【生涯労働時間と転職】人生で働ける時間は意外と短い

「人生で働ける時間は思っている以上に短い」と、言われて納得できますか?

朝早くから出勤し、1日中仕事をしています。
当然残業もありますし、休日も出勤することも多いでしょう。

そのため「働いている時間は長い」と、考える方が大半です。

結論を言うと、人生で働いている時間は98,000時間
人生全体の約14%です。

どうでしょう、思っているよりも短いと思いませんか?

たった14%の時間しか働けないのなら、できればやりたいと思っている仕事に付きたいですよね。

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生涯労働時間

「人生で働いている時間」のことを「生涯労働時間」と言います。

先ほどの98,000時間(生涯労働時間)は、下記条件で計算したものです。

  • 寿命は80歳(平均寿命)
  • 働く期間は20歳から60歳まで
  • 労働時間は通勤時間2時間を加算した10時間
  • 休日日数は120日間/年(休日+休暇+祝祭日)
  • 労働日数は245日(365日-120日)

40年間の総勤務日数は、245日×40年=9,800日。
働いている時間は、9,800日×10時間=98,000時間。

ただ98,000時間と言われてもよく分かりませんから、割合にします。

まず80年を日数にしたいので、365日×80年=29,200日
働いている日が9,800日なので、9,800日÷29,200日で約34%です。

時間で考える場合は、29,200日×24時間=700,800時間。
働いている時間は98,000時間なので、98,000÷700,800=約14%です。

実際に働いている時間はたったの14%。
日数で考えても34%しかありません。

仕事を変えたい理由

仕事を変えたい理由は、ほとんどの方が次の5つに当てはまります。

  • 給料や福利厚生
  • 人間関係
  • 仕事内容
  • 労働環境
  • 評価制度

もし今仕事を変えたいと思う理由がどれか1つだとしたら、本当に転職する必要があるのか考えてみてください。

たとえば「人間関係」に不満があっても、「仕事内容」と「給与・福利厚生」に満足していれば、辞めるのはもったいない。
「仕事内容」に不満があっても、「人間関係」と「給与・福利厚生」がよければ、働きやすい職場だといえます。

つらくて耐えられない場合ならすぐにでも退職するべきです。
ですが不満が1つしかないのなら、少し冷静になって本当に辞める必要があるのか、考えてみてください。

仕事を変えたいのなら行動に移す

生涯労働時間で考えると、働いている時間はたった14%しかありません。

こんな少ない時間ですから、やりたくない仕事を我慢して続けているのはもったいない。
もしいま仕事で悩んでいるのなら、すぐにでも行動に移すべきです。

仕事を変える方法は2種類あります。

  • 転職
  • 異動

転職をすれば、環境も給与もなにもかも変えることができます。
ただし転職には次のようなリスクがあります。

  • 給与が下がる
  • 休日が減る
  • 福利厚生が悪くなる
  • 職場が遠くなる
  • 人間関係が悪化する

そのため「仕事を変えたい」からと、いきなり転職することはオススメできません。
まずは今の会社で、やりたい仕事ができる部署に異動することができないか、検討してください。

とくに「未経験の仕事」にチャレンジしたいのなら、まずは社内異動で関連する部署へ行き、経験を積むことを考えるべきです。

未経験の仕事で採用されるのは、20代までです。
生涯労働時間が短いとはいえ、焦って仕事を辞めると後悔することになりかねません。

転職活動は在職中に行う

キャリアアップを目的として転職する場合は、在職中の転職活動がオススメです。
その理由は次の2つ。

  • 収入が途切れない
  • 納得のいく求人を待てる

転職で失敗する理由は、退職後に転職活動を行ったことで、収入が無くなる焦りから妥協して転職先を決めるからです。

なので転職で成功するための最低条件は「収入が途切れない」こと。
収入が途切れないことで、納得のいく求人が出るまで待つことができます。

転職エージェントを利用する

在職中の転職活動のデメリットは、「時間がないこと」です。
仕事を続けていますから、求人探しや面接日時の調整、履歴書・職務経歴書の作成が、かなりの負担となります。

この負担を減らすために利用してほしいサービスが、転職エージェントです。
転職エージェントが主にサポートしてくれるのは、次の6つ

  • キャリア相談
  • 求人紹介
  • 履歴書や職務経歴書の添削
  • 面接対策
  • 面接のセッティング
  • 給与交渉

転職で負担が大きい部分も、専任のキャリアコンサルタントが無料でサポートしてくれます。
在職中の転職活動だからこそ、転職エージェントのサポートを受けることで、スムーズに進めることができます。

オススメの転職エージェント

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国内規模No.2の転職エージェントです。
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最後に

定年の年齢が徐々に高くなり、65歳や70歳まで働くことが当たり前になってきました。
それに合わせて場外労働時間も伸びています。

60歳以降は「再雇用」されることが多く、子会社への出向や部署の変更を行うことが一般的です。
言い換えれば、60歳までに積み上げたキャリアで、その後の仕事内容が決まります。

また大手企業では、50歳を超えると年収が下がり始めるところもあります。

つまりなるべく早い段階でやりたい仕事に転職し、きちんとキャリアを積み上げていくことが必要なのです。

想像しているよりも働ける時間は短い。
迷っていると時間だけがどんどん過ぎてしまいます。
後悔しないためには、なるべく早く決断し、行動することが大切です。

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