仕事で感じる不満って何だ?解消できるのか?

仕事をしていると、色々な不満を感じますよね。
仕事に対して給与が安かったり、上司の評価が気に入らなかったり。

なので、不満を解消する方法をが知りたくなり、ネットで検索したのですが…。

出てくるのは「仕事を辞めたい理由」や「不満があった方が成長できる」とか、よくわからない記事ばかり。
ランキングで「不満」を紹介している記事もありますが、「待遇」や「環境」への不満がほとんどで、仕事への不満は出てきません。

そんな記事を読んでいると、仕事への不満って何だろうと思ってしまうのです。

ということで、この記事は「仕事への不満とはなにか」と「解消できるのか」について紹介しています。

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仕事と待遇、環境は密接に関係している

なぜ仕事の不満を調べると、給与や休日などの「待遇」や、人間関係などの「環境」への不満が出てくるのでしょうか。
その理由は、仕事と待遇と環境に強い関係性があるからです。

(ちなみに仕事とは「職業や業務としてすること」なので、「待遇」と「環境」は含まれません。)

図解するとこんな感じ…。

つまり職業や業務としてする「仕事」と給与や休日などの「待遇」、人間関係や社風と言った「環境」は別のものです。
別のものですが、それぞれが密接に関係しているため、切り離すこともできません。

そしてこの3つの円のバランスが崩れると、職場や待遇への不満が出てきます。

例えば「仕事」の円が待遇や環境よりも大きくなると、「給与が安い」「勤務時間が長い」「評価されない」などの不満が出始めます。
また、「待遇」や「環境」が悪化(円が小さく)しても、同じように不満が出てきます。

逆に「仕事」が少なく(円が小さく)なると、会社の将来に不安を感じるようになります。
ただし「環境」と「待遇」がよく(円が大きく)なっても、誰も不満を言いません。

その代わり「環境」と「待遇」が良すぎる(円が大きすぎる)場合は、会社が経費削減やリストラなどを行うようになります。

つまり、仕事と待遇と環境は、密接に関係しています。
だから仕事への不満を調べると、待遇や環境への不満が沢山出てくるのです。

待遇や環境への不満は解決が難しい

待遇や環境への不満は、正直なところ解決が難しいのです。

どんな不満があるのかは、マイボイスコムの就業意識に関する調査結果に出ています。
それによると…。

  • 給与水準――36.6%
  • 仕事の量――14.6%
  • 休暇日数、休みのとりやすさ――13.9%
  • 人間関係(上司や同僚)――13.5%
  • 労働時間――12.5%
  • 通勤時間、勤務地――10.8%

…と、なっています。

まず給与水準を解決するには、転職するのが一番です。
なぜなら、給与は企業の利益から支払われるため、給与水準は自然と決まってしまいます。
もし今の会社で解決するとしたら、収益の体制を変えないといけませんが、普通の社員には不可能ですよね。

仕事量を改善するには、「受注を減らす」「人を増やす」「同僚に振る」方法が考えられます。
ただし受注を減らせば利益が減ります。
仕事の負担を減らすために人を増やしても、やはり利益が減ってしまいます。
同僚に仕事を振るとしても、同僚の負担が増えるだけでは本末転倒だと言えるでしょう。

休暇日数や休みの取りやすさ、労働時間も仕事量と同様の問題が考えられます。

待遇や環境への不満を無くそうとすると、なぜか企業の利益に影響してきます。
そのため、解決することが難しいのです。

ちなみに人間関係や勤務時間・勤務地の問題は、本人の努力次第で解決できます。

仕事への不満とは?

では仕事だけに向けられた不満とは、どのようなものを言うのでしょうか。

簡単に仕事への不満を言うと「つまらない」「やりがいがない」「難しすぎる」などです。
ただこれだと、小学生が不満を言っているようなものですよね。

なので、もう少しだけ掘り下げると…。

  • 企画を練り直せと言われたが、具体的な指摘がない
  • 競合に納期で負けているが、短縮を依頼しても断られる
  • 営業から無理な値下げを要求される
  • 売りたくない商品をおすすめしないといけない

などです。
これらの不満は、考え方次第で「業務改善のポイント」になります。

仕事への不満は仕事になる

仕事への不満は、掘り下げて考えることで仕事になります。
あるいは新商品のヒントになることもあるでしょう。

例えば商品の値下げ要請は、原価を下げるきっかけになるかもしれません。

製造工程・原材料・製造機械・作業導線・人員の配置など、原価を下げるために見直すポイントは色々あります。
工程によっては外注を使っても良いかもしれません。

納期短縮も含めて検討すれば、他社にない強みを作り出せるかもしれないのです。

掘り下げることでやる気にもなる

仕事への不満をただ言っているだけでは、「不満の多い使えない人」です。
が、感じた不満を掘り下げ、改善点として提案できれば、「仕事の出来る人」になります。

提案した内容が通れば、仕事へのやる気も違ってきますよね。

仕事に不満を感じると、「つまらない」「やりがいがない」と思ってしまうかもしれません。
ですが仕事で感じる不満はチャンスでもあります。

投げやりになるよりも、どうすれば不満を無くせるかを考えてみてください。

最後に

仕事をしていると色々な不満を感じます。
なので、不満を解消する方法が知りたい! と思ったのがきっかけでこの記事を書きました。

待遇や環境への不満は、解消することがすごく難しい。
根本的に解決したいのなら、経営に関わるところまで出世するか、転職するしかありません。

でも「仕事への不満」は解消することができます。
なぜなら仕事への不満を掘り下げることで、仕事改善するための提案ができるからです。

もし仕事に不満を感じたら、掘り下げて考えることをおすすめします。

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