働いていれば多かれ少なかれ、誰でもプレッシャーを感じることがあります。
あまりにプレッシャーがきついと、仕事を辞めたいと思うこともあるでしょう。
ですがプレッシャーは、程度の差があるとしても、働く限り付いてまわるモノ。
プレッシャーがきついからといって、その度に仕事を辞めるわけにもいきませんよね。
そこでこの記事では、仕事で感じるプレッシャーの種類と、対処法について紹介します。
仕事を辞める前に、一読していただければ幸いです。
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仕事で感じるプレッシャーの種類
仕事で感じるプレッシャーには、次の3種類があります。
- 上司から感じるプレッシャー
- 仲間から感じるプレッシャー
- 自分で作るプレッシャー
上司から感じるプレッシャー
仕事で感じるプレッシャーの中で、一番多いのが上司から感じるプレッシャーです。
例えば「ノルマを必ず達成するよう迫られる」「仕事の成果を常に期待される」「実力を超えた仕事を任される」などです。
上司からのプレッシャーには…
- 成長を期待してかけられるもの
- 立場を利用してかけられるもの
…の2種類があります。
成長を期待したプレッシャー
成長を期待してかけられるプレッシャーは、部下にとって評価を上げるチャンスでもあります。
期待されている分、仕事に対する責任も重くなり、プレッシャーがきついと感じることもあるでしょう。
でも逃げることなく取り組めば、自分自身を成長させることができます。
立場を利用したプレッシャー
上司からのプレッシャーで厄介なのは、立場を利用してかけられるプレッシャーです。
ノルマの達成を毎日迫られたり、ミスを必要以上に中止したりする、言い換えればパワハラと似たようなものですね。
立場を利用したプレッシャーは、部下を必要以上に追い込むため、精神的にきつくなるのが特徴です。
あまりのきつさに、仕事を辞めたいと思う方も大勢います。
仲間から感じるプレッシャー
仲間から感じるプレッシャーをピアプレッシャーと言います。
例えば「皆が残業しているから帰りにくい」などの、無言の圧力のことです。
ピアプレッシャーは、職場やチームの秩序を守ろうとする同化作用により、仲間との相互監視で起こる「同調圧力」のこと。
目立つと叩かれる怖さもあるため、逆らうのが難しいプレッシャーでもあります。
自分で作るプレッシャー
仕事で感じるプレッシャーの中には、自分で作り出してしまうプレッシャーもあります。
例えば上司から期待されて仕事を任されたのに、「自分にはできっこない、失敗したらどうしよう」と思いこむ。
進捗を聞かれているのに「せかされている」と感じてしまう状態のことです。
これは「今以上の自分を期待されている」ことに、過度な拒絶反応が起こっていると言えます。
そもそもプレッシャーとは何か
そもそもプレッシャーとはどういったものなのでしょうか。
なぜ人によってプレッシャーに強い人、弱い人がいるのでしょうか。
プレッシャーとは、「外部から加わる精神的圧力」のことです。
ただの圧力ですから、プレッシャーがかかっても、「嫌だ」と思うことも「辞めたい」と思うこともありません。
プレッシャーが精神的にきつくなるのは、心が反応してストレスを生み出しているからです。
プレッシャーに強い人は、プレシャーでストレスを感じても、すぐに立ち直ることができます。
でもプレッシャーに弱い人は、一度ストレスを感じると、なかなか立ち直れないのです。
プレッシャーの対処法
ではプレッシャーに弱い人はどう対応していけばいいのでしょうか。
実は仕事で感じるプレッシャーには、乗り越えるべきプレッシャーと、避けるべきプレッシャーの2種類があります。
乗越えるべきプレッシャー
乗越えるべきプレッシャーは次の2つ。
- 成長を期待したプレッシャー
- 自分で生み出すプレッシャー
上司から成長を期待してかけられるプレッシャーは、乗り越えれば評価につながりますし、自分自身を成長させることもできます。
また、自分で生み出すプレッシャーは、自分自身に負けていることになりますから、なんとしてでも乗越えるべきです。
そして、仕事のプレッシャーを乗り越えるために必要なのは、次の4つ。
- やるべきことを明確にする
- 不足しているモノを明確にする
- 協力をお願いする
- 適度にストレスを抜く
まず、仕事は5W3Hに沿って確認します。
5W3Hに沿って確認すれば、何をいつまでにやればいいのかが明確になるはずです。
- When :いつ、いつまでに
- What :何を(目的)
- Why :なぜ(理由)
- Where :どこで
- Who :誰が、誰に、
- How :どのように
- How much :いくらで(値段)
- How many :いくつ(数量)
その上で不足しているモノを明確にし、上司や先輩、同僚へ協力を依頼しましょう。
実力以上の仕事を一人で処理するのは難しいものですが、みんなの協力があればクリアも容易になります。
また、だいたい5人以上に相談すれば、悩みの7割は解決する、といわれています。
協力は得られなくても相談することで、仕事を完成させるヒントが貰えるはずです。
そして大切なのは、ストレスを適度に抜くこと。
同僚と食事をしたりショッピングをしたりして、ストレスをためすぎないようにしましょう。
避けるべきプレッシャー
避けるべきプレッシャーは次の2つ。
- 継続してかけられる過度なプレッシャー
- 同調圧力
過度なプレッシャーはそれだけで心を壊す破壊力があります。
さらに継続して過度なプレッシャーをかけられれば、心が強い人でもいつかは壊れてしまいます。
例えば毎日のようにノルマについて聞かれ、未達だと必要以上に怒られる。
常に上司のご機嫌をうかがっているような職場で、心の休まる暇がない、などです。
また同調圧力が強い職場も考えものです。
理由は仕事がないのに残業をしないといけない、先輩より先に帰れない雰囲気があるなど、働きにくい職場が多いからです。
こういったプレッシャーのある職場は、出来るだけ早く辞めるか、別の部署への異動を希望してください。
とくにプレッシャーがきついと感じ始めたのなら、出来るだけ早く行動に移すべきです。
最後に
仕事のプレッシャーがきつくて辞めたい! と、考えている方に向けて、仕事のプレッシャーについて書いてきました。
プレッシャーとは外部からかかる精神的圧力のこと。
プレッシャーがきついと感じるのは、圧力に負けて心がストレスを感じているからです。
もし耐えられないほど仕事のプレッシャーがきついのなら、少しだけ仕事を休んで、ストレスを発散してみてください。
それでも耐えられない時は、別の仕事を探すべきかもしれません。
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