仕事をしながら転職活動をする6つのメリットと4つのデメリット

転職を考えたとき、仕事をしながら転職活動を行うべきか、それとも仕事を辞めてから集中して行うべきか迷いますよね。

インターネットで「在職中の転職活動」を検索すると、ほとんどのサイトが仕事をしながら転職活動を行うべきだと書いています。
その理由は、仕事をしながら行う転職活動には、次の6つのメリットがあるからです。

  • 収入が途絶えない
  • 条件の良い求人を待てる
  • 生活できるという安心感がある
  • 妥協して転職することがない
  • 今の会社の良さに気が付くこともある
  • 転職に向けたスキルアップができる

ただし、仕事をしながら行う転職活動には、次の4つのデメリットもあります。

  • 会社にばれることがある
  • 面接の調整が大変
  • 面接のために有給を取る必要がある
  • 次の仕事がなかなか決まらない

この記事では、仕事をしながら転職活動を行う方がどのくらいいるのか、また具体的なメリットとデメリットは何なのかを紹介しています。

関連記事:仕事を辞めてから転職活動をするメリット・デメリット

約3割の方が在職中に転職活動を行っている

厚生労働省が発表している「平成27年転職者実態調査の概況」では、仕事をしながら転職準備活動を行った方は全体の3割になっています。

また転職準備活動を行った方の中で、職業に関する情報を集めた方が約38%、キャリアコンサルティングを受けた方は約15%です。

厚生労働省が調査しているのは、ハローワークを利用している方。
転職者の約60%がハローワークを利用していますから、かなり実態を反映していると考えられます。

ちなみに転職エージェントを利用する方ほど、在職中に転職活を行う比率が高いようです。
参考:1万人が回答!「転職活動」実態調査 ―『エン転職』ユーザーアンケート―

余談:在職中の転職活動を推奨するのは誰?

余談ですが、在職中の転職活動を推奨する流れは、転職エージェントや転職サイトから始まったと考えられます。

なぜならハローワークでは、退職時期がはっきりしていないと紹介状が発行されない求人もあるため、在職中の転職活動に少し制限があるからです。

また、当ブログもそうですが、在職中の転職活動を勧める記事では、最後に転職エージェントや転職サイトがおすすめされています。

そのことから考えても、在職中の転職活動を推奨する流れは、転職エージェントや転職サイトから始まったんじゃないかと考えられます。

とはいえ仕事をしながら行う転職活動には、明らかなメリットがあります。
次はそのメリットを6つ紹介します。

仕事をしながら転職活動をする6つのメリット

仕事をしながら行う転職活動には、次の6つのメリットがあります。

  • 収入が途絶えない
  • 条件の良い求人を待てる
  • 生活できるという安心感がある
  • 妥協して転職することがない
  • 今の会社の良さに気が付くこともある
  • 転職に向けたスキルアップができる

ぼくは退職してから転職活動を行った際、収入が途絶える怖さから妥協して転職先を決めてしまい、散々な目に合ったことがあります。

その経験から考えても、転職活動は仕事をしながら進めるべきだと考えています。

収入が途絶えない

仕事をしながら転職活動を行う一番のメリットは、収入が途絶えないことです。

転職サイトのリクナビNEXTが調査した結果によると、転職活動に使った費用の平均は54万円でした。
そして退職後に転職活動を行った方の平均費用は71万円です。

在職中であれば給与があるので、多少お金がかかっても何とかなりますよね。
ですが退職後の場合は、最悪貯金を崩さないと行けなくなります。

失業保険もありますが、ほとんどの方は待期期間(90日)を待たないと支払われないはず。
つまり貯金がないと退職後の転職活動は厳しいということ。

収入が途絶えないことは、とても大きなメリットです。

条件の良い求人を待つことができる

仕事をしながら転職活動を行えば、条件の良い求人を待つことができます。

退職していないのですから、求人が気に入らなければ今の仕事を続けることができますよね。
この心のゆとりが、より良い転職をするための条件でもあるのです。

退職した場合は、貯金額と相談しながら転職活動を進めることになります。
当然余裕もなくなり、どこでもいいからと転職先を決めてしまう方も多いのです。

条件の良い求人を待てるのは、大きなアドバンテージになります。

不採用になっても安心感がある

退職後の転職活動で、不採用が続くとかなり焦ってきます。
収入もない、仕事もないでは精神的につらくなってくるのです。

仕事をしながらであれば、不採用が続いても仕事がなくなることはありません。
つまり転職活動を辞めても、今の生活を続けることができるのです。

これは大きな安心につながります。

妥協して失敗することがない

退職後の転職活動でなかなか仕事が決まらないと、貯金が無くなる恐怖に負けてしまい、妥協して就職してしまいます。

実際に転職先を決めるのに、妥協したことを後悔している方は大勢います。

その点仕事を辞めていなければ、妥協して転職する必要がありません。
転職先が決まるまで、今の仕事を続けることができるのですから。

今の会社の良さに気が付くことがある

転職活動を行ったことで、今の会社の良さに気が付くことがあります。
給与や福利厚生、休日など、他の会社の方がひどいということも多いのです。

もし、辞めてしまっていたら、会社の良さに気が付いても戻ることができませんよね。

仕事をしながら転職活動を行うことには、こんなメリットもあるのです。

転職に向けたスキルアップができる

仕事をしながら行う転職活動は、何も仕事を探すことだけではありません。
希望する職に転職するための準備も、立派な転職活動なのです。

先ほども紹介した「平成27年転職者実態調査の概況」でも、転職の準備活動として「スキルアップ」「資格の取得」「通信教育の受講」などを行っている方がいます。

また、準備活動を含めた転職活動を行った方の半数が、離職期間なしで次の仕事を見つけているのです。

こういった結果から考えても、仕事をしながら転職活動を行うことに、一定の意味があると考えることができます。

仕事をしながら転職活動をするデメリット

仕事をしながら行う転職活動はメリットが多いのですが、当然デメリットもあります。

  • 会社にばれることがある
  • 面接の調整が大変
  • 面接のために有給を取る必要がある
  • 次の仕事がなかなか決まらない

ひとつずつ説明します。

会社にばれることがある

ちょっとした不注意で、会社に転職活動がばれることがあります。

会社に転職活動がばれると、辞めるしかない状況に追い込まれます。
あるいは「いつか辞める奴」として、仕事を回してもらえないかもしれません。

面接の調整が大変

日中は働いていますから、必然的に面接は夕方からか、土日になります。
なので面接を依頼するごとに、時間と日程を調整しないといけません。

面接へ行くために有休をとる必要がある

どうしても平日の昼間が面接になる場合は、有休や半休をとるか、遅刻や早退をしないといけません。

突然休みが増えると、会社も気になり、時には理由を聞きに来ることもあります。
会社に怪しまれずに休みを取ることは、思っている以上にストレスを感じるものです。

次の仕事がなかなか決まらない

仕事をしながら転職活動を行っているわけですから、当然転職活動に使える時間も限られてきます。

使える時間が限られてしまえば、次の仕事が決まるまでに時間がかかるのは、当たり前のことです。

良いところがあれば転職したいと考えている方にとって、転職活動に時間がかかることは、デメリットになりません。
ですが、できるだけ早く転職したい方にとっては、時間がかかることは明らかなデメリットです。

在職中の転職活動で気になること

仕事をしながら転職活動を行う時、いつ面接に行っていたのか、退職の段取りはどうやったのか気になりますよね。

ここでは在職中の転職活動で気になること4つを紹介します。

  1. 会社に面接がばれないのか
  2. 面接はいつ行っていたのか
  3. 面接日の仕事は休んだのか
  4. 内定後の退職の段取りはどうだったのか

会社に面接はばれない?

会社に転職の面接に言っていることがばれると、色々な意味で厄介ですよね。
なので、面接がばれないかどうかは気になるところです。

先に答えを言うと、気を付けていればまずバレません。
もしバレるとすれば、普段の行動に不自然なところがあるからです。

転職活動がバレやすい、不自然な行動には次のものがあります。

  • つい同僚に喋ってしまった
  • 服装が普段と違う、スーツを会社に持っていく
  • 会社のPCで求人を探す、転職について調べる
  • 転職サイトで勤め先をブロックしていない
  • 突然頻繁に有休をとるようになる
  • やる気がなさそうに仕事をしている

これらの行動をとっていると、勘のいい上司や同僚から追及を受けてしまうかもしれません。
もう辞めるからと気を抜いたりせず、きちんと仕事を行い、公私混同しないことが大切です。

いつ面接を受けに行ったのか

ふつうに考えると、就職のための面接は平日の昼間に行われますよね。
平日の昼間は仕事をしているのに、どうやって面接を受けに行ったのか、気になるところです。

ほとんどの場合、面接先も在職中であることを知っています。
なので、面接の段取りを組むときに、就業時間後(18時や19時から面接など)にしてもらうよう、お願いするしかありません。

どうしても昼間行う場合は、有休や早退、遅刻などを使っていくしかないですね。

ちなみに土日も面接を行ってくれる企業は、土日仕事であることがほとんどです。

面接日の仕事はどうしたの?

営業であれば外回り中に面接をうけることもできますが、内勤だとそういうわけにもいきませんよね。
なので、平日の昼間に面接を受ける場合は、有休をとるか、早退や遅刻をするしかありません。

ただ難しいのは、休み過ぎると疑われてしまうこと。
疑われることがなくても、上司や人事部が心配して事情を聴きに来ることもあります。

まず大切なのは、面接先と相談して時間を終業時間後にしてもらうようお願いしましょう。
それができない場合は有休や半休、欠勤を使うしかありません。

理由として使えるのは1日休むなら風邪、半休を使うなら歯医者でしょうか。

歯医者は一度通うと、定期的(大体1週間に1回)に受診しないといけません。
完治するまでには短くても1カ月、長ければ3ヶ月~半年ほどかかることもありますから、丁度良いんです。

身内の不幸も使えますし、親の体調不良(病院に連れていくなど)も半休を取る理由になります。

退職までのスケジュールは?

内定を貰ったら、今の勤め先に退職の意志を伝えます。
ただ内定をもらってすぐに伝えるのではなく、本当にその会社でいいのかしっかりと考えてください。

また事前に社内規定に定められている、退職のルールを確認することも忘れないこと。
そして退職日と初出勤日が重ならないように、調整することが大切です。

退職までの期間が無駄に長い、あるいは退職の手続きが先に進まない場合は、労働基準法第627条第1項を全面に出して、2週間で辞めることも考えてください。

最後に

仕事をしながら転職活動を行うメリットと、デメリットを紹介しました。

一番のメリットは「収入が途絶えない」ことです。

お金がなければ生活していくことができませんし、転職先を見つける前に貯金がゼロになっては、本末転倒です。

まだ仕事を辞めていないのなら、転職活動は仕事をしながら行うことをオススメします。




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