仕事が苦痛です…。
と、ネットで相談している人の書き込みを調べた結果、仕事が苦痛になる理由には概ね次の3つがありました。
- 仕事が暇すぎる
- 仕事に興味がない
- 人間関係がうまく行かない
驚いたのは、想像以上に「仕事が暇で苦痛」を感じている方が多いことです。
また人間関係で苦痛を感じている方で、「お昼休みが嫌だ」という方も多いようですね。
「仕事を辞めた方がいいかも」と悩む方も多い仕事の苦痛ですが、解決するために考えられる対処法は3つあります。
- 我慢して続ける
- 部署の異動をお願いする
- 仕事を辞める
この記事では仕事が苦痛になる3つの理由と、対処法について紹介しています。
仕事が苦痛になる3つの理由
まずは仕事が苦痛になる3つの理由について紹介します。
仕事が暇すぎる
ぼく自身も経験がありますが、暇すぎる仕事は本当に苦痛です。
苦痛を感じる理由は…
- 周りの目が気になる
- 浮いている気がする
- 必要とされていない気がする
…などがあります。
「暇が嫌なら仕事を増やせばいい」と、思いますよね。
でも暇すぎて苦痛を感じる職場では、仕事を増やすことも難しいのです。
なぜなら、暇すぎて苦痛を感じる職場には、次のような特徴があるから。
- 暇すぎるのは自分だけ
- 周りの人が行う仕事はある
- 手伝いが必要なほどの仕事はない
つまり自分がいなければ、仕事の量は丁度いいのです。
そうなると「自分で仕事を作る」しか、解決する方法がなくなります。
ですが暇すぎて苦痛を感じる方は、自分で仕事を作れる立場にありません。
「仕事は与えられるものではなく、自分から作るものだ」
という声もありますが、作りようのない立場の方もいます。
とくに事務系の仕事は、自分から新たに仕事を作ることが困難です。
実際に「仕事が暇すぎて苦痛」だと感じる人は、かなりの人数がいると考えられます。
何しろ「仕事が暇すぎて苦痛な人」というスレッドが、2chにあったくらいですから。
とくに事務系の仕事は自分で仕事を作ることも難しいため、暇すぎると苦痛を感じることもあります。
仕事に興味がない
興味のない仕事をすることが苦痛になるのは、仕事に生きがいを求めているからです。
なぜなら生活のために働くのなら、興味があるとかないとか関係ありませんよね。
ぼくは3回転職していますが、その内の3社は全く興味のない仕事でした。
でも、仕事に興味がないから苦痛だとは、感じたことがありません。
むしろ働かなければ生活できないので、必死になって仕事をしていました。
その経験から、興味のない仕事が苦痛だと感じる方は、仕事に生きがいを求めているからだと言えます。
仕事に生きがいを求める方は、やりたい仕事に就くとものすごい速さで成長します。
全身からやる気があふれてきて、毎日が楽しくて仕方がなくなるようです。
それだけに興味のない仕事をすると、苦痛を感じるのかもしれません。
人間関係がつらい
仕事の人間関係に苦痛を感じる方には、2つの傾向があります。
1つは苦手な人と一緒に働くことに苦痛を感じる方。
もう1つは、休憩時間に会社の人と接することに苦痛を感じる方です。
一緒に働くことが苦痛
苦手な人と一緒に働くことが苦痛に感じるのは、次のような人がいるからです。
- 常に監視されている気がする
- 上から目線で接してくる
- 仕事を押し付けられる
- ストレスの発散先にされる
- あからさまに嫌ってくる
- 仲間に入れない
ぼくが一緒に働きたくないと思ったのは、後ろからパソコンの画面を覗いたり、電話の相手を逐一確認したりする上司です。
しかも必要のない仕事を作り出したり、無茶としか思えない営業スケジュールを押し付けてきたりと、一緒に働くことが本当に苦痛でした。
理由は何であれ、苦手な人と一緒に働くことは、かなりつらいものです。
とくに職場で力のある人から睨まれると、仕事に行くことさえも苦痛になります。
休憩時間が苦痛
休憩時間が苦痛だと感じる方は、「一人で過ごしたいのに過ごせない」方と、「仲間に入りたいけど入れない」方がいます。
まず「一人で過ごしたい」方は人の悪口や影口、上司などから話しかけられることに苦痛を感じています。
人によっては話にうまく入れないことに、苦痛を感じている方もいました。
共通して言えることは、休憩時間なのに気を使っていることに、苦痛を感じています。
逆に「仲間に入りたいけど入れない」方は、途中入社した方に多いようです。
途中入社すると、グループに入れない、居場所がないと感じることも多いようです。
休憩時間はグループでまとまることが多いため、孤立している気がしてしまいますよね。
結局は休憩なのに人に気を使ってしまい、仕事より疲れるから苦痛だ、ということですね。
苦痛の対処法
では仕事で感じる苦痛は、どのように対処すればいいのでしょうか。
我慢して続ける
まず考えられるのは、苦痛を我慢して仕事を続けることです。
例えば仕事が暇すぎて苦痛を感じる場合。
仕事に暇が多いということは、勉強に充てることもできるわけです。
もちろん仕事と関係のないことはできませんが、暇な時間を利用して、スキルアップを図ることもできます。
スキルアップが図れるのなら、暇を我慢して続けることもできますよね。
あるいは仕事は楽しいけれど休憩時間が苦痛だと感じる方も、我慢して続けた方がいいかもしれません。
仕事に興味が持てない方も、「生活のため」だと割り切って、我慢して続けることができます。
また人間関係の問題は、時間の経過と共に解消されることがあります。
入社当初は上手くいかなくても、仕事を覚えた途端に好転することも、良くある話なのです。
もちろん逆もありますが…。
我慢しすぎるのは体によくありません。
よくありませんが、ある程度妥協して、我慢することも時には必要です。
部署の異動をお願いする
今の仕事が苦痛で耐えられないのなら、正当な理由を付けて異動をお願いすることもできます。
ひとりで悩むのではなく、上司に相談してください。
会社としても、苦痛を感じながら仕事をしてほしいとは思っていません。
適性のある仕事で、成果を上げてほしいと考えているものです。
なので理由をきちんと説明すれば、部署変更などの対応を取ってもらえる可能性があります。
苦痛を我慢するのではなく、上司に部署の異動をお願いしてみてはどうでしょうか
ただし部署の異動をお願いするときは、上司が納得できる説明を用意してからにしましょう。
異動をお願いする理由が、「あの人が嫌い」「この仕事に興味がない」では、「面倒な人」だと思われて終わってしまいますから…。
転職する
今の仕事が苦痛でどうしても耐えられないのなら、転職する方法もあります。
ただし、転職ですべてが解決するとは思わないでください。
例えば今の仕事に興味がない場合は、興味のある仕事への転職を考えますよね。
きっと興味のある仕事は、未経験の分野になるはずです。
未経験分野への転職は、考えているよりも難しいもの。
下手をすると次の仕事が見つからない可能性もあります。
暇が嫌で転職する場合や、人間関係が嫌で転職する場合も注意が必要です。
なぜなら任される仕事が暇かどうか、人間関係が良いかどうかは、入社してみないと分からないから。
たしかに転職をすれば、環境はガラッと変わります。
ですが、何の準備もせずに仕事を辞めてしまうと、思わぬ苦労をしてしまうものです。
転職活動を始める前に、下調べやスキルの習得などの準備をしておいてください。
最後に
仕事が苦痛になる3つの理由と対処法を紹介しました。
仕事で苦痛を感じるのは、「働き続けないといけない」という思いがあるからです。
逆に言えば「いつでも転職できる」なら、苦痛からも離れることができます。
もし今苦痛を感じているとしても、できれば我慢して今の仕事を続けてください。
そして仕事を続けながら、いつでも仕事を変えられるように準備しておきましょう。
この記事が仕事で苦痛を感じている方の、参考になれば幸いです。