関東方面に出張するたび、「東京の人はよく歩く」と感じています。
- 自宅から駅まで歩く
- 駅構内で会談を上り下りする
- 到着した駅から会社までまた歩く
田舎の人は体力があり、都会の人は体力がないといわれます。
たしかに子供のころは、斜面の多い山を走り回りますから、都会の子供より体力があるかもしれません。
ですが大人になると都会の人の方が、体力があるはずです。
この記事では、「なぜ都会の人はよくあるのか」を、田舎と比べて考えています。
車の保有台数が違う
田舎で生活している会社員の体力が落ちていく理由は、車社会だからです。
一家に1台ではなく、1人1台車を保有しています。
こちらのサイトを参考に具体的な数値を紹介すると、
- 全国平均は2人に1台
- 東京都は4人に1台
- 長野県は5人に1台
となっています。
この数値をみても田舎が車社会だとわかります。
実際にぼくの近所では、1人1台車を保有しています。
学生を除けば「携帯電話と車は持っている」方も多いことでしょう。
余談ですが、田舎では高級車に乗っている方が大勢います。
なぜ高級車が多いのか、それは次の理由からです。
- 自宅に駐車場がある
- 常に使うため広さと乗り心地を求める
都会と比べた場合、駐車場代が安い、もしくは無料なのも大きいですね。
職場の従業員が乗っている車は、オデッセイ・クラウン・BMW・アウディ・スカイライン・ヴェルファイア・ハリアー・セレナ・ノア・RX8・エスティマ・ハイエースなどです。
田舎ではほとんど歩かない
東京の方は、通勤で歩いていますが、田舎ではほとんど歩きません。
朝は家の前に駐車している車に乗って、出勤します。
家から車までの歩数は、5歩程度です。
また職場の駐車場から会社までは、近ければ100mもないでしょう。
遠くても500mほどです。
もし事務仕事なら、本当に歩きませんよね。
家から500mほど離れたコンビニには、車か自転車で行きます。
週末のお出かけは車です。
人にもよるとは思いますが、本当に歩きませんね。
偏見も歩かない理由の一つ
田舎では道を歩いているだけで、偏見の目で見られることもあります。
- 車を買うお金がない
- ひとり思い悩んでいる
- 何か問題が起きたに違いない
- 不審者に間違われる
そもそも道を歩いている人がほとんどいません。
歩くのは小学生や中学生くらい。
あとはお年寄りで散歩している方だけでしょうか。
大人が一人で外を歩いていると「リストラされた」というウワサが流れます。
ご近所付き合いも関係している
田舎は良くも悪くもご近所付き合いがあります。
道を歩いていてご近所さんや知り合いに出会うと、挨拶をして会話をしないといけません。
この会話が面倒くさくて車を使う方もいます。
徒歩1分のゴミ捨て場にも、車で行く方がいるほどです。
親密過ぎる人間関係も、ときにはわずらわしいものですよね
普通自動車免許がないと就職先もない
田舎の求人票には「要普通自動車免許」と、書かれています。
田舎は交通網が発達していないため、移動手段が「車」もしくは自転車などに限られています。
もちろん自転車で通勤してもいいのですが、職場で何かあった場合は「車」を運転しないといけません。
そのため普通自動車免許が必須になっている求人が、ほとんどです。
免許がないと就職先もないので、尚更自動車が普及していくのでしょう。
都会の人はなぜよく歩くのか
都会の人はなぜよく歩くのか。
田舎との違いをまとめると次のようになります。
- 自宅に駐車場がない
- 駐車場が高い
- 交通網が発達している
- 普通自動車免許がなくても就職できる
- 歩くことへの偏見がない
- ご近所の人間関係が薄い
つまり都会には歩かざるを得ない理由があります。
また田舎には、歩きにくい理由があります。
どっちもどっちだと思いますが、少なくとも歩いた方が健康には良いですよね。