アニメが好きだから自分でも作りたい!アニメーションに関わる仕事がしたい!
と、アニメが好きだからアニメーションになりたいと考える人も居るでしょう。または、絵を描くのが好きだから目指す方も居ると思います。
この記事では、アニメーターになるにはどうすればいいのかを書いています。もし、目指そうと考えているのなら参考にしてもらえると嬉しいです。
ちなみに、アニメーターで正社員になるのは難しく、仕事をしている人のほとんどは個人事業主か契約社員です。このことを踏まえた上でアニメーターになりたい!と思うのなら、読み進めてください。
アニメーターの仕事
アニメーターはアニメーション(アニメ)の製作で、原画や動画を作成する人のこと。アニメはONE PIECEや機動戦士ガンダムとかを想像してもらえば分かるはず。
アニメーション作品は企画から始まって、シナリオ作成や撮影などいくつかの工程がありますが、アニメーターが担当するのは主に「作画」と言われる「絵」を描く仕事です。
作画を行うときは、シナリオや企画に沿って指示通りに絵を描いていきます。この絵には「原画」と「動画」の2種類があるので、アニメーターは「原画」や「動画」を作成する人になります。
新人アニメーターは動画から担当することが一般的だそうです。
必要な経験や資格
絵がうまいことは必須条件です。ただ、中には劣悪なアニメーターもいて、とんでもない絵を納めてくることもあるとかなんとか…。
とくに必要な経験や資格、学歴はなく、絵がうまければなれます。中割が出来ることが最低条件だとも言われますが、基本的に絵がうまければなれるそうです。
アニメーターの給料
アニメーターは原画として成功したときの見返りが大きく、実力のある人が独立すれば大きく稼げる可能性はありますが、そんな方はほんの一握り。
新人アニメーターが任される「動画」は1枚150円~200円。仮に書いても採用されなければ収入はゼロです。
日本のアニメーターの収入は、新人だと徹夜をしながら頑張っても月3万円程度と言われ、中堅でも月10万円程度らしいです。
ちなみに、アニメーターの平均年収は300万円~400万円だと言われ、年収200万円以下が27%もいると言われています。
アニメーターに転職するには
アニメーターに転職するには、転職サイトや転職エージェント利用して求人に申し込むか、製作スタジオに作品を持ち込んで面接をしてもらいます。
なりたい!と言う気持ちと、画力さえあれば、人手不足の業界なのでなるだけなら簡単らしいです。
なるだけなら簡単と書いたのは、なってからが大変だから。かなり前にアニメーターの収入や環境の劣悪さがクローズアップされ話題になりましたが、まだ、完全に改善されたとは言えません。
仕事はきついし収入も少ない、でもやりがいはあるという仕事です。本当に好きじゃないと気持ちが持たないという話を聞くので、転職するのならよく考えてください。
最後に
アニメーターは正社員になれることはほとんどなく、多くの方が個人事業主か契約社員として働いています。
また、収入が少ないのに仕事が激務と言うのも辛いところです。数字で見ると新人時代の「動画」の時点で90%以上の方が辞めていくとも言われています。
原画を書けるようになると収入が増え、年600万円以上を稼ぐ人も多くなっていきます。ですが、ここまでたどり着くのが大変な仕事でもあります。
もし安易な気持ちでアニメーターを目指すのなら、辞めた方が良いですね。好きなことを仕事にできる魅力はありますが、好きなだけでは続かないのも事実です。