
仕事を辞めたい。
辞めたくて辞めたくて仕方がない。
けど、なかなか辞められない。
そんな、悶々とした気持ちを抱えながら働く40代は大勢います。
「いつかは辞めてやる!」
そう思っても、次の仕事のこと、生活のこと、家族のことを考えると、辞めたくてもやめられませんよね。
この記事では、40代の「仕事辞めたい病」を解決する方法を紹介しています。
仕事辞めたい病とは
仕事辞めたい病とは、「仕事を辞めたい」と思いながらも辞めることに不安を感じ、辞められずに悶々としている状態のこと。
悶々とするのは、次の理由があります。
- 自分に厳しい
- 人間関係がつらい
- 辞めたいけど辞められない
ひとつずつ説明しますね。
自分に厳しい
自分に厳しい人は、知らず知らずのうちに自分を追い詰めてしまいます。
例えば「仕事を辞めたい」と思う気持ちを、「甘えている」と考える方。
こういう方は「たいして仕事もできないのに、辞めてどうするつもりだ!」 と、自分に発破をかけてしまうものです。
自分に厳しいという意味では、とても素晴らしい考え方です。
ですが度が過ぎると自分で逃げ道を潰してしまいます。
結果として「辞めたい」⇒「辞めちゃだめだ」のループになり、悶々とした気持ちになってしまうのです。
職場の人間関係がつらい
様々な年代の人が一緒に働く職場では、人間関係がつらくなることがあります。
なぜなら感じ方も考え方も違う人が大勢いるうえに、上司や先輩、さらに上の上司など、慣れない上下関係にストレスを感じるからです。
また職場で身近な存在である上司や先輩との関係に躓くと、途端に人間関係がつらくなります。
仕事も思うように進められなくなり、会話にも入りにくくなってしまうでしょう。
その結果一人で悩みを抱え込んでしまい、悶々としていきます。
仕事を辞めたいけど言えない
仕事を辞めたいと思うけど、誰にも相談できない。
あるいはどう伝えたらいいのか分からない時も、気持ちが悶々としていきます。
家族に申し訳ない
「家族に申し訳ない」という気持ちから、仕事を辞めたいと言い出せないことがあります。
- 仕事を辞めると生活が苦しくなる
- 子供の学費を稼がないといけない
- 家のローンが残っている
生活費のほとんどを担っている方ほど、家族の気持ちを優先して考えてしまうもの。
その結果、仕事を辞めたいと言い出せなくなります。
人手不足で辞めづらい
人手不足の仕事は辞めると周りに迷惑がかかりそうで、辞めづらいものです。
そして毎日の仕事に飲み込まれ、残業や休日出勤で体力を削られていきます。
さらに「辞めたいけど辞められない」のループにハマり込み、精神的にも疲れてしまうのです。
その結果悶々とした気持ちを抱え込むようになります。
仕事辞めたい病の解決策
仕事辞めたい病の悶々とした気持ちを解決するには、次の5つの方法があります。
- 異動願を出す
- 辞めてから次のことを考える
- 次の仕事の目途をつけて辞める
- 我慢する
- 原因を解決する
ひとつずつ説明しますね。
異動願を出す
社内異動なら、上司と合わない、仕事が面白くないなどの問題を解決できます。
なので仕事辞めたい病を解決するのに、異動願の提出は効果的です。
注意点としては、「仕事が嫌だ」という理由では異動できない、ということ。
会社は従業員のわがままに付き合ってくれるほど、優しいところではありません。
異動を希望するのなら、会社の利益に結び付く理由を説明しましょう。
辞めてから次のことを考える
とりあえず今の仕事を辞める。
そして辞めてから次のことを考える、という方法もあります。
辞めれば気持ちがすっきりしますし、悶々とした気持ちも少しは晴れる…はずです。
ですがいきなり仕事を辞めるのは、お勧めできません。
なぜなら40代の転職は、想像している以上に厳しいからです。
辞めてから次のことを考える。
ではなくて、次のことを決めてから辞めるのがベストです。
関連記事:40代の転職は想像以上に厳しい!
次の仕事の目途をつけてから辞める
40代が仕事を辞める時は、次の仕事の目途をつけてから辞めるべきです。
なぜなら能力も経験も普通の40代を、欲しがる企業はないから。
勢いだけで仕事を辞めると、次の仕事を見つけるのに苦労します。
最悪の場合仕事が見つかりません。
辞めてから苦労するのは、本末転倒もいいところ。
そうならないために、必ず次の仕事の目途をつけてから辞めてください。
我慢する
今の仕事を我慢して続けることも、仕事辞めたい病を解決するひとつの方法です。
我慢して続けることで、悩みが解決することもあります。
なぜならどんな悩みも、時間がある程度解決してくれるから。
何年かかるかわかりません。
でも嫌な上司は、異動や退職でいつかいなくなります。
面白くない仕事でも、出世すれば内容が変わるものです。
ただ、あまり長い間我慢するのもつらいもの。
我慢するなら定年まで働く覚悟を持つべき、かもしれません。
悶々とする原因を解決する
今の仕事を続けるには、悶々とする原因を解決することも大切。
そのためには、勇気を出して行動しないといけません。
例えば給与が安いことが原因なら、給与アップの交渉をする。
あるいは副業を始める、などの解決策があります。
上司と合わないのなら、仕事中以外は距離を置く。
あるいは話し合いの場を設けてもらう。
こういったこともできますよね。
「仕事を辞めたいけど…」という悶々とした気持ちを抱えているより、行動を起こすことで気持ちがすっきりするケースもあります。
辞める覚悟があるのなら、解決するための行動を起こしてみてはいかがでしょうか。
仕事辞めたい病は悪化するとうつ病になる
仕事を辞めたい病は、悪化するとうつ病になります。
うつ病は憂うつな気分が続き、さまざまな意欲(食欲、睡眠欲、性欲など)が低下する病気。
腹痛や吐き気、頭痛などの身体的な自覚症状を伴うことも珍しくありません。
仕事辞めたい病は悶々とした気分を抱え込むこと。
それが長く続くと、うつ病の引き金になってしまうのです。
なので長く我慢するのではなく、できるだけ早く解決するための行動を起こすべきです。
最後に
仕事辞めたい病は、辞めたいけど辞められないという状況で、悶々とした気持ちを抱えるから起こります。
なので仕事辞めたい病を癒すには、悶々とする環境から離れるか、原因を解決するしかありません。
40代という年齢を考えると、外に新しい環境を求めるのはリスクが高い。
なのでできれば、社内異動をお願いするか、原因解決のために動くことをお勧めします。