
腰痛は辛いですよね。
再発が怖くて、仕事を変えたくなる気持ちはよくわかります。
なぜなら私も、腰痛持ちだから。
整骨院で、骨の間の軟骨が潰れている…と、診断されました。
ただあれだ、ヘルニアではみたいです。
腰痛が厄介なのは、ぶり返すこと。
何度も何度も、同じ場所が痛くなるんですよね。
しかも、その痛みは動けなくなるほど…。
一度痛みがぶり返すと、最低3日は安静にしないと収まりません。
それだけに、腰痛がつらくて仕事を辞めたくなる気持ちは、痛いほどよくわかります。
腰痛を我慢して働き続けるとどんどん悪化してしまう。
多少休んだ程度では、痛みが取れない。
かといって…。
休み続ければ会社に迷惑がかかるし…。
いっそのこと、腰に負担がかからない仕事に転職しようか!
そんな気持ちだと思います。
とはいえ、腰に負担がかからない仕事を探すのも結構難しい。
ということで、腰痛で仕事を辞めたいと思ったとき、辞める前に試してほしいことを紹介します。
すぐに辞めようとしない
腰痛持ちになったからと言って、すぐに辞めようとしないこと。
安易にやめると、それこそ路頭に迷うかもしれないんです。
一度腰痛になると、あまりの痛さで仕事が嫌になります。
・周りに迷惑がかかる
・治る見込みがない
・もうあの痛みは味わいたくない
そう思うからです。
まぁ確かに、動くこともままならないあの痛みは、耐え難いものがありますね。
しかも、腰痛の85%は原因不明。
痛みは取れても本当に治ったのかどうか、よくわからないのです。
でもね。
腰痛は、安静にすれば痛みがなくなるんです。
痛みがなくなれば、また働けますよね?
それがぶり返すとしても、今は動けるはずです。
だから、一度腰痛になったからといって、すぐに辞めようとはしないこと。
まずは「整形外科」や「脊髄外科(脊髄脊椎外科)」を受診して、状況を確認しましょう。
配置転換を希望する
腰痛が原因で仕事が続けられない場合は、まず配置転換を依頼してください。
腰の負担が少ない部署を希望するんです。
腰の負担が少ない部署へ異動できれば、仕事を辞めなくて済みますよね。
もし会社が、診断書とか理由を求めてきたら、主治医に相談しましょう。
今の仕事が続けられるかどうかは、主治医に相談すれば分かります。
必要があれば、会社が指定する産業医も受診しましょう。
正当な理由があれば、会社も配置転換を考えてくれます。
解雇されないのか?
という心配もありますよね。
安心してください。
会社が何の対処もしないのに解雇する。
これは、滅多ににありません。
というのも、会社は症状に適した部署への異動を、検討しないといけないからです。
参考サイト➣病気で休んでいることを理由に解雇できるか?
なので、まずは配置転換を希望しましょう。
休職して治療に専念する
あまりにも腰が痛くてつらい。
このまま働くのは無理だ!
そう感じたら、休職を考えてください。
休職は、今の仕事を辞めずに、長期間休むための制度です。
休職に入るかどうかは、だいたい次のパターンで決まります。
- 腰痛で働けないことを、本人から申し出る
- 欠勤日数が○日以上継続している
- 医師の診断書に「休職の必要性あり」と書いてある
実際に休職するには、会社の規則沿った手続きが必要です。
診断書や休職願の提出などですね。
この手続きが、ちょっと大変かもしれません。
ですが、仕事を辞めずに休むことができます。
腰痛があまりにもつらいときは、休職することを考えてください。
傷病手当金を受け取る
休職中は給与が出ません。
仕事は辞めていないけど、「無給」になることがほとんどです。
無給だと生活に困ってしまいますよね。
なので傷病手当を申請します。
傷病手当金は病気療養中に、健康保険の被保険者と、その家族の生活を保障するために設けられた制度。
被保険者が病気やケガのために会社を休み、給与が得られない場合に支給されます。
これ、ある意味ライフラインなんで、絶対に申請してくださいね。
もしわからなければ、しっかりと調べてください。
受け取れるかどうかで、生活できるかどうかが大きく変わりますから。
参考:病気やケガで会社を休んだとき|全国健康保険協会
復職時は配置転換を依頼する
休職から復帰するときは、必ず配置転換を希望してください。
というもの、部署が変わらないと腰への負担も変わらないから。
なので、会社と腰への負担が少ない部署へ異動してもらえないか相談しましょう。
腰痛が原因で休職していますから、普通の会社は配置変更を行ってくれます。
普通の会社はね…。
もし、配置転換をしてくれない場合。
腰に負担がかかる部署へ復帰しろと言われるなら、転職を考えるべきです。
また、そういう会社だろうと思う場合も、転職を考えてください。
ついでに言うと、転職するために休職期間を使うのも有り! ですよ。
休職中に転職活動をしていいのか
法律的には、休職中の転職活動もOKです!
ただ忘れないでください。
休職中でも、席は会社にあります。
なので転職活動がばれたら、面倒なことになります
それに休職は病気の治療のためにある制度。
そう考えると、休職中の転職活動はあまりお勧めできません。
もし転職するのなら、休職⇒復職⇒転職活動⇒退職、かな。
このほうが筋が通っていますよね。
また休職期間中に応募すると「休職中なのになぜもとの会社へ復帰しないのか」と、余計な詮索をされてしまいます。
休職期間中の転職活動は、法律的に問題はありません。
とはいえ道徳的にはNG!
そう考えるべきかもしれませんね。
転職する場合でもまずは休む
腰痛が辛いなら、無理して働く必要はありません。
まずはゆっくり休みましょう。
転職を考えているとしても、休職して休むべきです。
なぜなら傷病手当が支給されれば、給与の3分の2を貰うことができるから。
腰の痛みをとるために安静する。
でも、3分の2の給与が受け取れる。
これ、利用しない手はありませんよね。
慌てて退職すると、失業給付金しか受け取れません。
しかも失業給付金は、受け取る条件が結構面倒くさい。
条件を満たそうとすると、ゆっくり腰を治せないんです。
なので、腰痛がつらいなら無理して働かないこと。
休業などの制度を利用して、ゆっくり休むようにしてください。
最後に
腰痛が辛くて仕事を辞めたい時は、すぐに辞めないことが大切。
まずは会社に、腰に負担のかからない部署への異動を相談しましょう。
もし腰痛が辛く仕事もままならないので有れば、休職手続きを取り、しっかりと休むことも大切です。
休職する場合は傷病手当を申請し、生活に困らないようにしてください。
転職する場合でも、まずは休職して腰痛を直すことが大切。
傷病手当を受け取っていれば生活に困ることはほぼありませんから、じっくり治療に専念できます。
もし今の会社を辞める場合でも、休職中の転職活動は行わないこと。
休職後に転職をするのなら、一度復職してから転職活動を行うようにしてください。
こちらの記事も参考になるはず。
➣ぎっくり腰で仕事を休む!会社へ連絡する時のポイント