新しく入社した人に仕事を教えていると、「あ、この人仕事を覚える気がないな」と思う事ありませんか?
仕事を覚えられない人は、覚えるための行動が不足していることがほとんど。
逆に言えば、覚えるために必要な行動を理解すれば、自然と仕事を覚えられるようになります。
この記事では、仕事を覚えられない人の特徴と、覚えるためのコツを紹介。
最後まで読んでいただき、今後の仕事の参考にしてください。
仕事を覚えられない、覚える気がない人の特徴
今まで何人も仕事を教えてきましたが、なかなか仕事を覚えない人には共通点があります。
もし次の項目にあてはまるようなら、態度を改めた方が良いかもしれません。
メモを取らない
仕事を教わるときはメモを取るように!
と、教わった経験のある人も多いはず。
でもよくよく考えてみれば、メモを取るように教わるのって、メモを取らない人だけですよね。
つまり仕事を覚える気があれば、言われなくてもメモを取ります。
何しろ小学校から高校卒業、大学卒業まで授業中はノートを取ってきたんですから。
学生の間は当たり前のようにやってきたのに、社会人になったとたんできなくなる。
これでは覚えられるものも覚えられません。
メモは必ず取ること。
教わるときだけじゃなく、仕事を整理するときも、指示を受けるときもメモは必須です。
から返事をする
「はいはい、わかりましたよー」
とはさすがに言いませんが、「分かりました」「大丈夫です」とすぐに返事をする人は、から返事をしていることが多い気がします。
から返事をすると言うことは、その場から逃げたい気持ちがある証拠。
結局仕事に気持ちが向いていないんです。
ほかにも、注意された時に空返事をする人もいます。
仕事と真摯に向き合っていれば、から返事なんてできないはずです。
つまり空返事をするのは、仕事を覚える気がないだけではなく、やる気もないってことです。
分かったふりをする
子供のころからそうだったんだろうな。と思うのが「わかったふりをする」タイプ。
何でもかんでも分かったような顔をするくせに、実は何一つ分かっていないんです。
後で苦労するのもこのタイプです。
なにしろ分かっていないんですから。
やるべきことをやらずに、「分かっています。やりました」と報告を上げる人に会ったことがありますが、とにかく周りに迷惑を掛けまくっていました。
分かっていると言うから任せるけれど、分かっていないから仕事が進まない。
確認の為終わったか聞くと「大丈夫」だと答える。
最後はあまりにも仕事をやらないので、職場に居づらくなって退職しました。
わからないことをそのままにしておく
仕事を進めていくと、専門用語ややり方など、疑問に思うことが出てきます。
そして仕事が覚える気がない人ほど、疑問の答えを探そうとはせず、そのままにしておくものです。
例えば部品の名前一つとってみても、どんな部品か調べた人と何も調べなかった人では、仕事の理解度に差が出てきます。
調べた人のほうが予備知識がある分、仕事を覚えるのも早くなるものです。
つまり分からないことをそのままにする人は、仕事を覚える気がない、ということです。
仕事を覚えるには
では仕事を覚えるにはどうすればいいのか、具体的な方法を紹介します。
メモを取る
さっきも言いましたが、仕事を教わったらメモを取りましょう。
自分に自信がある人ほどメモを取らないように見えますが、一度メモを取れば、その便利さに気が付くはずです。
まず、いつでも見直すことができます。
休憩中でも帰宅した後でも何時でもどこでも教わったことが確認できるんです。
つまり予習復習が簡単にできると言う事。
それに分からなくなった時に確認することも出来ます。
さらに、必死にメモを取っている人には、つい色々なことを教えたくなります。
熱心な人だと思えるからです。
メモを取るだけでこれだけの効果があります。
格好つけて取らないよりは絶対にメモを取るべきです。
分かるまで聞く
分からないことはわかるまで聞く。
これも大切なことです。
中途採用で入社すると、歳下から仕事を教わったり変なプライドが邪魔をしたりで素直に質問することが難しいかもしれません。
だからと言って分からない事を分からないままにしておいて、最後に困るのは自分自身です。
仕事を教わっている間は、分からないことは分からないと素直に聞きくこと。
受け身では、覚えられるものも覚えられなくなります。
できるまでやってみる
仕事は聞いただけで覚えられるほど、単純なものじゃありません。
見て、聞いて、やってみて、また聞いて、もう一度やってみる。
教わった後3回は同じ仕事をやらないと、なかなか身につかないのが仕事です。
だからこそ、失敗を恐れずに率先してやってみてください。
そして疑問に思うことが出たら必ず確認し、もう一度やってみることが大切。
何度も何度もやっているうちに、自然と身についていくものです。
最後に
仕事を覚える気のない人・覚えられない人は、変な自信を持っていたり、やる気がないことがほとんどです。
まれに言い方は悪いですが、能力が低くて覚えられない人に出会うこともあります。
でも覚えようとする姿勢は誰よりも伝わってくるものがあります。
逆に中途半端にできる人ほど、メモを取らなかったり質問をしない。
空返事ばかりで、覚えられたかどうかさえ分からない人が多いように思います。
人からものを教わるときに変なプライドや自信は邪魔なだけです。
教わった時に覚えられなくて、後から同じことを聞く方が恥ずかしい。
メモを取り分かるまで質問をする。教わるときだけじゃなく指示を受ける時も当たり前のこととして必要な姿勢です。