仕事を辞めたいけど怖くて言えない君へのアドバイス

仕事を辞めたいけど言えない11の理由と対処法

仕事を辞めたい。
けど怖くてなかなか言い出せない。

この気持ち、痛いほどわかります。

なぜなら私は今までに4回転職を経験。
つまり、言い出しにくい「退職」を4回会社に伝えています。

しかも、言うのが怖くなる原因…。
というか、次のことも経験済み。

・理不尽な理由で止められる
・怒鳴り散らされる
・冷たく対応される
・罵倒される

ほんと、あり得ないことを何度も経験しました。

そんな経験を踏まえて、仕事を辞めたいけど怖くて言えない方へのアドバイスをまとめたのがこの記事。

最後まで読めば、会社に「辞めたい」と伝えるヒントが見つかります。

スポンサーリンク

怖くて辞めたいと言えない2つの理由

怖くて「辞めたい」と言えないのには、大きく分けて2つの理由があります。

  • 上司や同僚の反応がわからない
  • 次の仕事が見つかるかわからない

わからないから言うのが怖くなる。
当たり前の話です。

ひとつずつ詳しく説明しますね。

上司や同僚の反応がわからない

上司や同僚がどんな反応をするのかわからない。
このわからないが、恐怖の原因です。

例えば上司に「仕事を辞めます」と伝えたとき。

  • 怒られるかもしれない
  • 止められるかもしれない
  • 冷たくされるかもしれない
  • 失望されるかもしれない

こんな反応を想像してしまいますよね。

すると、怖くて言えなくなります。

これ、不思議なことじゃないですよ。
私だって怖くなります。

同僚に「仕事を辞める」と伝えた時も同じです。

  • 冷たくされるかもしれない
  • 迷惑だと思われるかもしれない
  • お前のせいで仕事が増えるといわれるかもしれない

そんな不安が取り留めもなく襲ってきます。

上司や同僚がどんな反応を示すかわからない。
だから怖くなってしまうのです。

次の仕事が見つかるかわからない

もうひとつの怖さは、仕事を辞めた後どうなるかわからないことです。

例えば今仕事を辞めたとしたら。

  • 無職なるかもしれない
  • 仕事が見つからないかもしれない
  • 力不足で職場になじめないかもしれない
  • 転職先に苦手な人がいるかもしれない

こんな不安が襲ってきます。

本当に仕事が見つかるかどうか、わかりませんよね。
見つかったとしても、働きやすい職場かどうかわかりません。

だから怖くなってしまうのです。

不安を取り除くには

さて、不安を取り除くにどうすればいいのか。
それには、できることをやるしかない。

例えば、上司や同僚の反応を予想しないとか。
次の仕事を探してみるとか、ですね。

上司や同僚の反応を予測しない

「辞める」なんて言ったらどうなるんだろう。

という考えをひとまず横に置いておきます。

これいうのは簡単ですが、やるのは難しいんですよね。
というのも付き合いが長ければ、ある程度相手の反応がわかるから。

だからなおさら気にしてしまうんです。

でも、「辞めます」という前に、気にしても仕方がありませんよね。

まだ何もしていないのに、
「怒られたらどうしよう」
なんて考えても、どうにもできません。

なので「言ったらどうなるんだろう」という考えは、いったんどこかに置いておきましょう。

気にしない、きにしない。

そう自分に言い聞かせれば、意外と気にしなくなるものです。

次の仕事を探してみる

次に仕事が見つかるかわからない不安。
これを解消するなら、転職活動を始めるのが一番です。

  • 転職エージェントに登録する
  • 希望する職種の情報を集める
  • 必要なスキルや資格を身に着ける

こういったことを、少しずつ始めてみませんか?

情報が集まると安心しますよね。
努力すれば「何とかなるかも」と思えるものです。

「次の仕事が見つからなかったらどうしよう」

そう考えるより、よっぽど前向きになれます。
不安を感じるなら、行動しましょう!

円満退職を求めない

円満退職を期待しないことも大切です。
なぜなら円満退職なんて、滅多にない話だから。

みんなに祝福されて退職するなんて、おとぎ話ですよ。
なので円満退職を期待すると、なおさら周りの反応が怖くなります。

はっきり言います。

幸せな円満退職は、定年退職くらいです。
途中でやめるなら、何かしらイザコザがあります。

物語のようなハッピーエンドなんてありえない。
なので、多少周りに嫌われようが気にしないこと。

円満退職を求めると、いつまでたっても仕事を辞められなくなります。

最低限の礼儀を守ればOK

退職は最低限の礼儀を守れば十分です。

・円満退職のコツ
・繁忙期は避ける
・会社の主張を聞く

こういった退職のコツなんて無視しましょう。

退職するときに大切なことは、社会人として最低限の礼儀を守ることです。

  • 引継ぎをきちんと行う
  • 会社の不平不満は言わない
  • 最後まで手を抜かない
  • 最後の挨拶をきちんとする

この4つができれば、何の問題もありません。

繁忙期を気にすると辞められなくなります。
会社の主張を聞きすぎても同じことです。

退職は個人の自由なので、会社の都合など関係ない。

とはいえすべてを投げ出して辞めるのはダメ。
最低限の礼儀を守って退職しましょう。

嫌われることを怖がる必要はない

退職で上司や同僚から嫌われても気にしないこと。

嫌われたくない!

なんて思うと、怖くて怖くて仕方がなくなります。

仕事を辞めたら嫌われる。

もしそうなら、その程度の関係だったってことですよね?
本当に友達なら、嫌われるようなことじゃありませんよね?

ということは、怖がる必要もないですよね。

嫌われたら友達じゃなかったということ。
その程度の関係を失ったって、別にいいじゃないですか。

退職で嫌われることを、怖がる必要なんてないんです。

縁が切れても気にしない

もし仕事を辞めて縁が切れても、気にする必要はありません。
結局はその程度の関係だったということです。

どうしても関係を維持しないのなら、自分から連絡を取ればいいだけの話。
もし連絡がつかないなら、その程度だったというだけのこと。

気にする必要は全くありません。

退職届は勢いと雰囲気で出す

ここまでで精神的な不安は、ある程度解消できましたよね。

でも実際に退職届を出すとなると…。

いろいろなことが脳裏をよぎり、やっぱり怖いですよね。

今までに4回「辞めます」と伝えてきた私でも、慣れることはありません。
いまだに上司に伝える時は、不安や怖さを感じます。

そんな不安や怖さを乗り切るために!
とっておきの方法は、場の雰囲気と勢いに任せることです。

ではでは、雰囲気と勢いを作る方法を紹介しますね。

上司にアポを取る

まず手っ取り早いのは、上司に約束を取り付けること。

例えば
「ご相談したいことがありますので、今日16時から10分ほどお時間をいただけませんか?」
と、約束を取り付けます。

時間を取ってもらえれば、あとは「辞めます」というしかありません!

まさか上司にアポを取って
「なんでもありません」
とは言えないでしょう?

この方法なら「勢い」と「場の雰囲気」を一度に手に入れることができます。

ただ問題は…
上司に約束を取り付けるのに、さらに勇気が必要だということ。

なので約束は、メールを使ってとるのがおすすめ。

上司に約束を取り付ければ、もう言うしかなくなります。

言いづらいときは手渡しでもOK

もし「辞めます」と言えないなら。
そんな時は退職届を手渡せばOKです。

私は退職の意思を上司に伝える時、毎回退職届を手渡ししてきました。

しかも場所やタイミングは全く考慮していません。

それこそ
「今日は言うぞ、言うぞ、言うぞ…」
と、朝から自分に言い聞かせる。

そして上司が一人になった瞬間を狙い
「これお願いします!」
と、退職届を渡してきたのです。

もちろん上司は、ギョッとした顔をします。

何の前触れもなくいきなり
「退職します!」
と、伝えるわけですからね。
驚かれて当然です。

でも言いづらいときはこの方法が一番楽。

「後で話そう」
そう言われるかもしれません。

が、退職の意思は確実に上司に伝わります。

タイミングを計りすぎない

タイミングを計りすぎてもだめです。
退職の意思を伝えるのに、タイミングを計りすぎると失敗します。

上司は常に忙しく、手が空いている時間はお昼を食べているときくらい、というのもよくある話。

なので、自分のタイミングで「いまだ!」と、思ったら、話しかければいいだけ。

仕事の相談をするときも
「今よろしいでしょうか?」
と、相手の都合を無視して話しかけますよね。

それと同じ感覚で十分です。

伝えるタイミングを計りすぎると、余計に話しづらくなってしまいます。

辞めさせてくれない時の対処法

さて、ここからは止められた時の対処法です。

私は1度だけ
「会社の評判が下がる」
という理由で、退職を止められました。

しかも頭ごなしに怒鳴られ、威圧され
「これからどうすればいいんだ…」
そう本気で悩んだものです。

そんな経験から、仕事を辞めさせてくれないときの対処法を紹介します。

辞められるまで食い下がる

気合が必要ですが…
辞められるまで食い下がるのが確実です。

ちなみに私は理不尽な理由で止められたとき、2日後にもう一度退職届を提出しました。

もちろんすごい勢いで怒鳴られましたよ。
二度と思い出したくないほどの剣幕だったのは確かです。

そして即日退職になりました。

辞めさせてくれないときはしんどいかもしれません。
ですが、食い下がるのも方法のひとつです。

荒波を乗り切れば意外とあっさり、辞めさせてもらえますから。

さらに上の上司か組合に相談

ある程度規模がある会社なら、さらに上の上司か労働組合に相談する方法もあります。
おかしいのが上司だけであれば、何かしらの対応を取ってくれるはずです。

あるいは人事部に相談してもいいですよね。

ただ、ある程度の規模の会社であること。
組織がしっかりしていることが必要です。

労働基準監督署に相談

労働基準監督署に相談する方法もあります。

相談に乗ってくれますし、場合によっては間に入ってくれることもあるようです。

ただし、
「場合によって会社との間に入ってくれる」
だけなので、過度な期待は禁物。

基本的に
「あっせんで会社と当事者に話し合いをさせる」
と、いうスタンスらしいのでご注意を。

弁護士に相談

理不尽な引き留めがある場合は、弁護士への相談がベストです。
弁護士が間に入ってくれれば、まず間違いなく退職できます。

弁護士が間に入った途端に、態度が180度変わる。
そのくらいの威力があります。

最近では弁護士が行う退職代行サービスもありますから、そちらの利用も考えてみてください。

多少費用が掛かりますが、間違いなく退職できるはずです。

退職代行サービスを利用する

退職代行サービスを利用する方法もあります。

あなたに代わって退職の意思を会社に伝えてくれるので、心理的なストレスが少なくて済みます。

ですが下手な退職代行を利用すると、思わぬトラブルに巻き込まれる時も。

利用する前に、詳細をよく確認するようにしてください。

こちらに退職代行を使った時の体験談を公開しました。
参考になると思うので、興味のある方は読んでください。

退職代行を使ってみた(体験談)

退職日までのちょっとした注意点

さて、最後に退職日までのちょっとした注意点を紹介します。

注意点のポイントを一言でいうと「気にしない」ことです。

会社のアクションがなくても気にしない

会社のアクションがなくても気にしなくていいです。

というもの会社によっては、退職者にめちゃくちゃ冷たくなるから。
下手をすると、引継ぎや後任の指示すらしないことがあります。

これだと退職する人も、本当に退職していいのかどうか悩むようです。

ですが退職の意思を示し、退職日を決めたのなら、会社の対応を気にする必要はありません。

こちらから「引継ぎはどうするべきか」「後任はだれなのか」を確認しましょう。

びっくりするぐらい退職者を放置する会社も存在しますが、「もう辞めるし、ま、いいか」くらいの感覚でいましょう。

冷たくされても気にしない

退職が決まると同僚が突然冷たくなる、というのもよくある話。
とくに忙しい会社を辞める時は、周りの対応が冷たくなりがちです。

なぜならあなたが辞めることで、自分たちの仕事が忙しくなるから。

結局みんな自分のことしか考えていないんですよ。
ほかの人がどうなろうと、自分さえよければいいんです。

なので冷たくされても気にしないこと。
あと数日でサヨナラする人を気にしても、仕方がないですよね。

浮いた存在になっても気にしない

職場で浮いても気にしちゃだめです。

というもの、退職が決まると「会議」や「打合せ」に一切呼ばれなくなります。
営業機密があるから当たり前なんですけどね。

けど、今まで呼ばれていたのにいきなり呼ばれなくなると…。
なんとなくさみしいですよね。

浮いたように感じるもの仕方がないんです。

ただまぁ、やめる時点でその会社の人じゃなくなりますし。
多少浮くのは仕方がないこと。

なので事務所でひとり「ぽつん」と仕事をすることになっても、気にしないでください。

最後に

「仕事を辞めたい」と上司に伝えるのは、何度経験しても怖いものです。

相手がどんな反応を示すか不安です。
次の仕事がうまくいくかどうかの不安もあります。

でもまだ起こっていないことを「怖い」と思っても意味がない。
それに怖さを感じていたら、何もできませんよね。

退職は「勢い」が大切。

「今日でやめる」と決めたら、自らに勢いをつけて上司に「辞めます!」と伝えましょう!

ところで、仕事を辞めた後のことを考えていますか?

勢いで仕事を辞めて、そのあとは?
どうやって仕事を探すつもりですか?

まさかノープラン!?

なんてことはないと思いますが、一言だけアドバイスをしますね。

転職はプロに相談しましょう。
なぜならプロを頼るだけで、成功率が結構違ってくるから。

ぶっちゃけ一人で仕事を探すと失敗します。

・転職できたけど給与が下がった
・転職できたけど休みが減った
・転職できたけど前より忙しくなった

ということになりがちです。
こうなる理由簡単で、転職の知識が不足しているからです。

ただ、知識がなくて当たり前なんですよ。
転職なんて、人生で何度も経験するものじゃありませんから。

でも、知識不足は失敗につながります。
だから、転職のプロを頼るんです。

タイトルとURLをコピーしました