工場の仕事が辛くなる理由。あまりに辛いのなら転職を考えるべきだ

残業が少なく休みもしっかりと取れ、給与もそれなりの金額をもらえる。と言うのが一般的な工場のイメージですよね。

でも、工場と言ってもその種類を細かく分類していけば100種類以上にもなり、当然もらえる給与にもかなりの差があります。

厚生労働省が発表している「製造業の平均年収」は30代で330万円前後ですが、工場勤務の平均年収は210万円前後だと言われ、勤め先や立場によって収入に大きな差が出る仕事でもあるのです。

なぜ、工場の仕事が辛いと感じてしまうのか、この記事ではその理由を考えていきます。

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夜勤、残業が辛い

量産工場だと2交代や3交代勤務になっているところもあります。

3交代であれば、そこまで残業や休日出勤が増えることはなさそうですが、2交代の場合は仕事がきつくなることが多い。

なぜ2交代がきつくなるのかと言うと、仕事が忙しくなった時、工場を24時間稼働させるために毎日3時間以上の残業を指示されることがあるからです。

また、夜勤と日勤を一定期間で交互に行うことも多く、体がついていかないという話も聞きます。

普段寝ている時間に起きて働き、さらに3時間も残業があれば、辛いのは想像がつきますよね

給与が安い

最初にも書きましたが、工場の平均年収は210万円前後です。サラリーマンの平均年収が420万円前後ですから、かなり低いですね。

30代3交代勤務の設備責任者で月の手取りが15万円と言う話もありますから、勤め先によってはかなり給与が低いことが分かります。

多少仕事がきつくても給与が良いと意外と耐えられたりするのですが、忙しい上に給与が安いとすぐにでも辞めたくなりますよね。

上司との人間関係が辛い

工場の場合は、誰か1人をターゲットとしたパワハラが横行しやすいようです。

特にルーチンワークが多い量産工場の場合、管理を工場の責任者に任せていることが多く、実際部下に対してどう接しているのかが見えにくくなります。

そのため、覚えが遅い人やコミュニケーション能力の低い人がやり玉にあげられ、辛い思いをすることもあるようです。

また、工場は上下関係がしっかりしているのか、体育会系に近いノリになっていることもあり、注意するときの言葉がきつく、人によってはパワハラとして受け止めてしまうことも。

理不尽な怒られ方をしていれば辞めたくなる気持ちも分かります。

休みが少ない

稼働率が低く採算が取れなくなると、当然人員削減を行いますが、過剰に人員を削減した結果、休みが取れなくなっていることがあります。

また、責任者ともなると、一般の作業員では分からないことも把握しているため、休日でもお構いなしで問い合わせの電話がかかってくることも。

その度対応せざるを得なくて、結果として休めなかったというケースもあるようです。

休みがないと、体も疲れるのですがそれ以上にストレスが溜まってしまいますから、辛いでしょうね。

辛いのに辞められないのはなぜ?

勤め先によって大きな差があるのは、工場に限らずどこの職場でも同じです。

ただ工場の場合は、仕事の流れや内容を理解している人がいないと、まわらなくなることが多くあるようで、辞めたくても中々辞められないようです。

休日に問い合わせの電話がお構いなしに掛かってくるというのが良い例ですね。

「自分が辞めたらほかの人に迷惑がかかる」

そういう思いが強く、辞めたいと思っても中々言い出せない。言い方を変えると責任感の強い方が多いようです。

「自分が辞めたら…。」は考えすぎ

どんなに仕事が出来る人でも、居なくなったら絶対に困ると言われた人でも、居なくなって困ることはまずありません。

退職をしたことがある方なら「自分が辞めたらどうなるのだろう」と心配しながら辞めても、一切電話がかかってこない寂しさを経験したことがあるはずです。

実際、課長や部長が突然倒れ電話すらできない状況になっても、2週間もすれば普通に仕事がまわるようになります。

「誰かがいないと仕事がまわらなくなる」と言うことはないのです。

なので「自分が辞めたらこの工場は…。」なんて気にしても意味がない。辛いのなら辞めていいのです。

まとめ

工場は勤め先によって給与や待遇に差が出やすい仕事かもしれません。

同じ製品を製作している工場でも、年収600万円が当たり前の工場もありますし、300万円もいかない工場もあります。

夜7時には全員退社している工場も、23時になってもまだ働いている工場もあるのです。

差があるとすれば、1部上場の子会社か中小企業かということ。1部上場の子会社だと待遇や休日も親会社と同じになることが多いのです。

もし、今勤めている工場が辛いのなら、親会社のある工場の求人を探しても良いかもしれません。

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