サラリーマンを辞めたい! なら辞めればいい。
無理してサラリーマンを続ける必要はありませんし、嫌々働かれても会社も迷惑でしょうから。
ですが給与以外の収入源がないのにサラリーマンを辞めてしまうと、日々の生活費に困ることになりますよね。
ということで、この記事ではサラリーマンを辞めることについて書いています。
「サラリーマンを辞めたい!」と思ったとき、ちょっとだけお付き合いいただければ幸いです。
サラリーマンを辞めたい理由
最初にぼくがサラリーマンを辞めたいと思った理由を紹介します。
きっと、同じように感じている方が大勢いるはず!
- 何があっても出社しないといけない
- 給与が増えない
- 自由に動けない
- 上司に気を使う
- 無駄な会議に飽き飽きした
- 顧客に気を使う
- 労働時間が固定されているのが嫌だ
- 休みを決められているのが嫌だ
- 自分に非がなくても謝らないといけない
- 仕事の出来ない奴と働くことが嫌だ
つまりサラリーマンが嫌だった! ので、サラリーマンを辞めたいと思っていました。
考えてもみてください。
サラリーマンは月曜日から金曜日まで、1日8時間きっちり働かないといけません。
しかも仕事が忙しいと残業するのに、仕事が暇でも帰れないんですよ。
交通機関がマヒするほどの大雪で出社しないといけませんし、プライベートよりも仕事優先で考えるのが当たり前なのです。
何より腹が立つのは、誰よりも良い成績を収めても給与がほとんど増えないこと!
仮に給与が月5,000円増えたところで、大した金額になりませんよね。
他にも色々ありますが、サラリーマンとして働くということは、矛盾の上で働いているようなもの。
だからこそサラリーマンを辞めたい! と思っていました。
サラリーマンを辞めるメリット
ぼくは実際にサラリーマンを辞めて、個人事業主として働いていました。
その期間に感じたサラリーマンを辞めるメリットは3つあります。
- サラリーマンの不満が解消できる
- 自由に時間が使える
- やりたいことに集中できる
ひとつずつ説明します。
サラリーマンの不満が解消できる
サラリーマンを辞めるメリットとして一番大きいのは、サラリーマン時代に感じていた不満がすべて解消できることです。
いやな人と一緒に働く必要がなくなります。
勤務時間に縛られることもありません。
大雪や大雨の日に無理やり出勤する必要もないのです。
サラリーマンを辞めたいと思っている方にとって、これほど大きなメリットはありませんよね。
自由に時間が使える
サラリーマンを辞めると、勤務時間に縛られることもなくなります。
朝7時に起きて、8時までに出勤して17まで働く。
そんな生活とおさらばできるのです。
そして昼間の時間を自由に使えます。
働いてもいいですし、遊びに行ってもいい。
何をするのも自由です。
やりたいことに集中できる
自由に時間が使えれば、やりたいことに集中することができます。
やりたくない仕事もやらざるを得なかったサラリーマンと違い、やりたいことだけに集中できます。
すべてを自分で決めることができ、どんなキャリアを作るかも自分次第です。
サラリーマンを辞めるデメリット
逆に個人事業主になって感じた、サラリーマンを辞めるデメリットは4つあります。
- 給与がなくなる
- 出費が増える
- 社会的な信用が下がる
- すぐにはやりたい仕事ができない
この4つはサラリーマンを辞めた直後に感じるデメリットで、特にきつかったものです。
給与がなくなる
当たり前のことですが、サラリーマンを辞めると給与がもらえなくなります。
辞める前に給与以外の収入源があれば、ダメージを最小限に抑えることができます。
ですが何の準備もせずに辞めてしまうと、給与がもらえないダメージはかなりのものになります。
毎月決まった日に決まった金額がもらえるって、実はかなりすごいことなんです。
出費が増える
そして地味にきついのが、サラリーマンを辞めると出費が増えること。
特に税金関係の出費が増えます。
例えば保険。
サラリーマンは社会保険に加入しますが、サラリーマンを辞めると国民健康保険と国民年金に加入しなければいけません。
その支払金額はサラリーマン時代の2倍です。
ほかにも健康診断や住民税、事業税などサラリーマン時代には必要のなかったお金を支払うことになります。
社会的な信用が下がる
サラリーマンを辞めると社会的な信用が下がります。
わかりやすく言えば、クレジットカードが作りにくくなったり、ローンが組みにくくなります。
これは給与という安定収入がなくなるからです。
なので個人としての仕事が軌道に乗れば問題ないのですが、サラリーマンを辞めた直後は地味にきついんですよね。
すぐにはやりたい仕事ができない
そしてサラリーマンを辞めたからと言って、やりたい仕事がすぐにできるわけではありません。
脱サラに夢を見ている方ほど、ダメージが大きいデメリットがこれです。
世の中そんなに甘くない、ってことです。
ですが仕事に関するデメリットは、サラリーマンを辞める前から準備するこで回避できます。
サラリーマンを辞めるのは簡単
サラリーマンを辞める方法はすごく簡単です。
今勤めている会社を退職し、次の就職先を探さなければいいだけ。
サラリーマンは給与で生活している方のことを言いますから、就職しなければサラリーマンじゃなくなります。
とはいえ就職しないと給与が貰えなくなるので、他の方法でお金を稼がないといけませんよね。
もし収入を得る方法がないままサラリーマンを辞めてしまうと、あっという間に生活できなくなります。
サラリーマンを辞めるのはすごく簡単なこと。
だからこそサラリーマンを辞める前に、収入を得る方法は用意しておきましょう。
関連記事:給料、年収を上げる方法は3つ。出世するか、転職するか、副業を始めるか
月10万円で生活できるって本当?
1人暮らしなら月10万円で生活できる! という話も聞きますが、本当なのでしょうか。
気になったのでざっくり計算してみました。
まず独身のサラリーマンが1カ月の生活にかかる費用は…
- 家賃 65,000円
- 食費 20,000円
- 水道光熱費 10,000円
- 通信費 10,000円
- 交際費 10,000円
- 日用品・医療費 10,000円
- 衣類 20,000円
- 合計 145,000円
…大体このくらいだと言われています。
そしてサラリーマンを辞めると、生活費に国民健康保険や住民税などが加算されます。
- 所得税:6万円/年
- 国民健康保険:12万円/年
- 住民税:9万円/年
棲んでいる場所によって違うので、ざっくり計算して年間27万円前後の税金がかかります。
1カ月で考えると、22,000円ほど必要になるのです。
つまり、サラリーマンを辞めると毎月必要な金額は、167,000円になります。
月10万円で生活するには、何かしらで67,000円削減しないといけないのです。
生活費を切り詰めると言っても限界がありますから、「1人暮らしなら月10万円で生活できる」とは、言えない気がします。
税金がなければいけそうですけどね。
サラリーマンは恵まれている
サラリーマンは非常に恵まれた仕事です。
会社に行きさえすれば給与が貰えるのですから。
しかも仕事の成果や出来に関係なく、毎月決まった金額を、決まった日に受け取ることができます。
毎月決まった日に給与が貰えることは、非常に恵まれていると言えるでしょう
何しろサラリーマンを辞めてしまえば、仕事を見つけられないと収入がゼロになりますから。
サラリーマンを辞めるなら準備が大切
どうしてもサラリーマンを辞めたいのなら、辞めても生活に困らないように準備をしておきましょう。
なぜなら何を始めるとしても、いきなりうまくいくことはないからです。
例えばフリーランスとして働くとしても、ある程度の金額を稼ぐには実績が必要です。
そして実績を作るにはある程度の時間が必要になります。
自分で仕事を立ち上げるとしても、顧客を獲得するまでに時間がかかります。
つまり、何をやるにしても安定した収入を得るまでに時間がかかる、ということです。
働きながらできることをやる
安定した収入を得るまでに時間がかかるからこそ、働きながら準備を進めることが大きなポイントになってきます。
昔と違い今は副業を推進する動きが強くなっていますよね。
なので脱サラの準備を進めるのも、思っているほど難しくありません。
むしろサラリーマンの恩恵を受けながら、自分の好きなことができる時代です。
いきなりサラリーマンを辞めて苦労するよりは、給与をもらいながら準備を進めたほうが、成功する確率は高くなります。
最後に
サラリーマンを辞めたい気持ちはわかりますが、辞める前に準備をしておかないと、大変なことになります。
ただまぁ、裏技として「実家に帰る」という方法もありますが…。
実家に帰るつもりがないのなら、最低限の生活が出来るだけの収入は確保しておきましょう。