これブラック企業!?避けた方がいい求人の特徴

これブラック企業!?避けた方がいい求人の特徴

山のようにある求人の中から苦労して良さそうな求人を見つけたのに、入社してみたら実はブラック企業だった。
という話を一度は聞いたことがありませんか?

他人事であれば「気を付けよう」と思うだけですが、もし自分の身に降りかかってきたらたまったものじゃありませんよね。

そこでこの記事では、ひょっとするとブラック企業かもしれない、避けた方がいい求人の特徴を紹介します。
ブラック企業の求人を見分けたい方は、ぜひ参考にしてください。

おすすめ記事:ブラック企業の実態は想像してたよりすごかった

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ブラック企業の求人が掲載される理由

ハローワークや転職サイトでブラック企業の求人が掲載されなければ、避けた方がいい求人の特徴を紹介する必要はありません。
ですが、残念ながらブラック企業の求人を扱わないようにすることは、ほぼ不可能なのです。

まずハローワークは、違法性がない限り申し込みのあった求人を全て受理しなければいけません。
なので「ブラック企業かも」と思っても、違法性がない求人は掲載しないといけないのです。

そして求人サイトでは、求人を掲載する企業から報酬を貰うことで、収益を上げています。
つまり、求人を掲載してくれる企業は、たとえブラック企業であってもお客様なのです。

さらに付け加えると、ブラック企業は求人サイトにとってお得意様でもあります。
なぜならブラック企業は人の入れ替わりが激しく、頻繁に求人を掲載してくれるからです。

では転職エージェントはどうなのかと言うと…。

残念ながら転職エージェントにも、ブラック企業の求人が出ています。
理由は簡単で、お金を払えば求職者を紹介してもらえるからです。

つまり利用する媒体を変えたとしても、必ずと言っていいほどブラック企業の求人がある、ということです。

ブラック企業の求人を見破るコツ

ブラック企業の求人はどの媒体にも存在するため、身を守るには知識を身につけるしかありません。
ここではできれば避けた方がいい、ブラック企業かもしれない求人の見分け方を紹介します。

有名なブラック企業は調べればわかる

まず知っておいてほしいのは、有名なブラック企業は調べればすぐにわかることです。

もし求人を出している企業がブラックかどうか心配なら、インターネット検索で調べてください。
Googleで「社名+評判」で検索すれば、その会社の評判を見ることができます。

また、過去に労働問題を起こしたことがあれば、高い確率で調べることができます。
Googleだけじゃなく、Twitterも利用するといいですね。

ただしある程度会社に知名度がないと、検索結果に何も出てこないことがあります。

口コミや評判サイトを利用する

会社の評判や働きやすさなどをまとめている、口コミサイトを利用する方法もあります。

口コミサイトで有名なのは…

…の4つ。

元社員の体験が書かれていて、非常にリアリティがある評判や口コミを見ることができます。

求人票をチェックする

ブラック企業かもしれない求人を見分けるには、求人票のチェックも大切です。

求める人材の能力に対し採用条件が悪い

求人票に書かれている人材像に対して、採用後の条件が悪い求人は注意が必要です。

例えば経験年数5年を条件にしながら、給与は新卒並みの金額、という求人。
こういった求人は、最初から採用する気がないこともあります。

この手の求人は見れば一発で分かります。
もし分からない場合は、同じ経験年数で他の求人を調べ、給与を比べてください。

「求める能力に対して採用条件が悪い」場合は、たとえ採用されても少ない給与で働くことになりますから、避けた方が無難です。

年中求人を出している

人が定着しない企業でありがちなのが、求人をずっと出していることです。

転職サイトの場合は、求人の下に同じ企業の求人が表示されるので、どのくらいの頻度で求人を出しているのかすぐわかります。
ハローワークの場合は、企業名で検索するか、相談員に聞いてみてください。

長い間求人を出している企業は職場環境が悪い可能性が高いので、避けた方が無難です。

試用期間が長いなら注意が必要

試用期間が3か月を超えるようなら注意が必要です。
なぜなら短期間で辞める人が多いことが理由で、試用期間を長く設定している可能性があるからです。

ブラック企業の中にはとにかく大勢人を集めて、試用期間でふるいをかけることがあります。
わざときつい仕事をやらせたり、パワハラまがいの接し方をして、きつい仕事に耐えられる方だけを残そうとするのです。

もし耐えられる人だと判断された場合は、ブラック企業で正社員として働くことになります。
なので試用期間が長い求人は、理由を確認してから申し込むようにしましょう。

アットホームな職場は危険

「アットホームな雰囲気の職場です」という謳いは、求人媒体が「アットホームで行きましょう」と押している可能性が高いのです。
そして求人に会社の特徴を書かないのは、書けない内容が多いと言う理由もあります。

ちなみにアットホームとは…

  • まるで家にいるような居心地の良さ
  • 家族のように気を遣わずに何でも言いあえる
  • ピリついた雰囲気や、殺伐とした雰囲気はない
  • 上下関係やしきたりなどもない

一言で言えば、自宅で家族と過ごしているような雰囲気の職場のこと。
こんな職場、本当にあると思いますか?

人材を募集するための特徴がない。
あるいは特徴を書けない企業ともいえるので、できれば避けるべきです。

写真を見ればブラックかどうかがわかる

求人で紹介されている写真に美男美女ばかりが写っている。
妙に笑顔の社員が多い場合は、疑った方がいいかもしれません。

あるいは会社の写真ではなく、「技術」や「未来」など「文字」を強調している写真も注意が必要です。
なぜなら「社内が汚い」「従業員が疲れている」などの理由で、会社の写真を使わないケースがあるからです。

これは企業側が意図しているわけではなく、広告を作成するメーカーが、本当に社内の写真を掲載できない、あるいは掲載しても魅力が感じられない時に使われる手法。
美男美女が多い、社内の写真が少ないからと言って、必ずブラックだとは言えませんが、疑ってかかる必要はあります。

給与が高すぎる

不自然に給与が高い会社は、何かあると思った方が無難です。
理由は「うまい話には裏がある」から。

例えば高額な給与に惹かれて入社した結果、普通では考えられない経験をすることもあります。

そこまで怪しい求人ではなくても、基本給+歩合制と言うケースや、基本給(固定手当〇万円、固定残業代〇万円含む)というケースもあります。
なかには〇〇歳/月給100万円と謳いながら、実は基本給24万円+インセンティブということもよくあるのです。

歩合やインセンティブは本人の努力次第で変わるもの。
ですが極端な金額を掲示している場合は、仕事がきつく離職率が高いと考えた方が無難です。

残業代込の給与に注意

「月給30万円(定額払割増手当を含む)」
「月給30万円以上(実績)」

などと求人票に記載している企業は注意してください。
理由は、固定残業代を採用している可能性があるからです。

もし給与が残業代込の場合は、月に見込んでいる残業時間を必ず確認すること。
そして見込んだ残業時間をオーバーした場合に、残業代がきちんと支払われるのかも確認するべきです。

本来であれば、給与に含まれる残業代と残業時間は明記されているもの。
なので、説明もなく明記もされないとすれば、絶対に避けるべきですよね。

また、見込んだ残業時間をオーバーした分が支払われないとすれば、完全にブラック企業です。
残業の見込み時間が長すぎる求人も、申し込まないようにしてください。

求人に関係なく避けるべき会社

求人票には何の問題がなくても避けるべき会社はあります。
ここでは、求人票には問題はないけど、避けた方が無難な会社の特徴を紹介します。

電話がため口

問い合わせの電話をかけたとき、ため口で話をする会社は絶対に避けてください。

意外かもしれませんが、ため口で対応する会社は実際にあります。
しかもこの手の会社は、社員教育ができないほどレベルが低く、社内統制も取れていないことがほとんどです。

ある意味無法地帯になっているため、パワハラやセクハラが横行し、社員同士でのもめごとも多いもの。

言葉遣いの教育もできない会社ですから、避けた方が無難です。

面接で社員に説教される

面接で担当社員に説教されることがあります。
冗談かと思うかもしれませんが、実際に相手を見下して説教を始める人事担当者が存在するのです。

もし面接で説教してくる社員に出会ったら、その会社は辞退した方が無難。
面接とは求職者と企業がお互いに適性を見る場であって、相手の落ち度を探して説教する場ではないからです。

説教を「圧迫面接」だと捉える方もいますが、大きな勘違いです。

面接で説教を始めるような会社は、基本的なモラルがないと考えられるので、避けた方が無難です。

完全にホワイトな企業はほとんどない

最後に身も蓋もないことを言いますが、完全なホワイト企業は存在しないと思ってください。
ブラックと言われている企業も、人によっては働きやすい職場だったりします。

福利厚生が充実していて残業代もきっちり支払われるけど、休日出勤や残業がとても多い職場もあります。
一部上場している超有名な企業だって、ブラック企業と大差ないケースもあるのです。

あるいは一部の社員だけが、パワハラやセクハラをしているケースもあります。

なので仕事を探すときは、「仕事内容」「社風」「待遇」など、求人を選ぶ明確な基準を持つことが大切です。

関連記事:ブラック企業で疲れたときどうするべきか

最後に

ブラック企業かもしれない、避けた方がいい求人と会社の特徴を紹介しました。

意を決して転職に踏み切ったのに、変な会社に入社してしまい、仕事で苦労することになっては本末転倒です。

この記事が仕事を探している方の参考になれば幸いです。

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