ペットショップ店員への転職は理想と現実のギャップに苦しむ人が多い

ペットショップへ転職する場合、ほとんどが店舗勤務になります。
もちろん「本部」もありますが、本部で働く社員の数は少なく、求人もほとんど出ません。

ペット好きの方は「ペットに囲まれて働ける職場」をイメージして、店舗勤務を希望することでしょう。

ですがペットショップは「かわいいペット」が「かわいくない」と思えるほど、仕事がハードだと言われています。
衛生環境が悪い店もあり、理想と現実の差を知って離職してく方も多いそうです。

この記事では、ペットショップへの転職について紹介しています。
「ペットショップで働きたい」と思ったとき、参考にしていただければ嬉しいです。

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ペットショップの仕事内容

ペットショップの仕事内容は、通常の小売店と大きく変わりません。

  • 接客・販売
  • 店舗掃除
  • 仕入・品出し
  • 事務処理
  • 電話応対

これら通常業務に加えて、ペットを管理する仕事があります。

  • ペットの食事の用意
  • ケージの掃除
  • ペットの散歩
  • ペットの体調管理・シャンプー・ブラッシング

ペットの世話ではなく販売が仕事

理想と現実のギャップで苦しむ一番の理由は、ペットの世話についてです。
ペットショップで働くと、「ペットの世話をすることが仕事」だと勘違いしている方がいます。

もちろんペットの世話をすることも大切な仕事です。
ですがお店を経営していくには、販売しないといけません。

つまり最も重要な仕事は、「接客」と「販売」です。

  • ペットの世話をする
  • 一緒に遊ぶ

これらをペットショップの仕事だと勘違いしないことです。
あくまでも接客を行い販売するために、ペットの管理があることを忘れないでください。

清潔さと臭い対策

ペットは生き物です。
食事も必要ですし、排せつもします。
病気にかかることもありますし、独特な臭いもあります。

もしお店が臭く、不衛生だとしたら。
そんなお店で買い物をしたいと思うでしょうか?

お客様に買い物を楽しんでもらうには、お店を清潔に保ち、不快な臭いがしないようにすることが大切です。

またペットには伝染病のリスクが付きまといます。
そのため店舗で働く従業員は、十分な知識を身につけることが求められます。
また管理体制を整え、病気を絶対に出さないという高いプロ意識も必要です。

ペットショップ店員のやりがい

ペットショップ店員のやりがいは、お世話していた動物たちに新しい家族が見つかることです。

散歩の途中であいさつによってくれたり、幸せそうに過ごしている姿を見ると嬉しいですよね。

また動物が好きな方にとっては、ペットに囲まれている環境が何より幸せだと感じるそうです。

ペットショップ店員の大変なところ

ペットショップ店員の大変なところは、生体管理です。
ペットは生き物ですから、伝染病にかかったり、死んでしまうこともあります。

取り扱うペットは様々ですが、多くは子犬や子猫です。
衛生面や食事など、ペットの体調管理は思っている以上に大変な仕事です。

また自分自身の消毒もこまめに行う必要があるため、手荒れがひどくなることも。
精神的にも肉体的にもストレスを感じる方も多いそうです。

動物の命を預かる仕事

ペットショップで働く上で、ペットが好きなことは大切なことです。
でも「かわいいから」「好きだから」だけでは務まらないのが、ペットショップです。

忘れてはいけないことは、ペットも生きている、ということ。

動物に関する知識や経験が不足していると、思わぬ事態を招くことがあります。
ペットショップで働くのなら、動物の命を預かる仕事だと、認識することも大切です。

最後に

ペットショップ店員は、理想と現実の違いから短期間で退職する方が大勢います。
あくまでも店員ですから、仕事の目的は「販売」にあることを忘れないでください。

また生き物を扱う以上、つらい思いをすることも沢山あります。
とくにペットが好きな方ほど、精神的につらくなりやすいかもしれません。

ペットショップ店員を目指すときは、どんな仕事なのかをきちんと確認してください。
また勤め先による職場環境の差が大きい業界でもあります。

ブラックな企業に転職しないよう、企業の評判もきちんと調べることが大切です。

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