仕事を辞めてから転職活動をするメリット・デメリット

転職活動は仕事を辞めてから活動する方法と、仕事を続けながら活動する方法の2種類があります。

ぼくは勢いだけで仕事を辞めて転職活動をした事がありますが、次の仕事が見つかるまでに時間がかかり、生活費が無くなっていく怖さを味わいました。

仕事を辞める前に転職活動が出来ればよかったのですが、昔はハローワークしかなかったので仕事を辞めてから行うしかなかったのです。

そんなぼく自身の経験を踏まえ、仕事を辞めてから転職活動をするときのメリット・デメリットと注意点を紹介します。

関連記事:仕事をしながら転職活動をする6つのメリットと4つのデメリット

仕事を辞めてから転職活動をするメリット

仕事を辞めてから転職活動をするメリットは、次の2つがあります。

  • 転職活動に使える時間が長い
  • ハローワークをフル活用できる

まず転職活動に使える時間がたっぷりあります。
時間があれば、求人探しや企業・職業の研究、キャリアの棚卸しや選考書類の作成。
あるいは資格の勉強やセミナーへの参加など、転職に必要な作業をじっくり行うことができます。

ハローワークのサービスを、全て利用できることもメリットです。

ハローワークには、退職日がはっきりしていないと、紹介してもらえない求人があります。
また仕事を辞めていれば、職業訓練などの求職者を対象としたサービスに、申し込むこともできます。

転職活動に使える時間がたっぷりあり、ハローワークのサービスを活用できる。
この2つが、仕事を辞めてから転職活動をするメリットです。

仕事を辞めてから転職活動をするデメリット

仕事を辞めてから転職活動をするデメリットは、次の4つがあります。

  • 収入が無くなる
  • 仕事が決まらないと焦る
  • 妥協して転職してしまう可能性がある
  • 自己管理が甘くなる

収入が無くなる

まず仕事を辞めてしまうと、収入が無くなります。

当然給与はもらえなくなりますし、自己都合で退職した場合は失業給付金も3か月の待機期間が設けられ、すぐには支給されません。

退職しても生活費は変わりませんから、貯金を切り崩しながら生活していくことになります。

仕事が決まらないと焦る

すぐに転職先が決まればいいのですが、何カ月も決まらない状態が続くと、徐々に焦ってきます。

不採用が続くと社会から必要とされていない気がしてしまい、想像以上のストレスを感じるでしょう。

妥協してしまう

そして、転職活動が長引き金銭的に追い詰められてくると、生活のために妥協して就職してしまうのです。

妥協して決めた仕事では、興味もやる気も湧きにくいもの。
しばらくすると、また仕事を辞めたくなってしまいます。

自己管理が甘くなる

仕事を辞めると「少し休みたい」という思いから、自己管理が甘くなる方がいます。

失業給付金が支給されている、退職金も出る、貯金もある、だからしばらく転職活動をしなくても大丈夫だろうと、甘えてしまうのです。

一度楽な生活を始めてしまうと、抜け出すのが難しくなります。
1週間ほど休むのは問題ありませんが、だらだらとした生活を続けるのは、非常に危険です。

どうしても休みたいのなら、次の仕事を決めてから休みましょう。

仕事を辞めてから転職するための準備

仕事を辞めてから転職活動をする場合、生活費が無くなる恐怖から就職を妥協してしまうのは、本当に良くある話。

妥協して就職すると、仕事に納得が出来なくてまた退職してしまうのも、良くある話なのです。

そうならないためにも、仕事を辞める前に、最低限の準備はしておきましょう。

貯金をしておく

まず大切なのは、仕事を辞めてもしばらく生活できるだけの、貯金をすることです。
最低でも3ヶ月分、できれば半年分の生活費はほしいところです。

3ヶ月分の貯金は、失業保険が貰えるまでの待機期間(90日)の間、生活するための費用を考えています。
(失業保険を貰うには、1年以上雇用保険に加入している必要があります。)
半年分の貯金は、次の就職先が決まるまでの平均期間の間、生活するための費用です。

また転職活動では生活費のほかに、写真代や書類代、交通費などの細かいお金がかかります。その分も考えても、3カ月~半年分の貯金をしてから、仕事を辞めるべきでしょう。

キャリアの棚卸をする

キャリアの棚卸しは、仕事を辞めてからでも十分できます。
ですが在職中にキャリアの棚卸しを行った方が、作成しやすいのも事実です。

なぜなら在職中は、売上や経費などの細かい数字を入手しやすいから。
数字が分かった方が具体的な成果を把握しやすく、キャリアの棚卸しも楽になります。

棚卸するのは概ね次の7つ、時系列でまとめておくと後が楽になります。

  1. 経験してきた業務、プロジェクト
  2. 社内での立場
  3. 業務やプロジェクト、社内での立場で出せた成果
  4. 成果を出すまでのプロセス
  5. 仕事で失敗したこと、学んだこと
  6. スキルとして身に付いたこと
  7. 部下がいるのなら、マネジメント経験

退職に望むことを書き出す

箇条書きで構いませんので、転職に望むことを書き出して、優先順位をつけておきましょう。
あらかじめ優先順位をつけておくことで、待遇の交渉を行う時に話しやすくなります。

転職活動に望むことは概ね次の9つ。
この中から、譲れること・譲れないこと、妥協できる最低ラインを考えていきます。

  1. 勤務地
  2. 給与
  3. 勤務時間
  4. 休日
  5. 仕事内容
  6. 役割、ポジション
  7. 職場環境
  8. 評価、人事制度
  9. 福利厚生

とくに給与や休日は、最低ラインと最高ラインを考えてください。
なぜなら「給与」と「休日」は多すぎると仕事が見つかりませんし、少なすぎると苦労することになります。

そして転職活動が上手くいかない理由の1つとして求人企業と求職者のミスマッチがありますが、合わない部分は「給与」「休日」「役職・ポジション」が多いのです。

どこまで妥協できるかを事前に考えておくことで、転職活動が進めやすくなります。

短期間で転職先を決めるコツ

貯金と失業保険を合わせて考えると、貯金が無くなる前(3カ月から半年以内)には次の仕事を決めたいところです。

初めて退職して転職活動をすると、履歴書の作成や職務経歴書の作成、面接のアポイントやスケジュール管理、面接の対策などなれない作業で戸惑ってしまいますよね。

そこで短期間で転職先を決めるためのポイントを紹介します。

ハローワークは必ず利用する

まずハローワークには、必ず登録してください。
なぜなら転職者の半数以上(75%以上とも言われる)は、ハローワーク経由で転職しているからです。

ハローワークには、地元企業の求人が多く集まります。
また全国のハローワークと繋がっているため、県外の求人も検索することもできます。

さらに失業給付金の手続きも行えますし、必要であれば職業訓練などのサービスを受けることも可能です。

失業者が新たな仕事に就くことを支援する施設ですから、ハローワークは必ず利用してください。

転職エージェントを利用する

できればハローワークと並行して、転職エージェントにも登録してください。
転職エージェントは企業活動として、求職者と求人企業を結び付けてくれます。

言い換えれば「転職のプロ」ともいえる存在です。
また、求人の申し込みや面接の段取り、履歴書などの添削など、転職に関わる手厚いサービスを受けられるという特徴もあります。



おすすめは、転職エージェント最大手のリクルートエージェント。
リクルートエージェントは、求人の量が多く質も高いことで評判です。

担当になるキャリアコンサルタントにより対応に差が出てしまうのが玉に瑕ですが、大手ならではの経験と実績からくるアドバイスは、すごく参考になるので、利用者の多くが「満足した」と感じているようです。

また、求職者の経歴をしっかりと考え未経験の職種でも求人を紹介してくれるので、迷っている方には選択肢が広がって嬉しいですよね。

求人の質だけを考えても登録する価値がある転職エージェントです。

リクルートエージェント

気になった求人は全て申し込む

良い求人は、大体1・2週間で採用者が決まると言われています。
なので申し込むかどうか、悩んでいる暇はあまりありません。

なるべく希望に沿った求人を探したい気持ちもわかりますが、中途採用の求人は、基本早いもの勝ちです。

選考で不採用になるのと申し込みさえ出来ないのとでは、後悔の度合いが違ってきますよね。

もし採用になっても、気に入らなければ断ってもいいのです。

なので、気になった求人にはまず申し込んでみる、あとのことは申し込んでから考える、このくらいの気持ちで仕事を探さないと、短期間での就職は難しくなります。

最後に

仕事を辞めてから転職活動を行うメリットとデメリットを紹介しました。

よっぽど貯金に余裕がない限り、仕事を辞めてからの転職活動は短期決戦です。
短期決戦になる理由は、収入が無いため貯金を切り崩さないといけないからです。

仕事を辞めてから転職活動を行う場合は、必ずハローワークを利用してください。
ハローワークには失業給付金だけではなく、職業訓練など失業者が就職するためのサービスが揃っています。

そしてできれば転職エージェントも、ハローワークと並行して利用するべきです。
2つのサービスを同時に利用すれば、短期間で転職先が決まる可能性が高くなります。

この記事が仕事を辞めてから転職活動を行う方の、参考になれば幸いです。




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