
仕事が多少きつくても、職場の雰囲気が良ければ続けていけるものですが、職場の雰囲気が悪いと、耐えられず辞めたくなることが多いようです。
そして、従業員が辞めたくなる職場には似たような特徴があります。
この記事では、従業員が辞めたくなる職場の特徴と、我慢して勤め続けることで、体に表れる異変について紹介します。
辞めたいと思っている職場で、当てはまる項目がいくつもあるのなら、早めに転職を考えるべきかもしれません。
辞めたくなる職場の特徴
辞めたくなる職場の多くは、人間関係が原因で雰囲気が悪くなっていることが多いようです。
職場に活気がない
不思議なことに、待遇も悪くなく業績もそれなりに良い会社でも、職場の活気が無くなることがあります。
その原因は、業績の悪化や従業員同士の相性の悪さ、部署のトップの異動などで、コミュニケーションが取りづらくなること。
相性の悪いメンバーとチームを組まされる、冗談や世間話をする相手もいない、不真面目な社員が注意されることもない。
こんな職場で働いていれば、たとえ待遇が良いとしても、積極的に働こうという気持ちが無くなってしまいます。
活気のない状態が長く続くと生産性も下がり始め、最後には「辞めたい」と考えるものなのです。
事務所が静かで気を遣う
事務所に響くのはキーボードを叩く音だけ、という職場を経験したことがありますが、静かすぎる職場は変な気を使ってしまいすごく疲れます。
たとえ仕事の電話でも、大きな声で話すことをためらってしまいますし、同僚に仕事の話をしたくても、静かすぎて話しかけることまでためらってしまうのです。
静かで集中できると言えば聞こえはいいですが、極端に静かな職場は変な気を使ってしまい、妙な疲労感があるものです。
悪口が多く人を馬鹿にする
悪口の多い職場で働くのは嫌ですよね。
以前にお局様2人が、事務所でひそひそと人のうわさ話や悪口を言っている職場で働いたことがあります。
あまりに聞くに堪えなかったので、「辞めてほしい」ことを伝えましたが、意に介していない様子で改めようともしませんでした。
悪口は言われている人は当然気分が悪くなりますし、それを聞いている周りの人も気分を害するもの。
ましてや人前で言う悪口は、職場の雰囲気を極端に悪くしてしまいます。
上司に質問するのが怖い
「分からないことがあったら何でも聞いてほしい」と言う上司に限って、聞きに行くと「そんなこともわからないのか!」と怒り出すことが多い気がします。
聞く側としては分からないから聞いているのに、「なんで分からないんだ!」などと叱られても困ってしまいますよね。
これが何回も繰り返されると、上司に質問するのが怖くなり、仕事を覚えることが出来なくなってしまいます。
すると当然「自分はダメなやつなんだ」と考えてしまい、最後には「辞めたい」と考えてしまうのです。
やりがいを感じない
仕事を評価されることが無い、自分で考え行動すると「勝手なことをするな」と叱られる。
そんな職場で働いていると、仕事にやりがいを感じられなくなります。
やりがいを感じない仕事では、創意工夫をしようとも思いませんし、積極的に行動しようとも思わないでしょう。
すると徐々に仕事が面白くなくなってしまい、「もっと面白い仕事に転職したい」と考えるようになるのです。
仕事を与えてくれない
そもそも仕事の量が少ない職場に就職すると、仕事を与えてくれないことがあります。
また、上司が部下を信用せず、すべてを一人でやろうとする職場でも、仕事が与えられないことがあるようです。
ぼくは仕事をやらせてもらえないことが切掛けで、周りから無視されるようになり、最後には仕事を辞めたことがあります。
働きに来ているのに仕事が無いのは、想像以上に辛いことなのです。
仕事を押し付ける
気の弱い人や断れない人に、雑務や残業を押し付けてくる人がいます。
仕事を押し付けられた人は、自分の仕事をこなしながらさらに押し付けられた仕事もやらなくてはいけなくなり、精神的にも肉体的にも辛くなってきます。
実際毎日仕事を押し付けられ残業が増え続けた結果、病気になってしまい仕事を辞めていく人もいるのです。
仕事を教えてくれない
営業や工場、職人気質の人がいる職場に多い、「背中を見て覚えろ」という考え方が人を追い詰めます。
新しい仕事を覚えるのに、背中を見たところでわかるはずがありませんよね。
それなのに「なんでこんなことも出来ないんだ!」と叱られるからたちが悪い。
仕事を教えてくれない職場は、新人にとって辛い場所にしかなりません。
我慢すると体に異変が出てくる
職場の雰囲気が悪く「辞めたい」と思っているのに、我慢して働き続けていると、心や体に異変が起こることもあります。
心がストレスの限界を超え「休ませてくれ」と叫んでいるのです。
朝起きると腹痛や吐き気がして涙が流れてくる
休みの日は普通に起きられるのに、仕事のある日は朝起きるとお腹が痛い、吐き気がする、自然と涙が流れてくると言った症状が出る。
これは明らかに、我慢できるストレスの限界を超えています。
できれば長期の休みを取って、心と体を休めるべきでしょう。
布団から出られない
疲れがたまりすぎていると、朝起きても布団から出られないことがあります。
それでも「仕事に行かなきゃ」と思い、布団から出るのですが…。
体のだるさや頭痛、腹痛などに襲われ、仕事に行くことができない。
あるいは、無理をして出社した結果、余計体調を悪くしてしまうことになります。
どうしても布団から出られないのなら、思い切って休みをもらいましょう。
職場に行くと腹痛や吐き気がして涙が流れてくる
職場に行くと気持ちが悪くなったり、お腹が痛くなるようなら、仕事に対して拒絶反応を示している証拠。
休みを取って、このまま仕事を続けるべきか考える必要があります。
どうしても仕事を続けないといけないのなら、仕事の何が嫌なのかを自分に聞いてみましょう。
原因が分かれば、対処する方法を考えることも出来るはずです。
我慢する必要はない、辛いのなら退職も考える
どんなに辛い目にあっても仕事を辞めない方の中には、「忙しい時に私が抜けたら迷惑をかける」「私がいないと仕事が終わらなくなる」と、退職した後のことを心配している方が多いようです。
ですが、引き継ぎをきちんと行ったのなら、仕事を辞めた後にその職場がどうなろうと関係のない話、ましてや「私がいないと仕事が…」と考えるのは勘違いでしかありません。
たとえ仕事のできる人が辞めて大変になったとしても、2週間もすれば元の状態に戻ることの方が多い、なので退職するときに職場の心配をする必要はないのです。
それよりも、今辛い状況を我慢していることの方が問題です。
先ほど書いたように、ストレスが溜まりすぎると心や体が病気になってしまいます。
まずは自分のことを第一に考え、辛いのなら転職を考えてください。
まとめ
仕事を辞めたくなる職場には似たような特徴があり、ほとんどは人間関係に原因があります。
今少しでも辞めたいと思っている職場に似たような特徴がいくつもあるのなら、転職を考えた方が良いかもしれません。
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