頑張っても評価されないのは当たり前。会社が必要とする人材とは

部長と人事評価の話をしていて感じたことがあります。

部長はこう言いました。

「結果が出ていない人でも、頑張っている過程を評価してあげないといけない」

頑張っている過程を評価してくれるなんて、部下としては嬉しい限りです。

売上が未達でも、利益が出ていなくても頑張っていれば評価すると言っているのですから。

でも実際は、ただ頑張るだけでは評価されませんよね。最低評価を受けることが無くなるくらいです。

言っていることとやっていることが違う!

そう言いたくもなりますが、会社は頑張っているだけの人を評価しようとはしません。

では、会社に評価してもらうにはどうすればいいのでしょうか。

答えは簡単です。

より多くの利益を稼げばいいのです。

頑張っている姿を評価するわけじゃない

「売上が上がらないのは会社が対応してくれないからだ。

俺は人のミスをカバーするために夜遅くまで働いている。

売上目標は達成できなかったけど、人の何倍も働いたし、何倍も努力してきた。

なぜ会社は評価してくれないんだ。」

そう嘆きたくなる気持ちはわかります。

毎日雑務に追われ、自分の仕事も終わらせることが出来ない。

忙しくて仕方がないのに、そこに輪をかけるようにさらに仕事を頼まれる。

そして、売上目標は未達成、人事評価も最低は免れたけれどとても昇格できるほどじゃない。

ぼくの周りにもこういう人がいました。

とにかく頑張り屋さんで不器用。

仕事が終わらなければ徹夜でもして終わらせようとするタイプです。

残念ですが、会社は頑張っているだけの人を評価することはありません。

先ほどの部長のように頑張っている姿を評価しようと考えてくれる人はいますよ。

でも、実際に頑張っているだけで評価された人をぼくは知りません。

理由は色々ありますが、頑張っているだけで目標を達成できなかったり、利益が出なかったりするなら、頑張った意味がないのです。

「頑張ればきっと会社は評価してくれる」と思っているとしたら、それは考えが甘すぎます。

会社が求めているのは、過程ではなく結果だからです。

会社は社員を守ってくれない

素晴らしい営業成績を上げてきた社員が、退職を申し出たとき、一切止められることなく受理されるというのは良くある話です。

努力家で人望も厚い課長が、業績が傾いたとき真っ先にリストラ候補に挙がることもあります。

先ほども書いたように、会社が社員に求めているのはあくまでも結果です。

その過程として、色々なものがあとからついてくると思ってください。

なので、職場を去っていこうとする人を止めることはほとんどありません

今まで素晴らしい成績を上げていたとしても、これから先も同じように成績を上げられるとは限りませんよね。

退職されたら困る人であれば、「辞めたい」と思う前に手を打っているはずです。

努力と人望だけ結果がついてこなかったら、リストラ候補になるのは仕方がないことです。

「頑張って働いていれば会社は社員を守ってくれるはずだ」と思っている人がいますが、これも考えが甘い。

会社が社員を守ることはありません。

むしろ会社を守るために社員を犠牲にすることさえあるのです。

もし、「会社に守ってもらおう」と考えているのなら、早く考えを改めてください。

会社があなたを守ってくれることはありませんから。

必要とされる人材は「必要とされる能力」を持っている人

では、自分の身を守るためにはどうすればいいのでしょう。

それは、より多くの会社から必要とされる人材になるしかないのです。

それでは、必要とされる人材とはどんな人でしょうか?

抽象的な答えで申し訳ないのですが、「必要とされる能力を持っている人」はより多くの会社から必要とされます。

謎かけみたいですよね。

言い方を変えれば、「必要とされる能力」とは「より多くの利益を会社にもたらす能力」のことです。

会社は利益を追求するところです。

つまり、求められるのは「利益を出せる人」なのです。

多くの会社から必要とされるにはより多くの利益を稼ぐこと

より多くの利益を稼げる能力があれば、より多くの会社から必要とされます。

例えば、経理。

同じように財務諸表が読めて分析が出来る人がいたとします。

財務諸表を分析し経費削減に取り組んだ結果、1000万円削減した人と1万円削減した人なら、どちらが必要とされますか?

当然1000万円削減した人ですよね。

経費の削減はそのまま利益になりますから。

では、1000個商品を販売して5万円の利益を稼げる人と、10個販売して5万円の利益を稼げる人ならどうでしょう。

これも10個販売して5万円の利益を稼げる人が必要とされるはずです。

より多くの会社から必要とされる人になるには、より多くの利益を稼げるようにならないといけません。

何度も言いますが、会社は利益を追求する場所です。

「頑張っているだけ」の人は評価しませんし必要とされるはずがないのです。

経営者目線で考えてみよう

営業をやっていて疑問に思うのは、毎年の目標が売上になっていること。

もし経営者なら、売上目標よりも利益目標を重視するはずです。

なぜなら、1000万円の売り上げで5万円の利益よりも、10万円の売り上げで5万円の利益の方が、効率が良いから。

もし売上目標を達成しても利益が無ければ倒産する可能性があるからです。

会社は現金があれば赤字でも倒産しません。

現金を稼ぐには、利益を増やす必要がありますよね。

逆に言えば、いくら売上が高くても利益が出なければ現金は無くなってしまうのです。

まれに黒字倒産する会社がありますが、あれは手元の現金がなくなったから倒産しているのです。

となると、会社が重視するのは当然利益になりますよね?

だから会社が必要とする人材は、より多くの利益を稼げる人なのです。

最後に

「頑張っていれば会社は評価してくれる、守ってくれる」

そう思っている人は大勢いますし、そう思いたい気持ちもわかります。

でも会社は意外と冷たいものなのです。

一生懸命頑張っても評価されることはまずありません。

一生懸命頑張っているだけなら、守ってくれるどころかいつか追い出されるかもしれないのです。

きちんと評価され必要とされる人材となるには「利益」を稼ぐこと。

努力するのは素晴らしいことですが、何のために努力しているのかが大切。

常に利益を出すことを考えながら努力し、結果を出すことが必要なのです。

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