会社員として働く事の不思議。「文句があるなら辞めろ」という考え方

会社員として働く事の不思議。「文句があるなら辞めろ」という考え方

正社員として入社すると色々な不思議に出会います。
業務範囲や配属先、転勤や職場の責任などなど。

この記事では会社員になると感じる、「職場のなぜ?」を完全自分目線で語ります。

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日本で会社員になると言う事

会社側は新入社員を迎えると、どう育てるかを考えます。
教育のやり方や最初に配属する部署を真剣に考えます。

そして一定の周期で部署を異動させます。
部署を異動させるときのポイントは、「適正」と「人材のバランス」です。
社員の希望はあまり聞いてくれません。

見込みのある社員には、「教育」という名のもとにすべての部署を経験させ、昇進させます。

見込まれた社員は転勤させることもあります。
転勤を経験させることで、一周り大きく成長してくれることを期待しています。

転勤が出来ない人は、地元採用として給料を低く設定します。
会社が転勤する社員を望んでいるのに、本人の我儘で転勤を拒否しているんですから、それが当然だと考えているんです。

そして、プライベートよりも仕事優先で働く人を大切にします。
残業や休日出勤を嫌な顔一つせずに対応してくれる人は、すごく魅力的な社員です。

課長、部長に昇進する人は、家庭を顧みずに働き、趣味は仕事と言うような仕事人間が多くいます。
試しに武勇伝を聞いてみてください。
俺の若いころは…という仕事の話ばかりが飛び出すでしょう。

つまり日本で出世する会社員とは、子供が一番遊んでほしい時に、男は仕事があると仕事最優先で働く人です。

働くことは自分を犠牲にすることと同じ意味です。

会社に仕えることが当たりまえ。
会社の言うことは絶対、逆らってはいけない存在だと考えています。

会社の指示をきちんと聞き続ける代わりに、時期が来れば昇進し、毎年きちんと給料が増えます。

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配属先は選べない

最初に入社したホームセンターでは、自分が働くお店を選ぶことができませんでした。
当時はそれほど不思議には思いませんでしたが、よくよく考えてみるとかなり不思議なことです。

会社員として働く期間は、長ければ40年・50年とあります。
それなのに、配属先の店舗を自分で決めることができない。

つまり、これから始まる会社員生活の間、会社の指示した場所で働きなさいと言われているのと一緒です。

ホームセンター以外でも同じです。
営業希望で入社した方が、工場に配属されることもあります。
経理を希望していたのに営業をやれと言われることもあるでしょう。

仮に希望した部署へ配属されたとしても、数年経てば「教育」の名のもとに、別の部署へ異動することもあります。

つまり日本では、「終身雇用」の考え方が根強く残っているため、入社したら会社が決めた場所で会社の言うとおりに働け、となっているのです。

これが、会社側の考え方です。

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経理でも人事の仕事をすることがある

中小企業では、部署の壁がほとんどありません。
営業から受注、材料の手配と製造、そして納品や売上金の請求・回収まで、全て1人で行っている会社もあります。

逆を言えば、「すべての業務ができないと仕事にならない」のが中小企業です。
ほとんど1人親方状態になっている会社も、当たり前のように存在します。

「これ、冗談だろ?」

と思う人多いと思いますが、本当にあります。昼間は営業を、夜は製作を、なんて言うこともやらざるおえない会社って結構あるんですよ。

不思議なのは、求人票で募集された仕事(経理など)が、数年たつといつの間にか変わっていること。
例えば経理で入社したのに、3年後には営業になっていることもあります。

じゃぁ営業だけをやれば良いか言えばそんな事はありません。

営業としての仕事だけではなく、製品手配から製作のサポート、製品の検査や不具合対応などなどなど。
これは営業の仕事じゃ無い! と思うことばかりやっていることも多いんですよね。そ

報酬が発生しない役職もある

一部の企業では、課長・部長の肩書きはニックネームを同じです。

おそらく、課長とか、部長と聞くと役職者だからそれなりの手当てが付いて、良い給料もらっているんだろうな。と思いますよね。

ですが、世の中には部長と呼ばれても役職手当が付かない会社があるんです。

ドラマでよく見る昇進は、辞令が手渡され「〇〇年〇月〇日から、▲▲▲を営業本部長とする」とかなんとか書いてあるんですが、そんな辞令も存在しない。

ある日会社に出勤すると、社内の組織図が変わっていて、突然社長から「今日から部長やってもらうから」と言われるんですよ。
そしてその人も「嫌です」って平気で言うんです。

嫌ですと言っても変わってしまったものは仕方がないので、肩書きは部長になりますが、辞令が出ているわけでもないので、当然仕事内容も給料も変わらない。
そして、本人のやる気は課長時代より下がってしまいます。
当然仕事の質も下がるわけです。

報酬の発生しない仕事に責任感を持つ人はいませんから。

こんな不思議な人事が実際に行われている会社もあります。
探して見つけるのは不可能ですが、入社してみて「あれ?」と思うことは多いのです。

今は特に不思議だらけ

終身雇用が成立していた時代は、会社に仕える働き方でもよかったんでしょう。
毎日会社に行き、言われたことをこなしていれば、自然と給料が増えて昇進もしていった。

残業休日出勤当たり前、土日はゴルフで接待だったとしても、普通に生活出来るだけの給料が保障されていましたから。
バブル時代のコマーシャルでは、「24時間働けますか?」というキャッチコピーもあったほどです。

だから会社に仕えると言う意味で、副業禁止でも文句を言う人は少なかったはず。

でも今は、終身雇用は崩れ、大手企業でさえいつリストラを始めるか解らない時代になりました。

昔のように会社に仕えていても、普通に生活できる給料は保障されません。
それどころか働かせるだけ働かせて、残業代をつけない企業が増えています。

こうなってくると、一昔前のように会社に使える働き方では、生活を守ることができなくなります。

50代のパートや非正規雇用が増えているのはリストラが原因でしょう。
会社に頼った働き方では万が一、リストラされた時どうにもならなくなります。

「文句があるなら辞めろ」と言う考えがブラック企業を生み出す

「そう言う会社に入社したんだから、甘えないで、文句があるなら辞めて他を探せば良い!」

と、言いだす人が必ずいます。

終身雇用が壊れいつリストラされるかわからない。

給料がいつまで経っても増えないのに、子供の成長や親の老後でかかるお金だけは増えていく。

このままじゃ生活できなくなるかもしれない、出来れば副業をやりたいが、会社は副業を禁止している。
副業禁止はあんまりじゃないか。

と言っても、「そう言う会社に入ったんだから甘えてないで他探せ」と言う人もいます。
自分自身で仕事を探せる自信がある人ほどそう言いますね。
あとは、お金を持っている人。
お金がない事の苦しさが分からないんです。

会社がそう決めているんだから入社したらその会社の考えに従え。

きちんとした決まりのある会社なら、これで間違いありませんが、中途半端な決まりしかないのがほとんどですから、会社に従えはおかしな考え方です。

時代が変われば働き方も変わっていきます。
おそらく今から日本の働き方は変わっていくんじゃないでしょうか。
昔からある日本の働き方では、そろそろ限界が見えてきた気がします。

会社に仕える必要はない

日本人は「会社に仕える」から不思議なことがいくつも起こるんでしょうね。
理不尽なことでも、あり得ない要求でも「雇ってもらったから」と応じてしまう。

これが、良いところでもあり悪いところでもあります。
必要のないことに応じる必要はないんですから。

そう言えば過去に、会社から支給される携帯電話を、持つか持たないかでもめたことがあります。

会社側の勘違い

不注意で携帯電話を落として、壊してしまったことがあります。
不注意が原因ですから、当然弁償することも覚悟していましたが、その時はポイントで直すことができました。

そして直った携帯電話を渡される時こう言われました。

「次壊したら自腹で直してもらうからね。」

ここで少し考えてください。

「営業=携帯電話を持つ」って先入観ですよ。

別に携帯電話がなくても仕事は出来ます。
いつでもどこでも捕まるのは、仕事の邪魔になることが多いです。

それに「1日も待てないほど急ぎで連絡が取りたい」事情が、一年のうちにいったい何回あるのでしょうか。
連絡が取れないなら明日でも良いことの方が多くないですか?

余談ですが、取引先にこんな人がいました。

「緊急の用事だから今すぐ連絡が取りたい、携帯に電話をしても出ない、会社に電話をしても出ない、一体どこにいるんだ。すぐに電話をかけさせろ!」

と、いきなり怒り出します。
一体何事か!? と担当の営業に連絡をとり電話をさせました。
周りはすごい剣幕で煽られたので、何があったのかとても心配しています。

しばらくして営業から会社に連絡が入りました。
皆心配していたので、どんなトラブルなんだ? と矢継ぎ早に質問します。すると。

「見積り依頼のメールを送ったから、確認して来週までに回答が欲しい。と言う電話でした」

そう営業が言うじゃないですか。
一体何が緊急で、どうして怒る必要があったのかさっぱり分かりません。

これは携帯電話が普及し、いつでも営業と話せる環境になったことで、つかまらない=軽く見られていると感じる人が出てきたんでしょうね。

不便な方が良いことも、少しはあるとおもいます。

余談終わり。

そんなわけで、ぼくにとって会社から支給される携帯電話は邪魔以外の何物でもない。
だから「壊したら自腹で直せ」と言われるのなら、「携帯電話は必要ありません」と言います。

会社の言いなりになる必要は無いんですよ。
必要のないものは必要がないで良い。

この時のやり取りはこんな感じ。

事務員「次壊したら自腹で直してもらいます」

ぼく「分かりませした。でしたら携帯電話は必要ありません」

事務員「決まりですから持ってもらわないと困ります」

ぼく「必要のないものを持たせて、壊したら自分で直せと、こういうことですか?」

事務員「そうです。壊さなきゃ良いでしょう?」

ぼく「そうですね。でも壊すかもしれませんし、必要ありませんから結構です」

事務員「持ってもらわないと困ります。決まりですから」

ぼく「持ってもいいですが、持ち歩きませんよ。引き出しにしまっておきます。」

事務員「それじゃ携帯電話の意味がないじゃないですか」

ぼく「自腹で直さなくて良いのなら持ちますが」

事務員「・・・。」

ぼく「経費も浮きますし、無理に持たせる必要ありますか?」

事務員「・・・。」

うん。素晴らしい。

会社側の勘違いとは、決まりだから持って当然。
使っているんだから自分で直して当然、と言う考え方です。
そして、従業員は指示に従って当然と言うのも間違っています。

ぼくは一度も「携帯を持ちたい」とは言っていませんし、必要無いとも言っています。
それを決まりだからと押しつけて、壊したら自分で直せとは、おかしな話です。

会社が携帯を持たせたいなら、壊れたときは会社が直せ!

もちろん壊してしまったら誠意を持って謝り、直さないといけません。
でも、最初から自分で直すことを前提として持たされるなら、よほど必要でない限り持ちたくありません。

そんなわけで、「壊しても会社が直す」と言う条件を取りつけて、今も会社の携帯電話を持っています。

最後に

会社員として働くのは矛盾だらけです。本当に、びっくりするぐらい矛盾だらけです。

働きたいと思う会社に入ることは出来ても、働きたいと思っていた部署に行けかどうかは人事担当の采配次第ですから。この時点でなんか矛盾していますよね。

でもね。

卵からかえった鳥のひなが、初めて見たものを親だと思うように、初めて入社した会社で、どんな理不尽な体験をしても、こんなんかと思ってしまうもの。

なんです。

自分が勤めている会社の不思議を知りたかったら、外部の人と話をするのが一番早い。
出来れば、違う業種の人が良いですね。

きっと目ん玉が飛び出るくらい違いがあって、面白いですよ。

話を聞きすぎて、今の会社が嫌になったら転職を考えましょう! 新しい生活を手に入れるには、行動あるのみです!




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