
転職回数が多い人は転職で不利になると言われています。
では、転職回数が多い人は、転職で希望を叶えることは難しいのでしょうか?
この記事では20代で転職回数の多い人が、希望の転職を叶えるために必要なことを紹介しています。
20代の転職回数比率
ミドルの転職によると20代の転職回数の比率は次のようになっています。
- 1回:39%
- 2回:13%
- 3回:8%
- 4回以上:3%
- ない:37%
2回以内の人が52%、3回以上は全体の11%になります。
何回だと多い?
20代では3回になると転職回数が多いと判断されます。
ですが、書類選考や転職の成功率に影響を及ぼすのは2回からです。
転職回数が多いと不利になる
転職回数が2回以上だと、転職成功率が大きく下がる傾向にあります。
とくに営業や事務・販売といった、採用してから教育を行う職種ほど、転職成功率が下がる傾向があります。
技術系の場合は転職回数よりも、本人のスキルや経験を重視する企業が多いため転職成功率はそれほど下がりません。
転職回数で悪影響が出る
また若いほど、転職回数の多さが転職に悪影響を及ぼす、という結果も出ています。

出典:doda ホンネの転職白書「 転職は何回まで許される?転職回数と成功率の関係性」
人事としては若年層(35歳以下)だと、2回以上の転職を気にするという結果も出ています。
なので、20代での転職は多くても2回にとどめるのが無難だ、と考えることもできます。
参考:doda「20代の転職、何回まで許される?」
転職回数が多いと不利になる理由
なぜ企業は転職回数の多い人を嫌がるのでしょうか。
それは次の4つの懸念があるからです。
- すぐに辞めてしまう
- ストレスに耐えられない
- やりたい仕事がない
- スキルが身につかない
ひとつずつ説明していきます。
すぐに辞めてしまう
短い期間で転職を繰り返す人は、採用しても教育が終わったころに辞めてしまうのではないか、という心配があります。
また仕事で壁に当たったとき、創意工夫をして乗り越えるのではなく、転職に逃げるのではないかと懸念されるようです。
ストレスに耐えられない
人間関係が上手くいかない、上司から叱られると会社に来られなくなるなど、ストレスに耐える力がないのではないか、という心配もあります。
社会人として働いていく限り必ずストレスがあります。
ストレスと向き合い、乗り越える力がないと、長く働くことは難しいと考えられてしまうのです。
やりたい仕事が無い
営業⇒経理⇒技術と言うように、様々な職種を転々としている方は、やりたい仕事が無いのではないかと思われます。
また「仕事が面白くなけれがすぐに辞めてしまう人だ」と、判断されることもあります。
スキルが身につかない
短期間で仕事を辞めるということは、教育を最後まで受けていない可能性があります。
また実務経験が浅く、必要なスキルも身につけにくいでしょう。
中途採用では「スキル」や「経験」が重視されますから、スキルが身についていないと思われるだけで、マイナス要素です。
転職回数が多いと書類選考に通らなくなる
転職回数が多いことで起きる問題は、面接ではありません。
一番大きな問題は書類選考で落とされることにあります。
企業の採用担当者は、「転職回数が多くても理由をきちんと説明できれば採用する」と言っています。
ですが現実問題として書類選考を突破しなければ、面接を受けることができません。
転職回数が多いことで起きる問題は、書類選考を通過ことが難しくなることです。
書類選考を通過するには
転職回数の多い方が書類選考を通過するには、次の2点を効果的にアピールする必要があります。
- どのようにして企業に貢献できるのか
- 企業が求める人材と合致しているか
- 長く勤める気はあるのか
そのためには職務経歴の書き方を工夫することが大切です。
いま身につけている「スキル」や「経験」をどう表現すれば、企業が求めている人材だと考えてもらえるのか。
共通点を見つけ出し、相手に伝わるように作成してください。
退職理由をきちんと書く
どうしても書類選考が通過できないときは、「一身上の都合」などと書いていた退職理由を、きちんと書くようにしてください。
人事担当者が「退職理由がきちんとしていれば回数は気にしない」と言っています。
つまり応募書類でも退職理由をきちんと書くことで、通過しやすくなる可能性があるのです。
どうしても書類選考を通過できないときは、人事担当者が納得できる退職理由を書くようにしてください。
面接では納得のいく理由を説明する
面接では、転職回数が多い理由をきちんと説明できれば、採用される可能性はあります。
たとえば転職回数が多い理由としては、
- ITの技術者としてスキルを身に着けるために転職を繰り返した
- 職を転々としているが、一貫してエンジンの製造会社にこだわってきた
などです。
また企業は面接で、書類では分からなかった部分を見ています。
つまり、
- 主体性のある行動力
- 目標を達成するための力
- 入社後の伸びしろ
- コミュニケーション能力
などです。
面接では「長く勤める意思」を明確に伝え、その上で「企業の利益に貢献してくれる人材」であることを伝える必要があります。
面接に呼ばれるということは、少なくともあなたに興味を持った、ということ。
自信をもって自分の魅力をアピールしてください。
プロに相談する
どうしても書類選考や面接で落ちる場合は、転職エージェントに相談しましょう。
転職エージェントは、転職を仕事にしているプロですから、状況に合わせた選考書類の作成方法を知っています。
また企業に合わせた効果的な面接対策を取ることができます。
転職エージェントがサポートしてくれるのは、主に次の6つ
- キャリア相談
- 求人紹介
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 面接対策
- 面接のセッティング
- 給与交渉
無料でサポートを受けることができるので、転職を考える方全員に、利用してほしいサービスです。
オススメの転職エージェント
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最後に
転職回数が多いと転職で不利になります。
不利にならないようにするには、自分のキャリアプランをしっかりと描き、なぜ転職するのかをきちんと説明できるようにすること。
目的のない転職を繰り返さなければ、転職先が決まらないほど不利にはなりません。