子供の手が離れたから、今よりも長い時間働きたい。夫がリストラにあったのでもっと稼ぎたい。と言った理由で、より多くの収入が見込める仕事に転職したくなることがあります。
そんな時に気になるのが転職のタイミング。すぐにでも新しい職場に移りたいからと、今日言って明日辞められるものではありません。
それに、いきなり辞めてしまうと残された人に迷惑をかけてしまいますよね。もし周りに迷惑をかけてしまうと、ご近所の噂になってしまうことさえあります。
では、自分にとって損をせず、迷惑をかけない転職のタイミングはいつなのでしょう。
この記事では、パートで損をせず、迷惑をかけない転職のタイミングについて考えていきます。
いつ、辞めることを伝えるか
今の職場で時間を延ばしてもらうのが一番理想ですが、職場のニーズにマッチしていなければそれも難しいでしょう。
なので、転職をすることになるのですが、問題になるのはいつ退職することを伝えるかです。
法律上は2週間前に伝えれば辞めることができますが、それはあくまでも法律上のこと。パートの場合、子供の友達のお母さんが一緒に働いていたり、ご近所さんがいたりと人間関係が複雑に絡むことがよくあります。
また、パートの場合はアルバイトよりも仕事の責任が重く、社員から頼りにされていることも良くあります。自分の都合だけで辞めると伝えるのは、今後のことを考えても避けるべきです。
出来れば、代わりのパートを探す時間や引き継ぎの時間を考えて、一か月から一か月半程度は余裕を見て伝えた方が良いでしょう。
ただし、あまりにも退職までの期間が長い場合は、日にちを区切ることも大切です。
退職理由をどうするか
収入を増やしたい、もっと働きたいと言った理由の場合は、時間を延ばすことや、出勤日数を増やしてもらえないか相談しておくと、退職理由をストレートに伝えることが出来ます。
もし、家庭環境の変化や引っ越しが理由で退職する場合は、そのまま伝えれば良いでしょう。
ただし、職場の人間関係や給与などに不満があって退職する場合は、伝え方をよく考える必要があります。
何度も書きますが、パートの場合人間関係が複雑になりがちです。家から近い職場だと、どこかでつながっていることも多く、変な辞め方をすれば後々尾を引きます。
ありがちな退職理由ですが、他にやりたいことが見つかったなどポジティブな理由を伝えると、悪い印象は残らないようです。
ボーナスや有休も辞める前に取得しよう
パートで退職する方は、自分の権利を主張せずに辞めていくことが多い気がします。
パートでも条件によってはボーナスが出ますし、有休も取得できます。貰えるものは貰わないともったいないので、有休は全て取得し、ボーナスはきちんともらってから辞めるようにしましょう。
自分にとって最適な転職のタイミングはいつ?
長く勤めた職場を辞めるのは、かなりの勇気が必要です。特に職場に馴染み、みんなと良い人間関係を築いていると、なおさら辞めにくいですよね。
もし、職場への不満が募っているときは、新しい職場が見つかり次第転職するのがベストです。ただし、人間関係が悪化しないように細心の注意を払いましょう。
それ以外での最適な転職のタイミングは、自分がもっと熱中できるもっと魅力のある仕事を見つけた時です。仕事を辞めるのはかなりのエネルギーが必要ですから、魅力的な仕事を見つけポジティブになっているときが、ベストなタイミングだと言えます。
新しい仕事を探すときに注意したいこと
パートの場合、いきなり退職者が出てしまったのですぐにでも働ける人を採用したいと考えていることがよくあります。
勤務可能日が合わなければ採用しない所もありますので、履歴書に「〇月〇日から勤務可能」と言った一言を添えておくようにしましょう。
面接で「いつから働けますか?」と聞かれるからと、なにも書かない方も居ますが、一言書いておくだけでお互いに無駄な時間を使わなくて済みますよね。
さいごに
パートは人間関係が複雑になりやすい印象があります。特に都市部から離れれば離れるほど複雑になっていくようです。
職場に子供の同級生のお母さんがいる、と言うのも珍しい話ではなく、近所のスーパーやコンビニに行っても知り合いがいるのがある意味当たり前だったりします。
それだけに、勤務態度や退職方法はかなり重要。何か問題が起こるとあっという間に話が広まり、ひどい場合だと子供にまで伝わってしまうことも。
パートを辞めるときは、お互いに納得できるところを見つけ、問題が起こらないようにしたいですね。