仕事の無茶ぶりが嫌で辞めたい!そんな時に試してほしいこと

上司からの無茶ぶり。
いやですよね。

あまりにも理不尽な無茶ぶりをされ、イライラすることもあるでしょう。

しかも無茶ぶりの厄介なところは、どの会社にいっても当たり前のようにあること。
今までに4回転職していますが、無茶ぶりのない会社はありませんでした。

無茶ぶりが嫌だから辞めたい!

そう思って転職しても、次の仕事でまた無茶ぶり上司に出会うことがあるんです。

そこでこの記事では、無茶ぶりを出来るだけ穏便に断る方法を紹介します。

「辞めたい!」

気持ちが強くなりすぎて仕事を辞める前に、ぜひ読んでください。

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無茶ぶりとは

仕事で言う無茶ぶりとは、「とでもできないであろう、メチャクチャな業務命令」のことです。

ただこれは、すごく判断が難しい。
なぜなら、仕事の内容・部下の能力・指示の出し方によって違うから。

本人が無茶ぶりだ! と思っても、上司が「お前ならできると思った」といえば、無茶ぶりじゃなくなる。
そんな感じなんです。

なので、その仕事が本当に無茶ぶりかどうかの判断が難しい。

さらに話をややこしくするのが、上司に無茶ぶりしている自覚がないこと。

いっそのこと自覚してくれたほうが救われる。
そう思うくらい、無自覚で無茶ぶりするんです。

部下は「そんな無茶な仕事は出来ない」と思う。
でも上司は、無自覚だから面倒くさいんですよね。

まぁとにかく、無茶ぶりは「とてもできないであろう、メチャクチャな業務命令」のことです。

よくある無茶ぶりのパターン

上司が部下に対して行う無茶ぶりには、大きく分けて次の3つのパターンがあります。

  • 成長を期待した無茶ぶり
  • 無自覚での無茶ぶり
  • やって当たり前!な無茶ぶり

成長を期待した無茶ぶり

部下のさらなる成長を期待して、能力を超えた仕事を任せることがあります。

上司も今の部下のレベルでは、厳しいことを分かっていて指示を出しているので、無茶ぶりとは言えないかもしれません。

事実、部下の成長を期待した無茶ぶりでは、動機付けもきちんと行われます。
もちろん経過確認やフォロー、励ましも行われます。

成長を期待した仕事が無茶ぶりになるのは、動機付けやフォローが全くないときです。

たとえ成長を期待しているとしても、フォローなどがなければ「できない仕事を押し付けられた」としか感じられません。

結果として無茶ぶりになってしまうのです。

無自覚での無茶ぶり

無茶ぶりの中で一番多いのが、無自覚での無茶ぶりです。

  • 思い付きで仕事を指示する
  • 仕事を部下に丸投げする
  • 期日をとりあえず今日中にする

思い付きで仕事を指示する上司、多いですよね。

あるいは仕事だけ取ってきて、「後は任せた!」と、部下に丸投げする。
資料を作るのに「とりあえず今日中ね」と、適当に期日を設定する。

これらの無茶ぶりは、上司に能力がないから起こるものです。
つまり、どの程度の仕事なのかわかっていないんです。

しかもどうでもいい内容の仕事が多く、頑張ってこなしても何のプラスにもなりません。
そのうえ無自覚。

数ある無茶ぶりの中で、一番面倒くさいのがこの無茶ぶりです。

やって当たり前!な無茶ぶり

やって当たり前!

そう威圧的に言われる無茶ぶりもいやですよね。

高圧的な上司。
力を誇示したい上司に、こういった無茶ぶりが多い。

例えば、突然開催される会議。

上司から無自覚で仕事を無茶ぶりされる。
仕方がなく、関係者に相談した結果「とても処理できない」と言う話になってしまう。

困って上司に相談したら、「関係者全員を集めて今すぐ会議を開く」と言う話になったこと、ありませんか?

私はあります。

しかも結論は「できない」となるのがわかりきっていること。
それなのに、長時間無駄な話し合いをする。

こんな無駄な時間を過ごす理由は、上司の頭の中に「俺が指示した仕事はやって当たり前」と言う意識があるからです。

やって当たり前!

そんな態度で出される無茶ぶりは、クリアしてもしなくても、余計な気力と体力を使うことになります。

無茶ぶりが引き起こす悪影響

無茶ぶりは、引き受けた部下に様々な悪影響を及ぼします。

例えば、仕事が無茶ぶりだと分かっていても、こなせないと人事評価が下がることがあります。
さらに連続で出される無茶ぶりに振り回され、心身共に疲れ切ってしまうこともあるでしょう。

高圧的な無茶ぶりは、もはやパワハラだと言えるものまであるのです。

そして最後には「とても耐えられない」と思うようになり、仕事を辞めていってしまいます。

無茶ぶりは会社にも、部下にとっても、悪影響を及ぼすものなのです。

無茶ぶりを断るには

実際に無茶ぶりをされたときは、どう対処すればいいのでしょうか。

できるだけ穏便に、無茶ぶりを断る方法を紹介しますね。

すぐに断らない

ポイントは、すぐに断らないこと。

無茶ぶりでも仕事は仕事。
なのにすぐ断れば、上司は気分を悪くします。

上司は仕事を指示しただけですよね。

それをすぐ断るってことは、喧嘩を売っているようなものです。
下手をすれば、言い争いになってしまうことも…。

どんなに嫌だと思っても、すぐに断ることは避けてください。

仕事の内容を確認する

次のポイントは、指示された仕事の内容を確認すること。

確認は5W3Hに沿って行います。

  • When :いつ、いつまでに
  • What :何を(目的)
  • Why  :なぜ(理由)
  • Where :どこで
  • Who  :誰が、誰に、
  • How :どのように
  • How much :いくらで(値段)
  • How many :いくつ(数量)

この確認、が無茶ぶりを断るためにとても重要なポイントになります。

まず、無茶ぶりはWhen(いつ、いつまでに)やHow much(いくらで)が曖昧なんです。
ここを確認することで、断るきっかけが作れます。

また「How :どのように」を聞けば、今の自分で出来るかどうかも判断できますよね。

なので、仕事の内容をしっかりと確認しましょう。

上司に交渉する

仕事の内容を理解したら、筋を通して上司に交渉します。

  • 時間足りないのであれば、期日を伸ばしてもらう
  • 予算が足りない時は、予算を増やしてもらう
  • 能力が足りない時は、先輩や上司のフォロー体制を作ってもらう

こういった交渉を行ってください。

仕事の内容を聞いたうえで、現状を説明して交渉する。
これができれば、よほど頭の悪い上司じゃない限り応じてくれます。

応じてくれれば、無茶ぶりが普通の仕事になりますよね。
それに、もし応じてくれないなら、断る理由にもなります。

無茶ぶりの断り方

簡単にまとめますね。
無茶ぶりを断るには、次のことを徹底してやります。

・すぐには断らない
・5W3Hで仕事内容を確認
・進めるための提案と交渉をする

で、提案と交渉は普通の仕事になるようにやること。
飲んでもらえない場合は、それを理由に断ればいいです。

「やって当たり前!上司」への対応

やって当たり前!

こう言う態度で無茶ぶりをしてくる上司には、筋を通して話をしても「俺はやってきた」と、はねのけられることがあります。

「俺の言うことを聞いて当たり前」という、困った意識が強いからです。

この手の上司には…残念ながら打つ手がありません…。

言い返せば「反抗的なやつだ」と思われます。
上司の上司に相談すれば「俺を無視した」「上司に言いつけた」と、逆恨みされます。

この無茶ぶりを何とかするには、同じ職場のの人に相談しまくるしかありません。

普段の関係が良ければ、手伝ってくれるでしょう。
解決策を教えてくれることもあります。

もちろん、上司からしっかりと仕事の中身を聞いておくこと。
何が足りないのかを明確にし、どうすれば解決できるかを相談しまくるのです。

5人以上に相談すれば、悩みの7割は解決できる、という説もあります。
恥ずかしいと思わずに、頼れる人に相談しまくりましょう。

転職すれば状況が変わる?

上司の無茶ぶりが惨いと、転職したくなりますよね。

今は転職エージェントや転職サイトなどのサービスが充実していますから、在職中に転職先を見つけることもできます。

仕事を変えれば、今の上司の無茶ぶりから逃げられるでしょう。

ただこれは覚えておいてください。

上司の無茶ぶりはどの会社でも、日常茶飯事として起こっていることです。
つまり転職しても、似たような無茶ぶり上司に出会う可能性があります。

むしろ無茶ぶりをしない上司はいない、そう考えた方がいいかもしれません。

どうしてもきついときは辞めてもいい

真逆のことを言いますが、どうしてもきついときは辞めてもいいんです。
無理をして体調を崩すほうが問題です。

少なくとも仕事を辞めれば、今のつらい状況から解放されます。
新しい仕事に転職すれば、心機一転頑張ろう! とも思えるでしょう。

実際ぼくも、仕事がつらくて3か月でやめたことがあります。

なので、無理だけはしないでください。
どうしてもきついときは、やめてもいいんです。

辞める時はプロに相談する

仕事を辞める時は、必ずプロに相談してください。
なぜなら、何の準備もせずに辞めると、最悪の場合路頭に迷うことがあるからです。

冗談だと思いますか?
転職で失敗して路頭に迷う人、意外と多いんですよ。

なぜ路頭に迷うのか。
それは、なんとなく辞めて、なんとなく転職するから。

要は将来どうなりたいのかが見えていないからです。

だからプロに相談します。
どういった転職がしたいのか。
これからどうなりたいのか。

相談するだけで、結構変わるものですよ。

無茶ぶりを処理すれば成長できる

ムチャクチャなことを言いますね。

実は…上司の無茶ぶりを適切な方法で処理できるようになると、仕事の処理能力が向上します。

必要な無茶ぶりには関係者を巻き込んで処理する。
必要ない無茶ぶりは条件を変更してもらう。

こういった交渉能力が、無茶ぶりに対応することで自然と身に就いていくのです。

といっても、言われるがままにやっていては身に就きません。
仕事の内容を確認し、状況に合わせて上司と交渉するからこそ、身に就いていくのです。

無茶ぶりを理由に仕事を辞めるのは簡単です。

でもその前に、自分の能力でどこまで交渉すできるのか、試してみてはいかがでしょう?

それでもダメだった時、改めて転職について考えてもいいと、思いますよ。

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