仕事ができないと、周りに迷惑をかけている気がして辛いですよね。
自分では一生懸命やっているつもりなのに、仕事ができないやつだといわれてしまう。
そして仕事ができないことを周りから責められると、働くことさえ嫌になってしまうものです。
そんな状態が長く続けば、「仕事を辞めたい」と思うこともあるでしょう。
この記事では、仕事ができなくてつらい状態を克服するために、仕事ができない人の特徴と解決策を紹介しています。
仕事ができない人の特徴
仕事ができない人には、次のような特徴があります。
- ミスを繰り返す
- 時間の使い方が下手
- 指示されないと動けない
- 口だけ達者
- 締め切りを守らない
- 目標が達成できない
なぜこのような行動になってしまうのか。
その理由は大きく分けて3つあります。
- ミスの処理が下手
- タスク管理ができない
- 自立できていない
ひとつずつ説明しますね。
ミスの処理が下手
仕事のできない人ほど、ミスの処理が下手です。
例えば…
- ミスの対応は上司まかせ
- 原因の究明を行わない
- 対策の検討行わない
- 対策を上司に報告しない
…といった具合で、自分がミスをしたのに、他人事のように対応してしまうのです。
これでは、何度でも同じミスを繰り返してしまいますよね。
そして同じミスを繰り返していると、周りの信頼を失っていき、いずれ「仕事のできないやつ」だといわれてしまいます。
タスク管理ができない
タスク管理は、仕事を細分化し優先順位をつけて効率よく進めるための手法です。
タスク管理ができないと、仕事に優先順位をつけることができません。
また仕事を細分化して考えないため、無駄に作業量が多くなるのも特徴です。
当然優先順位がつけられなければ、やみくもに仕事を進めることになりますよね。
すると無駄に多くの仕事を引き受けたり、納期に遅れたりしてしまい、周りに迷惑をかけてしまうのです。
タスク管理の方法は、会社では教えてくれません。
働きながら学ぶ必要があります。
自分で学ぶ必要があるからこそ、仕事ができない人は学ぼうとせず、タスク管理がおろそかになりがちです。
自立できていない
仕事をする上での自立とは、自分で考えて業務ができ、結果に責任を持てる状態のこと。
仕事ができない方は、自立できていないことがすごく多い。
なぜなら仕事で自立できていない方には、次のような特徴があるからです。
- 学ぼうとしない
- 言い訳をする
- 愚痴ばかり言う
- 責任を負わない
自立できていいない方は、仕事に対して無責任です。
なので回りから信頼されることもなく、仕事のできないやつだと思われてしまうのです。
仕事ができなくてつらい時の対処法
仕事ができなくてつらい時の対処法は3つ。
- 上司に相談する
- わからないことは質問する
- 学ぶ意欲を持つ
- タスク管理を意識する
ひとつずつ説明しますね。
上司に相談する
仕事ができなくて困ったときは、上司や先輩に相談しましょう。
相談するときのポイント2つ。
- 事前に相談内容をまとめておく
- 手の空いている時間を狙う
まず事前に相談したい内容をまとめておくこと。
何の準備もせずにいきなり相談しても、話がまとまらず解決にならなくなります。
そして忙しい時間をさけること。
まず「相談したいことがありますので、お時間をいただけませんか?」と伝えましょう。
そして約束を取り付けてから相談することが大切です。
わからないことは質問する
わからないことは、わかるまで質問します。
「質問ばかりすると迷惑じゃないか」
と、考える方もいますが、これは誤り。
確かに忙しい時に質問攻めをされると迷惑ですが、忙しい時をさければいいだけ。
上司も先輩も同僚も、質問すれば普通に教えてくれます。
なのでわからないことがあったら、どんどん質問しましょう。
学ぶ意欲を持つ
仕事を学ぶのは職場だけではありません。
自宅で本を読んだり、インターネットで調べたりして学ぶこともできます。
仕事ができないと悩んでいるのなら、積極的に学ぶ意欲を持ちましょう。
わからないことを自主的に学ぶことで気持ちが前向きになり、仕事にもいい影響が出ます。
タスク管理を意識する
タスク管理は意識して行わないと身に付きません。
なので仕事を進めるときは、常にタスク管理を意識してください。
まず今受けている仕事のリストを作ります。
次に納期を記入。
そして納期に間に合わせるために、仕事のスケジュールを組みます。
最後に今日行う仕事へと落とし込めば完了です。
ポイントは、自分の力量で確実に間に合うスケジュールを組むこと。
少しスケジュールに余裕を持たせることです。
タスク管理ができるようになると、驚くほど仕事がはかどるようになりますよ。
仕事ができる人になるには
仕事ができる人になるポイントは、周りの期待に応えること。
なぜなら仕事ができる人とは、周りの期待に応える人のことだから。
周りの期待に応え続ければ、自然と「仕事ができる人」として扱われます。
完璧である必要はない
勘違いしてほしくないのは、仕事ができる人=完璧に仕事をこなす人、ではないということ。
仕事ができる人でもミスはしますし、期日に遅れることがあります。
それでも「仕事ができる人」だといわれるのは、次の人が喜ぶ仕事をしているからです。
次の人とは
次の人とは、あなたの仕事を次に受け取る人のことです。
例えば製品を作る工場で働いているのなら、次工程の人が「次の人」です。
書類を作成する仕事なら、出来上がった書類を受け取る人が「次の人」になります。
一言でいえば、あなたの仕事を次に受け取る人が「次の人」です。
次の人が喜ぶ仕事をする
次の人が喜ぶ仕事をすれば、自然と仕事ができる人になれます。
例として、仕事のミスを考えてみます。
仕事でミスをしたときに、迷惑をかけたくないと一人で頑張ったらどうなるでしょうか?
ギリギリで期日に間に合えば、結果オーライで終わります。
ですがもし、ミスが原因で期日に間に合わなかったら?
とても次の人が喜ぶ仕事にはなりません。
ではどうすれば、次の人が喜ぶ仕事になるのでしょう。
ホウレンソウが基本
次の人が喜ぶ仕事とは、ミスが分かった時点で報告・連絡・相談をすることです。
事前に報告と相談があれば、次の人は対策を打つことができます。
期日に遅れることが分かっていれば、全体の日程を調整することもできるでしょう。
確かにミスで迷惑は掛かります。
ですが報告・連絡・相談をきちんと行うことで、ダメージは最小限で済むのです。
きちんとホウレンソウをすることで、たとえミスをしてもきちんと仕事をしていると、思ってもらえます。
次の人のために何ができるかを考える
大切なのは次の人のために何ができるのかを考えること。
ミスをしたときに隠して一人で処理することが、次の人のためになるのでしょうか?
隠さずに報告・連絡・相談したほうが、次の人のためになると思いませんか?
次の人のために何ができるのかを考えること。
これが「次の人が喜ぶ仕事をする」という意味です。
結果を出すことが大切
仕事ができる人になるために、もう一つ大切なことは結果を出すこと。
結果を出さなければ「あいつは仕事ができる」と、言われることはありません。
仕事ができる人は必ず結果を出します。
言い方を変えれば、結果を出し続ければ自然と「あいつは仕事ができる」と言われるものです。
最後に
「仕事ができなくてつらい」を克服するには、次の4つを意識して働いてください。
- 上司に相談する
- わからないことは質問する
- 学ぶ意欲を持つ
- タスク管理を意識する
これができるようになったら、次は仕事ができる人を目指します。
が仕事ができる・できないを分ける重要なポイントは、「周りの期待に応える」ことと、「次の人のことを考えて働く」ことです。
はっきり言って細かいテクニックなどは必要ありません。
あなたの仕事で「次の人」が喜べば、あなたは仕事ができる人だと思ってもらえます。
ポイントは2つ。
- 周りの期待に応える
- 次の人に喜んでもらう
たったこれだけのことをクリアするだけで、あなたの仕事に対する評価は大きく変わるはずです。