを胸に抱き、家に帰ってからは資格を取得するための勉強をしていました。

そして、転機が訪れます。

経理からなぜか営業に異動されたのです。

ここでもやっぱり仕事が無くて、と言うか、何をやっていいのかわからなくてすごく戸惑いました。

でも営業は、自分から仕事を取りに行くことができます。
つまりやろうと思えば、いくらでも仕事があるんですよね。

これが良かった。

経理のように決まった仕事だけをやるのと違い、自分で勝手に行動しても何も言われない。

周りに聞く必要もほとんどないのです。

そのことに気が付いてから、仕事に対する取り組み方が変わったのです。

よい客先を得るために、みんなから嫌われている上司に取り入ろうと頑張りました。
夜11時まで事務処理をしたり、休日出勤も当然といった態度でとにかく無我夢中で働きました。

その結果、気が付いたら社内で売上1位になったのです。

そこでやっと自信を取り戻すことができました。

自信を取り戻したというか、がむしゃらに頑張るうちに周りの見る目が変わってきたのですよね。

そして、気が付くと20代のころの自信に満ち溢れた自分を取り戻していました。

「やれば出来る」を実感することが大切

さて、自信が持てない理由は色々あると思います。

人から馬鹿にされたとか、何をやっても失敗ばかりだったとか。

ぼくの場合は、「誰よりもできると思っていたのに実は全然できなかった」ことを突き付けられ、周りから相手にされなくなったことで完全に自信を失いました。

本当にうつ病の一歩手前まで行きましたから。

あの出来事は今までの人生で3本の指に入るくらい最悪な内容。

今思い出しても嫌な気持ちになります。

では、どうしてぼくは立ち直り、自分に自信を持つことができたのか。

それはすごく簡単で、できることを必死になってやってみたからです。

20代のころ自分に自信を持っていたのは、短期間で店長になり、その後も短期間で上へ上へと進んでいる実感があったから。

つまり仕事もプライベートも、全て上手くいっていたからです。

その後一度自信を失いますが、そこから立ち直れたのも、がむしゃらに営業に打ち込み結果を出せたからです。

そう「やれば出来る」を実感したのです。

自分はやればできるんだ!!

そう思えれば、自然と自信を取り戻すことができます。

頑張れば出来そうなことからやってみる

「やれば出来る」を実感するためには、ちょっと頑張れば出来そうなことから始めてみるのが効果的。

例えば毎日日記を書くとか、毎日腕立て伏せをするとかですね。

営業ならアポを取るために1日20件電話をするとか。

断られるのが怖いのなら、逆に1日20件断られることを目標にしてもいいのです。

人と話すのが苦手なら、まずは朝の挨拶をしてみる。

次の日は朝の挨拶に一言添えてみるのもいいかもしれません。

頑張れば出来そうなことを少しずつ積み上げていくと、自然と自信もついてきます。

最後に

「やれば出来る」ということ伝えるために、ちょうど良い話があります。

今では陸上の100m走で9秒台が当たり前になりましたが、一昔前まで9秒台は無理だと思われていました。

「10秒の壁」という言葉もあったくらいですから、多くの人が無理だと考えていたのがわかりますよね。

でも、カールルイスが初めて9秒台を出してからは、数年の間に続々と10秒を切る選手が現れています。

つまり9秒台が出たことで「自分もやれば出来る」と、考えるようになったのです。

自分に自信がないから「やっても無駄」だと思っている限り、永遠と自信が持てないままになります。

まずやってみることが大切。

すごく勇気のいることですが、やらずに諦めるより何でもやってみましょうよ。

そしてうまくいく経験を積み重ねていけば、自然と自信がついてくるものです。

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