言いたいことは言った方が良い。上司に歯向かってもなかなか首にはならない。

ぼくは今までに何度も上司に歯向かいました。

上司にお説教をしたこともあります。
正面から反発したことも、社長を怒鳴りつけたこともあります。

そのほとんどが、普通の会社なら即解雇になりそうな内容。
ですが一度も解雇されていませんし、処分も受けていません。

上司に意見をするときは懐に辞表を入れて、辞める覚悟をもってから言う、という話も聞きます。
聞きますが・・・何度も上司に歯向かったけど仕事に悪影響は出ていません。

むしろ働きやすくなっていますね。

一目置かれたのか。
それとも嫌がられているのか。
理由はわかりませんが、働く環境は良くなっています。

そう考えると我慢するよりも、言いたいことを言ったほうがいいのでは?
そう思うほどです。

なのでぼくの「上司に歯向かった経験談」と、歯向かうときに気を付けることを書いています。

言いたいことは言うべきです。
ただし、言い方には気を付けてくださいね。

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生活を人質に取られている気分

働いていると上司から理不尽なことを言われたり、納得のいかないことをやらされたりして頭にくることありますよね。

でも相手が上司だと歯向かうわけにもいきません。下手に機嫌を損ねて解雇にでもなったら、生活できなくなる可能性もあります。

だから納得がいかなくても素直に従う、という方がほとんどだと思います。

つまり「生活を守るため」に「我慢」しているので、「生活を人質に取られている」ようなものです。

実際に社内規定でも「業務を拒否」あるいは「規律を乱す行為」を行うと、処罰の対象になると書かれています。

なので上司に逆らうことは意外とハードルが高いのです。

何度も上司に歯向かったが、首どころか処罰もない

と言うことで、ぼくが実際歯向かった体験談を紹介します。

「世の中にはこんなバカがいるんだ」と思いながら読んで、ぜひ笑ってやってください。

ホームセンター時代、マネージャーと店長を整列させお説教

ホームセンターの棚卸は昼間から商品の数を数え始め、閉店後の22時~23時頃まで行われます。

商品点数だけて数万点~数十万点ありますので、1日で終わらせるためにマネージャーや近隣店舗の社員も応援に行くのがルールです。

その日はマネージャーと近隣店舗の店長が応援に来てくれました。

慣れた方が応援に来てくれたので、「今回は早く終わるかな」とルンルンだったのですが…。

閉店後に棚卸の進め方について説明するため、店内放送で全員に集まるように言いました。
ですが、応援者だけが来ません。

応援者が棚卸に慣れているとはいえ、スケジュールや注意点などは全員で共有することが大切です。
なので諦めずに2度・3度と声を掛けますが、それでも集まりません。

ついに限界を超えた店長(ぼく)は、「集まれって言ってるのが聞こえねーのか!」と、店内放送で怒鳴りました。

すると驚いた表情で集まってくる応援者。

我慢の限界を超えていたので、次のようなことを半分怒鳴りながら注意しました。

  • パート、アルバイトが集まっているのになんで、なぜ各店の責任者が集まれないのか
  • 応援者なのだから、私の指示に従うべきじゃないのか
  • 高校生でさえすぐに集まったのに、いい大人が集まれないとはどういうことか

怒っているときは「てめぇらふざけんなよ」という勢いがありますが、怒りが覚めてからが最悪です。

ふと我に返った瞬間「やっちまった…」と、激しく後悔し、作業終了後にお詫びを言う羽目に。
なんとも情けない結果になったわけですが…。

マネージャー(上司)と各店の店長(先輩・年長者を含む)を、一列に並ばせて怒鳴りつけたのに、注意もお咎めもありませんでした。

意見が会わず上司に歯向かう

製造業で商品の製作スケジュールを作成していたときの話です。

当時は仕事量がものすごく多く、工場のキャパを超えていました。
社員だけではなくパートさんまで、毎日4時間~6時間程度の残業が必要な状況だったのです。

そんな状況の中上司が、「新しい仕事が入ったから急ぎで対応するように」と指示を出してきます。

ですがすでに残業も発生し、これ以上の仕事は人員的にも設備的にも不可能な状況。

そのことを上司に報告したところ、「工数が足りないなら休みを潰せば良い。それでも無理なら徹夜をしろ」と言われたのです。

でも出来ないものは出来ませんし、徹夜を含めた作業日程など組めるはずがありません。

状況を理解しようともせず、要求だけを通そうとする上司に腹が立ってしまい、思わず…

「無理な物は無理です。どうしてもと言うのなら、製作するための人と設備を確保してください」

そう言い返しました。

この後「やれ!」「無理です!」のやり取りを数回繰り返し、「わっかんねー人だな。無理なものは無理だ!」とつい怒鳴ってしまいました。

自分の意見を真っ向から否定された上司も、頭にきたのでしょう。

「わかった、それなら仕事はやらないくていい。日程も組まなくていい!」

そう言われました。

こちらとしても腹が立っていますので、「わかりました」と言いその日は退社。

すると次の日、出勤するなり怒っていた上司が「昨日の仕事話だが、どうすればできるかな?」と、軟化した態度で聞いてくるじゃないですか。

この時はぶつかりましたが、最後には上司が折れてくれました。
その後も注意や処罰があったわけではなく、逆に仕事が進めやすくなりましたね。

やり玉にあげられバカにされ、笑われたので社長を怒鳴りつけた

新しい仕事を受注したので、現場に作業をお願いしに行ったときの話です。

たまたまその場にいた常務取締役に突然「売り上げが下がっているぞ!どうするんだ?」と聞かれ、あわてて「今営業を必死にかけています」と答えました。

すると「それじゃ遅い」と注意を受け、常務の傍にいた課長2人を含め、3人から一斉に非難されたのです。

売上げが下がっているのは、仕事を受注していない営業に責任がありますから、「申し訳ない」と思いつつ聞いていると、突然別の話に切り替わります。

常務「そう言えば〇〇(お客様)が来るんだって?」

ぼく「来たいと言っていました」

常務「なにをしに来るんだ?来たって何にも見せねぇよ?」

と、なんの理由もなく言われるじゃないですか。

お客様が工場に来るのは大きなチャンスです。
商品の売込みもできますし、今後の仕事につなげることもできます。

なので「売上を上げるためにも、見ていただいと考えています」と、常務に伝えると…。

常務「見せないのに呼ぶんだってよ。ワハハハ」

と、あからさまにバカにされ、3人から大声で笑われました。

この時点で完全に頭にきていましたが、相手は常務と課長です。

歯向かって何かあったら嫌なので、一生懸命我慢。
それこそ悔しくて目が真っ赤になりましたが、必死に耐え抜いたのです。

ですが結局我慢しきれず、社長に声をかけて全員を会議室に召集(てか偉そうだなおれ…。)

必死に我慢していたこともあり、3人の顔を見たら怒りを抑えることができず、目の前の会議テーブルを殴り飛ばして怒鳴る怒鳴る。

最後には社長に「あんたの教育がなっていないからこうなるんだ!」とまで言ってしまいました。

そんなわけで、社長含め上役をまとめて怒鳴った訳ですが、やっぱり特におとがめはないですね。

むしろ社長含め4人から「もうしわけなかった」とお詫びをもらったほどです。

我慢するよりぶつかってみたら?

紹介した以外にも、色々とやらかしています。
ですが、上司とぶつかったことで注意を受けたことも、何か処分をされたこともありません。

なので、納得のいかないことがあるのなら、正面から意見を言うべきだと考えています。

あなたの意見が納得のいくもので、筋が通っていれば、そうそう処分を受けることはないはずです。

むしろ筋が通っているのに処分する会社なら、辞めることをオススメします。

そういった会社は世間の常識が会社の非常識になっている可能性があり、まともな会社じゃありません。

ただし、意見をするときに怒鳴っちゃだめですよ。

ぼくは何回も怒鳴っていますが、その度に激しく後悔しています。

怒鳴るのはダメです、あくまでも冷静に話をしてください

言いたいことを言った結果、気まずくなったら

もし自分の意見を言った結果会社に居づらくなった。
あるいは仕事を進めにくくなったのなら、転職を考えましょう。

意見を聞き入れない会社は、どこかが狂っている可能性が高いです。

ただしこの場合の最低条件は、あなたの意見が正しくて筋が通っていること

筋の通らない、自分勝手な意見を言って気まずくなったのなら、それは自業自得でしょう。
転職を考える前に、相手にきちんとお詫びをするべきです。

お詫びをしても関係が修復されない場合には、転職もやむを得ないですね。

最悪を考えて情報を集めてもいい

上司に言いたいことを言う前に、最悪のケースを考えて行動するのもありです。

例えば、転職サイトを使って求人情報を集めてみるとか。
転職エージェントに登録して、キャリアの相談をしてみるとか、ですね。

「辞めても何とかなる」

こう思えると強いですよ。
何しろ、その会社にしがみつかなくていいんですから。

意見を言いたいけど、そのあとが怖い。

なら、最悪を考えて行動してください。
あなたの転職市場での価値もわかって、一石二鳥ですよ。

最後に

ぼく自身の体験談を踏まえ、「上司に意見を言ってもなかなか首にならない」と言う話をしてきました。

まともな会社であれば、ある程度の自浄作用が働きます。
なので、正しい意見を言う分には問題にならないはずです。

とはいえ上司の意見に真っ向から対立し、自分の意見を伝えるのはかなりの勇気が必要です。

首になったらどうしよう。
仕事を干されたらどうしよう。

なんて、考えてしまうかもしれません。

でも我慢してストレスをためるより、自分の意見をぶつけた方がいい。

もちろん怒鳴っちゃダメですよ。
怒鳴ると「風紀を乱した」という理由で、処分される可能性があります。

あくまでも冷静に、相手に伝わるように話をしてください。

「そういわれても・・・むずかしいよね」

と、思うなら、上司との接し方を変えましょう。
ようは上司のタイプを見極め、伝え方を変えればいいんです。

伝え方を変えられると、苦手な上司が攻略できます。
すると、次のような効果が得られるんです!

・上司との関係が楽になる!
・仕事がスムーズに進む!
・自分の力が発揮できる!
・好評価を得やすくなる!

詳し内容はこちらの本を読んでください。
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あと、こちらの記事も参考になるはず。
よかったら、読んでください。
「上司が嫌い」は退職理由になる。でも直接言ってはいけない。

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