30代の転職でブランクがある場合の対処法

30代の転職でブランクがある

転職先がなかなか決まらずに、1年以上のブランクができてしまった。
あるいは病気やケガなどで、働けない事情があったなど、様々な理由で働いていない期間(ブランク)ができてしまうことがあります。

ブランクがあると再就職を考えたときに、「相手にどうみられるのだろうか」と気になりますよね。

そこでこの記事では、ブランクがなぜダメなのか。
求人に応募するときはどうすればいいのかなど、ブランクについて紹介しています。

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ブランクはなぜダメなのか

仕事のブランクがなぜダメだと言われるのか。
それは、ブランクの期間が長いほど仕事のスキルが失われている、と考えられるからです。
また体力が落ちる、生活のリズムが在職者と違っている、などの理由もあるため、ブランクはダメだと言われます。

実際に半年以上のブランクから再就職した方に話しを聞くと、「想像以上にスキルや体力が落ちている」と話していました。

つまりブランクは仕事面でも体力面でも、プラスになる要素が1つもないため、「ブランクはダメ」だと言われるのです。

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ブランクで生まれるリスクとデメリット

ではブランクができると、どのようなリスクやデメリットが生まれるのでしょうか。
ここではブランクで生まれるリスクやデメリットを、箇条書きで紹介します。

  • スキルが失われる
  • 生活のリズムが狂う
  • 体力が落ちる
  • 書類選考に通らなくなる
  • 仕事の定着性を疑われる
  • 採用されない人だと思われる
  • ブランクの原因の説明を求められる

ブランクができることで生まれるリスクやデメリットは、再就職先を探す上で弊害になるモノばかり。
とくに「書類選考に通らなくなる」ことは、ブランクの理由を説明する機会すら与えられないため、非常につらいデメリットだと言えます。

ブランクはどのくらいの期間が許容範囲

ブランクで許容される期間は、概ね半年まで。
これは転職にかかる平均的な期間が、3ヶ月~6ヶ月だと言われているからです。

ブランクが半年を超えると、「半年以上も何をしていたのか」という、懐疑的に見られるようになります。
また転職活動が半年を超えると、「どこにも採用されない人」「望みが非常に高い人」だと思われるそうです。

これらの理由から、ブランクで許容される期間は概ね半年だと言われています。

ブランクが1年を超えると理由を聞かれる

ブランクが1年を超えると、書類選考で不採用になるケースが増えていきます。
また面接を受けられたとしても、ブランクがある理由を聞かれるようになります。

1年間のブランクがある方は、病気や家庭の事情など「何かしら理由がある」と、採用担当者が考えるからです。

そのためブランクがある理由をきちんと答えられないと、なかなか採用されません。

ブランクが5年になると復職は厳しい

ブランクが5年以上になると環境がガラッと変わってしまうため、たとえ経験のある職種でも復職は厳しくなります。

そのためブランクの理由を隠さずに答えることはもちろん、職種を絞り込まずに仕事を探すべきかもしれません。

職務経歴書・履歴書にブランクをどう書くべきか

ブランクは嘘を書いたり隠したりせず、職務経歴書や履歴書に真実をそのまま書きます。

ブランクがあると書類選考で落とされることがありますが、これはどうしようもありません。
その会社とは縁がなかったと割り切り、他の会社に応募するしかないのです。

仮に書類選考を通過するためにウソを書いたとしても、あとでバレてしまえば最悪の場合解雇されてしまいます。
なので、ブランクを隠したり嘘をついたりするメリットは、何もありません。

職務経歴には、ブランクができた理由をそのまま書くようにしてください。

退職理由にブランクができた理由を書く

ブランクができた理由は、退職理由に書きます。
ブランクの理由を書く時のポイントは次の3つ。

  • なぜブランクができたのか
  • ブランクの期間何をしていたのか
  • 就職後に支障は出ないか

まずブランクができた理由を正直に書きます。
親の介護であれば「退職後1年間親の介護に専念」、病気療養であれば「〇〇のため1年半自宅療養」と、正直に書いてください。

ブランクの期間に資格の勉強などを行っていれば、「その間に○○の資格を取得」と書くことができます。

そして最後に仕事に支障がないかを書いてください。
親の介護であれば「介護施設に入居できたため、業務に支障はございません」、病気療養であれば「現在は完治しているため、業務に支障はございません」と書きます。
もちろん嘘を書いてはいけません。

業務に支障がないことを伝えれば、採用する側も安心することができます。

ブランクの間何もしていなかった…

困るのはブランクの期間何もしていないとき。
この場合も変に取り繕うことはせず、正直に書いてください。

そして自己PRの欄で、なぜブランクができたのか、今後どうしていきたいのかを書いて、アピールすることが大切です。

ブランクを気にする会社は、書類選考でガンガン落としてきます。
なので、ブランクを取り繕う意味はほとんどありません。

それよりも、正直に書いた内容で、面接まで進める企業を探すことに力を注ぐべきです。

そのためにも、たとえ何もしていなかったとしても取り繕うことはせず、正直に書いてください。

ブランクを書かない方法もある

もしブランクの期間何もしていなかった場合、あるいはニートとして空白期間がある場合は、履歴書や職務経歴書にブランクの期間を書かない方法もあります。

書かない理由は2つ。

  • ブランクは職歴や学歴に該当しないから書かない
  • 面接でブランクについてしっかり説明したい

履歴書や職務経歴書にブランクについて書く欄はありませんから、面接で人なりを見てもらうために、あえて書かないことも戦略になります。

ただ面接で必ずというほどブランクについて聞かれますので、ブランクについて説明する準備はしておきましょう。

面接でブランクの言い訳やウソをついてはいけない

面接ではブランクを言い訳したり、ウソをついてはいけません。

面接が受けられるということは、会社側に「採用してもいい人かどうか判断したい」と言う気持ちがあります。
それなのに面接で言い訳やウソをついてしまっては、全てが台無しになってしまいます。

ブランクで反省するべき点があれば反省する。
そして今後どう仕事と向き合い、どうやって企業に貢献するのかを前向きに話すことです。

書類選考を通過し面接まで進めたということは、一定の評価を受けているということ。
その評価を裏切らないためにも、面接でブランクの言い訳をしたり、ウソをつくことは絶対に辞めましょう

仕事の探し方

仕事を探すときは、前職と関連のある職種か、ブランク期間に勉強した資格に関連のある職種を探します。
理由はブランクがあると未経験の仕事では、採用されにくいからです。

そして求人媒体はすべて利用し、できるだけ多くの情報を集めてください。
求人を探せる場所は、次の6つがあります。

  • ハローワーク
  • 転職サイト
  • 転職エージェント
  • 求人雑誌・新聞
  • 企業のWEBサイト
  • 縁故の紹介

ハローワーク、転職サイト、転職エージェントは、扱っている求人の種類が違うので、必ず利用することをオススメします。
ただし転職エージェントはブランクがあると、登録を断られることがあります。
もし断られてしまっても、めげずにほかの転職エージェントに登録しましょう。

求人雑誌や新聞は、空き時間を利用してザっと目を通す程度でも構いません。
目を通すだけでも視野が広がるので、除外せずに利用してください。

企業のWEBサイトは、ある程度見に行く企業を絞り込むことが大切です。
最近話題のIndeedを利用すれば、企業に掲載されている求人も一括検索できますよ。

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最後に

長期間にわたるブランクは、仕事探しに大きな影響を与えます。
ですがブランクができた事情をきちんと説明することで、採用してくれる会社が必ずあるはずです。

この記事が30代の転職で、「ブランクが気になる」と考えている方の参考になれば幸いです。

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