何も考えず勢いだけで退職。転職を繰り返して感じた良かった事、悪かった事。

「こんな会社もういやだ! 転職してやる!」と思ってもちょっと待ってください。勢いだけの転職は間違いなく失敗します。

ぼくは自慢じゃありませんが3回転職しています。キャリアアップなんてしていませんし、転職して良かったことは休みが土日祝日になったことくらいです。

この記事では、こんなぼくが勢いだけで転職に踏み切った結果を書いています。
これから転職したいと考えている方の、参考になれば嬉しいです。

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市場価値を分かっていなかった

若いころはあると思うんですよ。俺は仕事ができる。環境が良くなればもっと稼げるはずだ!って思うことが。

実際ぼくがそうでした。
小売業に入社後3年で店長になり、翌々年には新店の店長として開店準備も経験。
周りからの評価も上々で、順調に上へと進んでいる実感がありました。

その結果「俺はもっとできる」と調子に乗り、転職することを選びました。

理由は…

  • いまの会社では給与の上限が見えている
  • 環境が変わればもっと稼げると思った

からです。

そして情報収集をせず、失業給付についても調べずにいきなり辞めました。
次の仕事は簡単に見つけられると軽く考えていたのです。

ところが実際転職活動を始めると全然仕事が決まらない。
面接どころか書類選考さえ通らない日々が何カ月も続きます。

この時ばかりは、自分に市場価値が全然ないことを痛感しました。

そして最後には、失業給付金がもらえ亡くなる直前に、一番やりたくなかった「営業」で転職しました。

転職先を決めたのは…

  • 生活するだけの給与が貰える
  • 採用になった
  • 失業給付がなくなる前に決めたかった

という、なんとも浅はかな理由です。

自分の市場価値を知らないと見当違いな転職活動を行ってしまい、最後には「妥協」するしかなくなります

中途半端な転職が招いた2回目の転職

妥協して転職した職場でしたが、それでも仕事を頑張ろうと思ったのを覚えています。
ただ職場の調査をしていなかったため、採用後にギャップが生じます。

一言で言えば想像していた仕事内容と、実際の仕事内容が違ったんです。
また職場の雰囲気や人間関係に馴染むことができず、1カ月後には完全に孤立していました。

いつしか仕事すらなくなってしまい、出退勤の車の中で「なんでこうなったんだろう」と自問しながら泣く日々が続くようになります。
そして最後には会社に行くことすら難しくなり、3ヶ月で退職しました。

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3社目は求人票に騙されて入社

次の仕事は個人宅を1件ずつ回って商品を販売する「訪問販売」です。

求人票は「正社員募集」で「依頼があった家に行き修理を行う仕事」と書かれていました。
そして求人票を出していた会社は、その業界では超がつくほどの有名企業、もちろん東証一部上場企業だったので安心していたんですよね。

それなのに入社してみれば仕事は訪問販売、さらに驚くことに「正社員」ではなく「契約社員」としての採用だったのです。

今でこそハローワークの求人票は、登録に間違い(求人詐欺)がないように規制する方向へ向かっていますが、当時はこういった求人も多くあったようです。

ちなみに訪問販売を行っていた部門は、訪問販売に対する規制が厳しくなったため事業から撤退。当然仕事もなくなり、全員退職したようです。
もっともその1年前にぼくは辞めていましたが。

職業訓練校で資格を取得

どうしても経理というか、事務系の仕事がやりたかったので、訪問販売の仕事を辞めた後は、職業訓練校に通いました。

2度も転職で失敗していますから、次の転職は絶対に失敗したくなかった。
なので転職を有利に進めるために、何かしらの資格が欲しかったのです。
資格さえあれば必ずチャンスがあるはずだと、本気で思っていました。

そして努力の甲斐もあり、職業訓練校の在学中に、簿記2級とエクセルとワードの資格を取得!
これできっと何とかなると心の底から思い、本当に嬉しかったのを覚えています。

職業訓練校のありがたいところは、雇用保険から職業訓練給付金が支給されることです。
しかも通常の給付期間よりも長く給付され、ほとんどの場合、学校を卒業するか次の仕事が見つかるまで給付してもらえます。
しかも手続きは職業訓練校が代行して行ってくれます。

お金をもらいながら勉強することが出来る。
新しい仕事が見つからず困っていた時でしたので、すごく助かりました。

関連記事:30代未経験の転職は職業訓練校もおすすめ!

4社目で事務職として転職

資格を取得したことで憧れの「事務職」に転職できるのでは? という淡い思いを抱きながら転職活動を行い、そして奇跡が起こります。

なんと「給与は言い値」という好条件で、税理士事務所から内定が出たのです。

ただぼくはやっぱり基本バカなんでしょうね。
1か所内定をもらったから他でももらえるだろう。だからもう少し面接を受けてみよう。
と思い、その税理士事務所を断ったんです。

そして今の会社に「経理」で採用されました。

失敗ばかりの転職でしたが、資格を取得したことで人生が変わったのです。

転職する前の準備が大切

いまは2人に1人が転職をする時代。
それだけに「仕事を辞めたい、転職したい」と思っている方は大勢います。

ただ勢いだけで仕事を辞めると、ぼくのように散々な目に合う可能性があります。
転職を成功させるには、辞める前の準備がすごく大切

辞める前の準備は色々ありますが、とくに大切なのは自分の市場価値を知ることです。

市場価値の考え方

自分の市場価値は次の3つの視点で考えてみると理解しやすくなります。

  1. 専門性と経験
  2. 人脈
  3. 業界の将来性

1の専門性と経験は、いままで行ってきた仕事を考えればわかります
例えば営業なら「法人向け新規開拓」「無形商品の販売」「主任」などですね。
この中の「法人向け新規開拓」「無形賞品の販売」が専門性、「主任」が経験になります。

2の人脈は転職しても力を貸してくれる人がどのくらいいるかを考えてください。
転職後も力を貸してくれる人が多いほど、転職市場での価値は高くなります。

3は今働いている業界の将来性です。
将来性のある業界で働いていれば、それだけで転職市場での価値は高くなります。
逆に衰退している業界の場合、市場価値はほとんどないと考えるべきです。

自分の市場価値が分かれば、転職先を探すときや面接でのアピールポイントも、考えやすくなります。

例えば2と3が絶望的にない場合は、1を活かして伸びている業界に転職した方が、良い結果を得やすいでしょう。
1を活かす場合は「実績」がとても大切になってきます。

2や3が高い方はそれだけで欲しがる企業が沢山あるはずです。

転職先を選ぶ2つのポイント

転職先を選ぶときは、次の2つを考えてみてください。

  • 伸びている業界か
  • 中途採用が活躍している会社か

伸びている業界かどうかは調べればある程度把握できるはず。

そして中途採用が活躍している会社かどうかは、聞かないと分からないので面接で直接聞いてください。
面接の担当者に「どんな人材を求めていて、どう活躍してほしいのか」「中途採用で活躍している人はいるのはどの部署か」を聞けば、自分に合っている会社かどうかが分かります。

転職エージェントも利用する

ぼくが初めて転職した頃は、インターネットもそこまで普及していない時代でしたので、相談したのはハローワークだけです。

でも今は転職サイトで求人を簡単に検索することができますし、転職エージェントに転職のフォローをしてもらうこともできます。

ハローワークと並行して転職サイトや転職エージェントを利用すれば、次の仕事が格段に探しやすくなるのです。

これは本当に羨ましい!



しかも多くの転職エージェントでは、相談だけの登録も受け付けています。

「本当に転職するべきかどうか」
「今後のキャリアプランをどうすればいいのか」

こういった漠然とした思いを、キャリアコンサルタントに相談するだけでも利用できるんです。

もちろん相談した結果「今の会社に残ります」でも問題はありません。

つまり転職エージェントを利用すれば、今後のキャリアプランを相談できるだけじゃなく、キャリアプランに合った求人まで紹介してもらえるのです。

もし気に入らなければ、求人の紹介を断ればいいだけ。

無料でここまでのサービスを受けられるなら、利用しない手はありません。

ぼくのおすすめは『リクルートエージェント』と『doda』

『リクルートエージェント』は、業界最大手の総合転職エージェントで、保有する求人数が多いのが大きな強みです。

担当者によってサービスの質にばらつきがありますが、とにかく求人数が多いので、案件漏れを防ぐためにも登録は必須。

リクルートエージェント

『doda』はパーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する、リクルートエージェントと1・2を争う総合転職エージェントです。

提案力に定評があり「悪い口コミ」もほとんどなく、担当者の当たり外れが少ない転職エージェントだと言われています。

職務経歴書の添削や面接対策・カウンセリングなど、実践的なサポートが素晴らしいと高評価。
本気で転職を考えている全ての方におすすめです。

doda

関連記事:仕事をしながら転職活動をするメリットとデメリット

最後に

「仕事を辞めたい、転職したい」と思っても、勢いだけで退職するのはやめた方が無難です。
勢いだけだとぼくのように、散々な目に合う可能性があります。

できれば在職中に転職先を見つけるのがベストですが、難しい場合は市場価値だけでも考えてください。

自分の市場価値を理解していれば、失敗しやすい転職をしなくて済みます。

そして転職先を決めるときは、「伸びている業界」か「中途採用が活躍している会社」かを基準に考えることが大切。

難しければハローワークで相談したり、転職エージェントの意見を聞いてみると、考えがまとまりやすくなります。




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