転職活動を始めたものの、なかなか書類選考に通らない、面接を受けても内定が出ない、ということはよくあります。
思うように進まないと、「自分を認めてくれる会社はないんじゃないか」と疲れてしまいますよね。
転職活動に疲れたら、少し休むことが大切。
そして次の4つを順番に試してみてください。
頭の中が整理されこれからどうすればいいのかが、きっとわかるはずです。
1.転職活動に疲れたら一日だけ休む
退職してから転職活動をしている場合、早く次の仕事を見つけなければと気持ちが焦り、休む暇さえないはず。
また在職中の転職活動でも、忙しい仕事の合間に転職活動に当てる時間を作らないといけません。
ましてや思うように転職活動が進まなければ、身も心も休まる暇がなく、疲れ切ってしまいます。
そんな時は1日だけ、転職活動から離れてゆっくり休みを取ってください。
気持ちの切り替えが大切
転職活動が長期化すると、どうしても気持ちが焦ってしまうもの。
なかなか内定がもらえないと「自分は評価されていない」と、後ろ向きの考えに陥ってしまいがちです。
書類選考や面接は「応募者を評価する場」ではありません。
あくまでも個人と企業のマッチングの場です。
たとえ内定がもらえなくても、あなたのことを低く評価したわけではなく、その企業とは合わなかったというだけの話。
気にしても仕方がありません。
1日だけしっかりと休んで、後ろ向きになった気持ちを切り替えましょう。
2.友人に向いている仕事を聞いてみる
もし気持ちの切り替えが難しいなら、友人や知人に「自分がどんな仕事に向いてそうか」聞いてみてください。
転職活動が長引くと、「この仕事は向いていない」「この仕事はダメ」だと考え方が硬くなりがちです。
人の意見を聞くことで、硬くなった考えをほぐし、違った視点から求人を見られるようになります。
転職フェアや合同面談会に足を運ぶ
友人や知人に話しをするのが難しいのなら、転職フェアや合同面談会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
こういった場では、複数の企業の採用担当者と話をすることができます。
すると視野に入れていない業界や職種に興味がわくこともあるのです。
お仕事アドバイザーに相談する
就職や転職の相談に乗ってくれる、お仕事アドバイザーに相談するのも方法のひとつ。
平日の夜間や土日に相談できるので、昼間働いている方でも利用しやすいのが特徴です。
またお仕事アドバイザーは厚生労働省が委託しているため、安心感もあります。
人に相談することで、気持ちがすっきりするかもしれません。
サイトはこちら⇒お仕事アドバイザー(http://oshigoto.mhlw.go.jp/)
3.自己分析をやり直す
頭を切り替えることができたら、まずは自己分析をやり直しましょう。
なぜなら不採用が続く原因は、企業のニーズとアピールポイントがずれているからです。
自己分析をやり直すには、キャリアの棚卸を行うのが一番手っ取り早い。
次の項目をエクセルの縦軸に書き出し、横軸に時系列で記入していってください。
- 期間
- 職務
- 仕事内容・役割
- 成果
- 成果を出せた理由
- 学んだこと。身に付いたこと
- 失敗したこと
- 失敗から学んだこと
ポイントは出来るだけ細かく、思い出せることを全て書き出すこと。
「これは必要ない」などと、自分でフィルターをかけないことです。
4.企業研究に時間をかける
先ほども書いたように、不採用が続くのは企業のニーズとアピールしているポイントがずれているからです。
なので応募する求人の数を減らし、1社にかける企業研究の時間を長くしてください。
企業研究は公式ホームページの確認から始めます。
企業の沿革や経営方針、企業理念などを確認し、企業が求める人材像を考えてください。
ほかにも社長のあいさつや社員の声、営業成績、業務内容などから、会社の雰囲気をつかむことができます。
また採用ページも忘れずに目を通しましょう。
さらに取り扱っている商品やサービスから、ライバルの存在を調べることもできます。
業界の情報も、新聞や業界紙、インターネットや会社四季報などを利用して、調べることが大切です。
もちろん求人票に書かれている仕事内容や、求めている人材も忘れずに読み込むこと。
その上で企業のニーズを考え、アピールするポイントを整理していきましょう。
最後に
転職活動に疲れたときは、まず疲れを取ることが大切です。
「仕事が決まっていないのに休んでいいのか」と思うかもしれませんが、休みなく動き続けても効率が落ちるだけ。
むしろ割り切って休んだ方が、効率が上がり良い結果が得られるものです。
疲れが取れたら人の意見を参考にして、求人を探してみてください。
また自己分析や企業研究を、時間をかけて行うことも大切です。
この記事が転職活動で疲れた方の参考になれば幸いです。