いつも不思議に思うこと。
仕事を進める中で「ここまではやってください。」と言う線を引くことがあります。例えば、期日まで時間がなくて、出来るところまでで一旦終わりにしたい時。または休日や残業対応になるので、終了時間を決めたい時ですね。
終了時間を決める時は、必ず「どこまで出来そうですか?」と確認をとります。当然相手も「ここまでは出来ます」と自分で出来る範囲を決めることになるので、きちんとやる、はずなんですが・・・。
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「やる」と言ったのに「やってない」
「どこまで出来る?」と、確認を入れて「ここまでは出来る」と言った内容をお客様に回答しました。
そして、期日に見に行ったら「ここまでは出来る」と言った範囲の仕事が終わっていないんです。ぼくからすれば、何故「やる」と言ったことが終わっていないのか、本当に不思議。
出来ないのなら最初から「出来ない」と言ってくれれば、特にもめることも、お互いに困ることもありません。
なのになぜ「ここまでは出来る」と言っておきながら、やらないのか。
「仕方がない」を魔法のように使う
やると言ったことがやってない理由のとして、出来なくても仕方がないと思っているかもしれません。
「時間もないし、他の仕事もあるし。出来なくても仕方がない」
それが許されるかどうかは別として、自分自身を甘やかすには十分な理由になります。
また、最近良く言われる言い訳が「聞いていなかった」です。この言葉とセットになるのが「証拠は? 書類はあるの?」と言う言葉。この人本当に大人なのかな? そう思ってしまいます。
「書類でもらわないと出来ない」と言う人
本当にそんな人居るの?
そう思われるかもしれませんが、居るんですよ。世の中は本当に広いってことですね。
社会人になって働いてきたなかでの常識としては、指示を受けたらメモをとる。と言うものでした。
ところが、最近一緒に働いている年配者は「指示をするなら書類を出せ」っていうんですよ。しかも書類がないと「そんな事は聞いていない」と言いだします。
例えば、ちょっとした書類の整理を依頼して、「あさってまでにお願いします」と伝えたとします。
そして期日に取りに行くと何もやっていない。「何故やっていないんですか?」と聞けば「やり方が分からなかった」と言います。
分からなければ聞きに来れば済むはず。でも「指示を書いた書類がないから出来ないんだ。指示を出すなら書類で出してくれ」と、もっともらしい屁理屈を言い始めるんです。
もっとひどい人だとこんなこともありました。
営業の同行をお願いして、何日の何時ならあいているか確認をとり、その日にアポを入ました。そして前日、「何時に〇〇に来てください」と伝えたら「は?何の話だ?」と言い出す始末。
もはや会話でのコミュニケーションが成り立たない。すべて紙で書いて話をすればいいんでしょうか。
ペナルティがないから責任も生まれない
これが一番問題なんですが。
会社であれば、期日までに仕事が終わらなかったり、大きなミスをした時は、上司から叱責を受けるか、何かしら罰があります。
あまりにもひどい時は、減給されたり、謹慎処分もあるでしょう。
ところが、今の会社にはこのペナルティが何もない。
終わらなくても、「じゃぁ明日まで待つよ」と言う人がほとんど。管理職も関わろうとはしない。
また、叱られることもまずない。管理職が部下を叱れない理由は何があるのか。
これは簡単なことで、部下を叱れるほど自分に自信がないから。言い返されるのが分かっているから何も言えない。
やらなくてもペナルティがないし、給料もちゃんともらえるなら、「やらなくてもいいか」と思ってしまいますよね。
言ったことはやる。って当たり前だよね?
当たり前だと思っていましたよ。ぼくが変り者じゃ無ければ、言ったらやる。約束は守る。間違えたら謝る。
これって、当たり前ですよね?
無責任な人たちに囲まれていると、当たり前が当たり前じゃ無くなってきそうで怖いです。
やると言ったことはやる!
出来ないことは約束しない。のが、当たり前です。
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