アレルギーが原因!?ペットショップからカフェ勤務への転職

ペットショップからカフェ勤務への転職

私は現在28歳の女性でカフェに勤務していますが、実は2年前に転職した経験があります。

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大好きな仕事でアレルギーを発症

転職前の勤務先は大型のショッピングセンターの中にあるペットショップでした。

そこは犬や猫はもちろん、ハムスターやウサギなどの小動物、熱帯魚まで扱っているお店でしたので、動物好きの私にとっては毎日の仕事がとても楽しく、ずっと続けていきたい仕事だと思っていました。

また、店長を始め、そのペットショップに勤めている人たちも私と同様に動物が好きで明るい人が多く、職場環境としても恵まれていたと思います。

しかし、そのような良い環境の職場でありながら私がそこをやめることになったのには大きな原因がありました。

それは私が猫に対するアレルギーを発症したことです。

それまで私は当然ながら猫に触れたりしてアレルギー症状を感じたことはありませんでした。

職場でのお世話も毎日でしたし、猫を飼っている友達の家に行った時も何も問題は起きていなかったのです。

ところがある時、ふと気がつくと目が充血していることが多くなり、肌にかゆみを感じることも増えてきたのです。

また、まぶたが腫れぼったくなったり、くしゃみや鼻水も出ることが多くなったため、最初は風邪を、そしてその後は花粉症を疑って、アレルギー科を併設した耳鼻科のクリニックを受診することになりました。

そして、そこで出た診断が「猫アレルギー」だったのでした。

実際、猫アレルギーと診断された時の私は全く信じられないという状態でした。

なぜかと言うと猫などは小さな頃から数限りなく触ってきた動物で、ペットショップに勤めだしてからは毎日のように触れ合ってきた動物だったからです。

しかし、受診したクリニックの先生が言うには、アレルギーというのは当然発症するものであり、猫アレルギーもその例外ではないとのことでした。

その上、私のアレルギーの値はかなり高い状態を示しており、このまま猫に接する生活を続けていくことは難しいともいうのです。

店長は配慮してくれたけど同僚の仕事の負担が増えてしまった

私はそこまでの説明を聞いて本当にどうしていいかわからなくなりました。

これから先、猫に触ることすらできないのであればペットショップに勤め続けることはできないだろし、そうしたらこの仕事を続けられない…。

そんなとこばかりが頭の中を巡っている状態でした。

しかし、次の日にも仕事のシフトが入っていましたので休むわけにもいかず、店長に訳を話した上でできるだけ猫に触れない仕事をさせてもらったのです。

実際、クリニックで処方された薬を飲むことで私のひどいアレルギー症状は抑えることができました。

また、店長の配慮でレジや品出しなどを中心とした業務にしてもらい、猫に触れない仕事内容に変更してもらってからは私のアレルギー症状は落ちつきました。

かゆみや湿疹といった症状もほとんどでなくなりましたので体調も良くなり、不安も少し解消されました。

そして短期間の間にクリニックで貰っていた薬を使わなくてもよい状況まで回復してきたのです。

ところがそんな店長の配慮が影響して、今度はアレルギー症状とは別のところで問題が起きてしまいました。

それは私が猫に触れなくなったことで、ほかの人への仕事の負荷が大きくなり、仕事場の雰囲気が悪くなってしまったことでした。

先輩からシフトについての苦情を聞いたり、あれほど仲の良かった同僚からもそっけない返事をされたりすることも増え、私は次第に仕事に対して以前ほど前向きに取り組めなくなっていました。

店長と相談し転職を考え始めた

そんな時、毎年決まった時期に行われる店長との面談の機会がありました。

私は仕事場に対してやりにくさを感じていたので正直に気持ちを話したところ、店長から「仕事を変えることを考えてみたら?」という提案を受けたのです。

その言葉は決して冷たく突き放したのではなく、むしろ私のその時の状況を気遣ってのものでした。

実は店長自身も私の感情には気づいており、また私を猫に触れない仕事につかせることで起きた職場の不和に気付いて、どうにかしなければと考えていたとのことでした。

私が好きで勤め始めたこのペットショップの仕事を辞めることについて、実際悲しいことだと感じましたし、辞めてからの生活についても不安がありました。

だからといってこの仕事を続けて自分の体調が人に迷惑を掛けるのも嫌でしたし、人に気遣ってもらいながら、このような雰囲気の中で働くのもつらいと思いました。

なので、店長の提案どおり、今の仕事を辞める覚悟をしたのです。

しかし、仕事を辞めるにしても次の仕事の目星も付かないままで退職するわけにはいかなかったので、店長には少しの間、今のまま勤務させてもらい、新しい仕事場を探すことにしました。

実際、仕事を探し始めてみると求人は山のようにありました。

私は20代の女性で接客も好きだったので、ショップや飲食店の店員の仕事など、幅広いジャンルに対応できたからです。

ただ、私が今の仕事のように楽しんで仕事に取り組めるかどうかは自分でも疑問でした。

そこで過去に仕事をいくつも変わってきた経験を持つ職場の先輩に相談をしました。すると、その先輩から思いもかけない話を聞いたのです。

先輩の紹介でドッグカフェに就職

それはその先輩の知人が新しくオープンするお店のスタッフを探しているという情報でした。

しかもそのお店は、ワンちゃん連れの人も利用できるドックカフェで、犬好きの人を探しているらしく、私の新しい職場探しの条件にピッタリ当てはまったのです。

もちろん先輩も私がそこに勤めることには賛成してくれ、早速オーナーさんを紹介してくれました。

先方の都合で、一応面接という形はとってもらったのですが、実際はオーナーさんとしばらくお話して即採用という返事をもらったので、大変な職探しの活動をせずに新しい仕事場を見つけることができました。

そして、オープンまでの開店準備期間の手伝いを経てそのお店に就職し、現在も働いていますが、今でもあの時転職して良かったと思っています。

もし、あの時思いきって仕事を変えなかったら重い職場の雰囲気で仕事自体が嫌になっていたか、我慢してアレルギーで体を壊していたでしょう。

しかし、偶然良いタイミングで私に合った求人があったこと、そしていい先輩と的確なアドバイスをくれた店長のおかげで今は健康体のまま、楽しく働くことができています。

また、前の職場での経験が活かせていることも今の仕事の充実度につながっています。

毎日、ワンちゃんを連れたお客様が来るのですが、私が犬の扱いに慣れていることで仕事がスムーズにこなせているということを多々感じます。

ワンちゃんの犬種や扱い方についてもある程度知識があるため、お客様から相談を受けたり、気さくに話しかけてもらえることも前職の経験の賜物です。

今は夢に向かって頑張っています

そしてこの仕事についてから、私には新しい夢ができました。

それはいつか地元の町で自分のドックカフェをオープンさせるということです。

とは言っても今はカフェのバリスタや調理の仕事については全く不慣れなので、これから仕事をしながらどんどん経験を積んでいきたいと思っています。

もちろん、カフェの経営についても学ぶ必要があると思うので、オーナーにもいろいろ教えてもらいながら自分自身でも学んでいくつもりです。

オーナー自身も以前努めていたカフェでの経験と犬好きという個性を活かしてこの店をオープンさせたので、いつか私も後に続けるように今の仕事を毎日一生懸命やっていきたいと考えています。

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