医療事務は未経験者だとつらい!医療事務を目指すなら知っておくべきこと

未経験者が医療事務を目指す

未経験で医療事務になると、ちょっと辛かったりします。

理由は次の2つ。

・女性特有の人間関係が面倒
・新人の間は特につらい

とはいえ医療事務は、再就職がしやすく安定性も抜群。
そして将来性高い。

なので目指す方は常にいます。
そんな方が気になるのは、仕事内容と資格や経験が必要かどうか。
ですよね。

この記事では未経験で医療事務を目指す方向けに、仕事内容や辛い部分などを紹介しています。
ぜひ、参考にしてください。

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未経験で転職すると辛い

女性にとっては将来が安定し、長く働けるということで人気の医療事務。
それなのに、未経験だと辛い思いをする方が多いようです。

理由はさっき言ったように、女性特有の人間関係があるから。
特に新人の間は立場も弱く、なおさらつらいと感じる方が多いようです。

人間関係が辛い

医療事務で一番大きな悩みは「人間関係」です。
とくに医療事務は女性が多い職場なので、なおさら人間関係が重要になってきます。

人間関係がつらい理由で、多いのは次の2つ。

  • 忙しそうで質問できない
  • 話しかけても応えてくれない

忙しそうで質問できない

先輩や上司が忙しそうだと、質問しづらいですよね。
邪魔になるかもしれないし、邪険にされるかもしれませんし。

この「質問しづらい」という思いが、人間関係をつらくするんです。

わからないのに質問しないと、やる気がないと思われます。
いつまでたっても仕事を覚えないと、使えない人になってしまいます。

すると、人間関係の輪にも入りづらくなってしまうんです。

だから、忙しそうだからと遠慮しちゃダメ。
分からないことは、どんどん質問してください。

邪険にされるかもしれませんが、気にしないこと。
頑張っている人は、周りから応援されるものですよ。

話しかけても答えてくれない

話しかけても応えてくれない。
これ、結構答えますよね。

一人だけ浮いているような気持になり、人間関係がどんどんつらくなるものです。

話しかけても応えてくれないのは、「やる気がなさそうだ」と思われているから。
なので解決策するは、一日でも早く仕事を覚えるしかありません。

資料を片っ端から読む。
わからないことはどんどん聞く。

率先して仕事を覚えようとする人は、意外と応援されるもの。
黙ってもじもじするよりは、100倍ましです。

それに…。
仕事を覚えないとミスも多くなり、さらに人間関係が悪化してしまいます。

ついでに言うと、仕事を覚える前に雑談しようとすると、「仕事を覚えるのが先ではないか」と思われてしまうんです。

ま、一言でいえば人間関係が面倒くさいだけなんですけどね。

医療事務未経験であれば覚えることは沢山ありますから、雑談をするより少しでも勉強し、早く一人前になりましょう。

関連記事:少人数の職場で人間関係に悩んだら?よくある悩みと対処法

新人の間は大変

医療事務未経験者は、だいたい1年間は仕事を覚えるのに必死です。
で、2年目から少しずつ周りを見る余裕が出てきます。
3年目でやっと人に教えられるようになる、ようですね。

これは、先輩も新人も同じです。

先輩も必死

先輩も一生懸命働いています。

なので忙しい職場だと、新人にゆっくり教える時間がとれないもの。
悪気はないけど冷たく当たってしまう。
そんなこともあるようです。

先輩は「一日でも早く仕事を覚えてほしい」と思っています。
でも自分も忙しいから、教えている余裕がなくなってしまうんです。

そんなときに、何度も同じことを聞かれるとついイラっとしてしまうんでしょう。

でもこちらとして、冷たくされるとつらいもの。
しかも何度も同じことがあれば、「人間関係に馴染めない」と悩んでしまいます。

だから、半年もせずに辞めてしまう方もいるんです。

自分で勉強する

一度冷たくされたからと言って、あきらめないこと。
できれば教えてもらえるまで、何度も聞くことが大切だったりします。

実は、冷たくされても「もう一度教えてほしい」と食い下がれる方。
資料やメモを見ながら、自分で勉強できる方は、長く勤められるようです。

大切なのはメモを取り、自分でも勉強すること。
そして分からないことはそのままにせず、教えてもらうまで何度でも聞くこと。

新人の間はどの職場でも大変なものです。
せっかく採用されたのですから、できるところまで頑張ってみましょう。

その他のストレス

医療事務には、人間関係以外のストレスもあります。
特に多い悩みは、患者さんからのクレームですね。

仕事を覚えていない新人の頃は、クレームに悩まされるものです。

医療事務はカルテの内容で患者を誘導する必要があります。
診療なのか注射なのか、それとも点滴なのかを、一瞬で判断しないといけないんです。

もちろん、薬の説明を求められることもあるでしょう。

慣れてしまえば当たりまえのことでも、覚えるまではあたふたするもの。
時には患者さんから怒られてしまうこともあるのです。

また、あとから入社した人が、あなたより先に辞めてしまうこともあります。
新人が仕事に耐えられず辞めていく姿は、なんとも言えない気持ちになるものです。

こういったストレスは、仕事を覚えることで少しずつ解決していきます。
何度も同じことを言いますが、一人目になるまでは辛いものです。

おすすめ記事:仕事で疲れたときのリフレッシュ方法

医療事務の仕事内容

では次に、医療事務の仕事を紹介します。

医療事務は、病院やクリニックで医療に関わる事務や経理、受付を行うことが主な仕事になります。

仕事内容は勤務先によって様々ですが、主な仕事は次の3つになります。

  • 窓口受付業務
  • レセプト業務
  • 入院患者の対応

実は医療に関する専門的な知識が求められる仕事なので、他の事務と区別するために医療事務と呼ばれるそうですよ。

では、それぞれの仕事を簡単に説明します。

窓口受付業務

病院やクリニックに来院された、外来患者の対応をします。

来院された方への太陽は、おおむね次の3つ。

・保険証や診察券の確認
・診療申込書の記入依頼
・診察予約の確認など

診察が終わった患者さんには、処方箋についての簡単な説明を行い、診察料を支払ってもらいます。

順番が来た患者さんを診察室へ案内するのも、受付の仕事です。

レセプト業務

レセプトとは「診療報酬明細書」のことを言います。

医療費は点数で表され、保険の適用額も点数によって変わってきます。

医療事務ではカルテを見ながらデータを入力して診療費を算出。
そのうち患者が負担する金額を計算します。

また、レセプトに基づいて医療保険者に(市町村や健康保険組合など)に請求も行います。

レセプトを作成するにはカルテの内容が理解できないといけない。
なので、医療事務の中でも専門的な知識が求められる業務です。

入院患者の対応

入院施設を備えている病院では、入院患者の対応も行います。

入院診療費の説明や退院時の精算、病棟への案内、入院する患者と医師、看護師へのつなぎ役、お見舞いの方への対応などを行います。

キャリアアップを目指すのなら「医師事務作業補助者」を視野に入れても良いですよね。

 医師事務作業補助者とは、医師が行う業務のうち、事務的な業務をサポートする職種です。その呼称は病院によって様々で、医療秘書や医療クラーク、メディカルアシスタント(MA)などと呼ばれています。

業務には、診断書や診療情報提供書(いわゆる紹介状)など「医療文書の作成代行」があります。次に電子カルテなど「診療記録への代行入力」があり、これは医師の外来診察など同席して行います。さらには、「医療の質の向上に資する事務作業」として、カンファレンスの準備、がん登録や外科手術の症例登録(National Clinical Databaseの頭文字を取ってNCDと呼ばれています)なども、手広く行います。最後に「行政への対応」があり、これは厚生労働省などに報告する診療データの整理などが含まれます。

引用:日本医師事務作業補助研究会

求められる資格は?

医療事務になるのに、特別な資格が必要だと思っていませんか?

実は医療事務は、特別な資格がないんです。
資格なしの未経験者を募集している求人もあります。

ですが、未経験から医療事務を目指すなら、基本的な知識を身に着けることも大切。
そのために、資格を取得するのはすごく大切です。

知識があることが分かれば、採用される可能性も高くなります。
もちろん仕事の理解力も深まり、実務を覚えるスピードも速くなりますよね。

とはいえ医療事務の資格は、ほとんどが民間資格。
なので、資格を持っていても就職に優位になるとは言えません。

ただ、基本的な知識の証明は出来ますよ。

求人の探し方

医療事務の求人は、いろいろなところに掲載されています。

まず、ハローワーク。
あとは、医療専門の求人サイト。
転職エージェントも求人を持っています。

未経験可の求人を探すなら、全部利用したほうがいいでしょうね。
情報が多いほど、より良い求人に出会いやすくなります。

ただ医療事務は人気の高い職種。
なのでどうしても、経験者がライバルになるもの。

経験者がライバルだと、採用される確率は低くなりますよね。
少しでも採用確立を高めたいなら、できるだけ多くの求人に申し込みましょう。

医療事務の求人を扱っているサイト

医療事務の求人を多く扱っている転職サイトは次の2つ。

医療事務求人ドットコム
グッピー

総合型の転職サイトのおすすめはこれ

リクナビNEXT

転職サイトなら気軽に求人情報が集められます。
ぜひ利用して、効率よく求人を探してください。

医療事務で働くメリット

最後に医療事務で働くメリットを紹介。
実は医療事務には、大きなメリット4つあるんです。

  • 家事や育児と両立しやすい
  • 年齢に関係なく働ける
  • 地域を問わず仕事が出来る
  • 性別に関係なく求人がある

医療事務は経験が重視される職業。
なので、一度経験を積めば病院とクリニックのある場所なら、どこでも就職しやすくなります。

また、性別に関係なく仕事があるのもメリット。
パートなら時間的な融通も利きやすく、家事や育児と両立しやすい仕事です。

未経験の場合仕事に就くまでが大変。

ですが、その後のメリットがとても大きい!
なので、仕事が見つかるまで頑張ることが大切です。

まとめ

さて、最後にまとめると。

未経験で医療事務になると、つらい思いをします。

理由は女性特有の人間関係。
それと、みんな忙しくて仕事を教えてもらえないからです。

ただこれは、仕事を覚えて1人前になれば解決します。
1人前になるまで時間はかかります。
とはいえ1人前になってしまえば、これほどメリットの多い仕事はありません。

まず、時間の融通が利きやすい。
次に、再就職しやすい。
そしてなんといっても、将来性があります。

なので、未経験で医療事務を目指すなら、絶対に1人前になるつもりで挑んでください。
その先に大きなメリットが、待っていますから!

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