報告・連絡・相談ができないのは上司が原因?

報告・連絡・相談が出来ないのは上司が原因

仕事を円滑に進めるために大切だと言われる報告・連絡・相談(ホウレンソウ)。
ですが人によっては、報告・連絡・相談が苦手だと言います。

上司としても、報告・連絡・相談がないと仕事の進捗状況が分からず、困ってしまうもの。
なぜ報告・連絡・相談が苦手な部下が、生まれてしまうのでしょうか。

実は報告・連絡・相談が苦手になるのには、上司に原因があるケースが多いのです。
この記事では、何故報告・連絡・相談ができないのかを紹介しています。

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報告・連絡・相談ができない理由

報告・連絡・相談ができないのには、次のような理由があります。

  • 重要性を理解していない
  • 上司に話しかけるのをためらう
  • ホウレンソウを行うタイミングが分からない
  • 報告・連絡・相談に悪い印象しかない

ひとつずつ説明します。

報告・連絡・相談の重要性を理解していない

まず報告・連絡・相談ができない理由で考えられるのは、重要性を理解していないことです。

報告・連絡・相談は基本的なビジネススキルとして、新人研究で教育が行われます。
ですが、現場などで報告・連絡・相談の教育を行うことは、まずありません。

そのため「このくらいなら自分で出来る」、「この程度のことは報告するまでもない」と、自分で判断してしまいます。
そして自分で判断した結果、上司の知らない所で問題が大きくなっていくのです。

つまり、上司が報告・連絡・相談の教育を行わないため、重要性を理解できていないケースがあります。
重要性が理解できなければ、報告・連絡・相談が出来なくても、不思議ではありません。

上司に話しかけるのをためらう

つぎに報告・連絡・相談ができない理由は、上司に話しかけるのをためらってしまうからです。

会社内での上司は、部下よりも立場が上になります。
そのため、上司にそのつもりがなくても、部下にとっては威圧感のある存在なのです。

上司に威圧感を感じていれば、「今話しかけても大丈夫だろうか」「明日にするべきかもしれない」と考える、部下がいてもおかしくありません。

つまり部下が上司に気を使うあまり、話しかけることをためらうため、報告・連絡・相談ができなくなっているのです。

報告・連絡・相談をするタイミングが分からない

報告・連絡・相談をするタイミングが分からない、という方もいます。

実際に仕事を進めていると、いつ上司に報告するべきか、迷うことがありますよね。
半分で報告するべきか、それとも完了してからなのか…。

報告・連絡・相談のタイミングが分からない方に、上司を困らせようと言う気持ちはありません。
むしろ原因は、上司との判断基準が違うことかもしれないのです。

報告・連絡・相談をするタイミングが分からないと言う方は、意外と多いのではないでしょうか。

報告・連絡・相談に悪い印象しかない

一番困るパターンが、報告・連絡・相談に悪い印象しかない方です。

例えば「報告」を上司にすると、「そんな報告は必要ない!」と言われた。
「連絡」をすれば、「そんな情報よりも仕事をしろ!」と言われた。
「相談」をすれば、「自分で考えろ!」と言われた。

これでは、報告・連絡・相談をする意味がありません。
報告・連絡・相談に悪い印象しかないため、あえてしない方もいるのです。

報告・連絡・相談をしてもらうには

部下に報告・連絡・相談を行ってもらうには、上司から声をかけることが大切です。
つまり…

  • 進捗状況を聞き(報告)
  • 連絡事項を確認し(連絡)
  • 困っていないか聞く(相談)

…という、報告・連絡・相談の流れで、上司から部下に問いかけるのです。

上司から問いかけることで、報告・連絡・相談の重要性を説明出来ます。
話しかけるのにためらう必要も、タイミングを意識する必要もなくなるでしょう。
さらに報告・連絡・相談に対する、悪い印象も一層することができるのです。

部下から報告・連絡・相談されるのを、待っていても意味がありません。
報告・連絡・相談を行ってもらうには、上司から声をかけるようにしましょう。

報告・連絡・相談をするために間違った対応

報告・連絡・相談を徹底するために、やってはいけない対応があります。
それは報告・連絡・相談を、定型業務にすることです。

例えば毎日17時から、進捗状況の報告会を行う。
あるいは、決まった時間に報告・連絡・相談をするルールを作る、などですね。

実際に報告・連絡・相談が定型業務になった経験から言えるのは、重荷でしかないということ。
中には報告内容や相談内容を、わざわざ探す方もでてくるほどです。

報告・連絡・相談は仕事を円滑に進めるために、とても大切なこと。
ですが、部下に強制することではありません。

間違っても、定型業務やルールーにしてはいけません。

関連記事:報告・連絡・相談の違い

最後に

報告・連絡・相談が出来ない理由は上司にある、ことを紹介しました。

まとめると…

  • 報告・連絡・相談の重要性を説明していない
  • 部下にとって上司は話しかけにくい存在
  • 部下は上司に遠慮している
  • 報告・連絡・相談をするなと態度で示す上司もいる

…ということです。

なので、報告・連絡・相談をしてほしいのなら、上司から問いかけないといけません。
本来報告・連絡・相談は部下の意見を吸い上げ、職場の環境をよくするために存在するもの。

報告・連絡・相談を徹底したいのであれば、上司から部下に…

  • 進捗状況を聞き(報告)
  • 連絡事項を確認し(連絡)
  • 困っていないか聞く(相談)

…の順番で、問いかけるようにしてください。

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