田舎は仕事が楽は真っ赤な嘘!仕事に都会も田舎もない!

田舎は仕事が楽

都会で暮らしている方の中には、田舎に行くと仕事が楽になると思っている方がいるんですね。
正直、田舎は仕事が楽だという発想には驚きました。

先に書いておきますが、はっきり言って田舎だから仕事が楽だということは一切ありません。
同じ仕事なのになぜ田舎だと楽になると思うのか…。

ひょっとするとUターンやIターンを希望する方が増えていることで、田舎に対する間違った憧れがあるのかもしれませんね。

この記事では「田舎でも仕事はきついんだよ」ということを語っています。

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仕事内容は都会も田舎も同じ

当たり前のことですが、会社としての機能や組織は、田舎も都会も同じです。
人事部や総務部、経理部や営業部などがあり、それぞれ重要な役割を担っています。

もちろん田舎だからと言って営業が不要になるはずがありませんし、経理が不要なわけでもありません。
労働時間が8時間より短いことも、残業が少ないということもないのです。

なので、田舎に来たからと言って、仕事が楽になることはありません。

むしろ田舎は交通網が発達していないため、逆に仕事が大変になることもあります。
とくに営業は、得意先回りが全て出張扱いになる、というケースも珍しくないのです。

地方に本社を置く企業は多い

地方に本社を置く企業も多いですよね。
例えばヤマダ電機は群馬県高崎市、ブルボンは新潟県柏崎市にあります。

自動車メーカーでもマツダは広島県、スズキは静岡県に本社を置いています。
また生産工場は広い土地を確保するために、地方に建設されることがほとんどです。

経営の拠点である本社や、生産の拠点である工場は、都市部よりも地方に多く存在しています。

こういった状況を考えてみても、田舎だから仕事が楽だとは言えませんよね。
むしろ地方に拠点を置く企業が多い分、都会より田舎の方が忙しいかもしれません。

通勤ラッシュはあるし渋滞もある

田舎のイメージとして定着している「都会のような通勤ラッシュがない」も、ある意味で間違っています。

たしかに山手線のような通勤ラッシュは、田舎ではあまり見かけません。
ですが市街地へ通勤する場合は、都会と同じような通勤ラッシュがあります。

田舎の通勤ラッシュは、人の多さが原因ではなく、電車の車両数が少ないことが原因で起こります。

1両編成や2両編成の電車に、出勤する人が押し寄せるわけですからね。
通勤ラッシュが起こっても不思議じゃありません。

また、電車での通勤ラッシュがなくても、自動車の通勤渋滞はいたるところで発生します。
渋滞は通勤で向かう方向にもよりますが、酷ければ30分近くはまることも多いのです。

大雪が降る地域だと、冬場の出勤に2時間以上かかることも珍しくありません。

田舎は通勤ラッシュがないから楽! と、よく言われますが、むしろ大変になることもあるのです。

田舎で苦労すること

田舎は仕事が楽だから移住したい! と、思っている方のために、田舎で苦労することを紹介します。
本気で田舎に移住するのなら、下調べをきちんと行った方がいいですよ。

まず田舎は車社会のため、ちょっとした買い物でも車を運転しないといけません。
ごみの回収も都会より頻度が少なく、スーパーに持ち込んで回収してもらうこともあります。

子どもの通学でさえ「車で送迎してください」と言われることがあるのです。
部活動でも「親が車で会場まで送ることが当たり前」になっている学校もあります。

銀行のATMを探すのも大変ですし、お店の数も都会と比べればかなり少ない。
そして数少ないお店が混雑するのも田舎の特徴です。

しかも畑が近くにあれば、たい肥の臭いや野焼きの臭いが風に乗って運ばれてきます。
夜は車のエンジン音、鳥やカエルの鳴き声などで、かなりうるさい。

さらに夜は街灯が少ないので真っ暗。
場所によってはイノシシやクマの出没注意報が流れてくることもあります。

人付き合いもよく言えば温かいのですが、悪く言えば個人情報がダダモレ。
子どもの進学や夫婦喧嘩、集会を欠席したなど、ちょっとしたことがうわさになり、あることないこと言われるものです。

仮に田舎の方が都会より仕事が楽だとしても、それ以外で苦労する可能性が十分あるのです。
むしろ都会の方が、生活しやすいはずです。

最後に

田舎は仕事が楽! は真っ赤な嘘。
田舎でも仕事はきついんだ!

ということを語ってきました。

都会で3年、田舎で20年以上生活した経験から言えば、都会の方が絶対楽です。
ただ都会は物価が高いことがネックですけどね。

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