ニートでも正社員になれます!
と、力強く言えるのは、ぼくの弟がニートから正社員になったからです。
弟は中学で引きこもりになりました。
家族が心配して声をかけても一切行動をせず、いつまでも家の中に閉じこもっていたことを覚えています。
そんな弟でしたが、家族の説得に応じて高卒の資格を通信制高校で取得。
そして今では正社員として働いています。
この記事では、弟が正社員になるためにとった行動を紹介。
高卒ニートが正社員になった方法なので、ぜひ参考にしてください。
ニートからいきなり正社員になれる
ニートからいきなり正社員になることは、十分可能です。
実際にニートからいきなり正社員になった方を何人も知っています。
ニートから正社員になるために、特に大切なのは「正社員として働こう」という気持ちです。
ぼくの弟は「働きたい」という思いはあったものの、「正社員として働きたい」とは思っていませんでした。
なので正社員になるまで、4年近くかかっています。
働こうという気持ちが大切
さっきも書きましたが、何よりも大切なのは「働こう」という気持ちです。
なぜなら働く意思がなければ、周りから何を言われようとも働かないからです。
これは引きこもっている弟の姿をみてつくづく実感しました。
本人にその気がなければ、周りが何を言っても行動につながらないのです。
実際に弟は、何度も親兄弟に叱られていましたが、一切行動にはつながりませんでした。
なので「ニートから正社員になりたい!」と思うことはすごく大切。
働こうという気持ちがあれば、正社員になることは難しくありません。
アルバイトからでもいい
「働こう」と思ったら、最初はアルバイトとして働くのもアリです。
なぜなら実際に働くことで、心と体が働くことに慣れていくからです。
運動もそうですが、どんなことでも準備が大切。
いきなり責任の重い正社員として働くよりも、まずは責任の軽いアルバイトから始めたほうが、はっきり言って気が楽です。
いきなり正社員を目指すのもアリ。
ですが「正社員として働きたい」と思えないのなら、まずはアルバイトから始めましょう。
ニートから正社員になる方法
では、ニートから正社員になる具体的な方法を紹介します。
バイト・派遣からステップアップ
ぼくの弟が正社員になった方法が、アルバイトからのステップアップです。
つまり…
- バイトや派遣で経験を積む
- 経験を生かせる求人を探す
- できるだけ多くの求人に申し込む
…という流れで仕事を探しました。
アルバイトや派遣から正社員に登用されたわけではありません。
あくまでもアルバイトで経験を積み、その経験を生かせる仕事をハローワークで探したのです。
いきなり正社員を目指している方は、ハローワークより転職エージェントへの相談をお勧めします。
理由は後述。
ハローワークを利用する
ハローワークの利点は、就職のサポートを行ってくれることと、地元に密着した求人を沢山扱っていることです。
ただし基本的にハローワークは、就職経験のある方を対象とした期間です。
なので、若者の支援を目的としているサポステや、ジョブカフェも利用してください。
また資格や経験を積むために、職業訓練校(求職者支援制度)を利用する方法もあります。
もし利用方法に悩んだら、窓口でニート経験があり、就職で悩んでいることを伝えるといいでしょう。
ハローワークは失業状態を解消することを目的としていますから、状況に応じたサービスを受けることができます。
関連記事:ニート期間がある人のハローワークの使い方
転職エージェントも有効
個人的におすすめなのは、転職エージェントの活用です。
最近ではニート向けの転職エージェントもたくさんあるので、より正社員で就職しやすくなっています。
ニート向け転職エージェントの特徴は…
- 技能が学べる
- 最低限の社会人マナーが学べる
- 求人を紹介してもらえる
- ニート期間に関係なく面接が受けられる
…という4つ。
無料で最低限のマナーやスキルを学べるのが特徴。
そしてニートを前提としている求人を紹介してもらえますから、より採用されやすくなるのもメリットです。
もちろんいきなり正社員も夢ではありません。
興味のある方はこちらの記事をどうぞ。
ITが学べる就職支援サービス
ニートから正社員を目指す方にお勧めなのは、GEEK JOBのようにIT研修から就職サポートまで全て無料受けられる、就職支援サービスです。
学歴や職歴は関係なく、ニートやフリーターでも応募できるのも魅力。
さらにGEEK JOBの魅力はIT研修だけではなく、働くために必要なスキルが身につけられること。
残念なところは一都三県在住で就職を希望してる人、さらに18~29才に限定されていることですね。
とはいえプログラミングスキル(ネットワークもある)も教えてもらえるし、就職・転職先まで紹介してもらえます。
実際にどう行動していいのかわからないのであれば、まずは就職支援サービスに登録してITの勉強を始めましょう。
公式サイトはこちら⇒GEEK JOB
あまりお勧めしない方法
ニートから正社員になる方法で、あまりお勧めできないものを紹介します。
無駄に時間を消費しないために、ぜひ参考にしてください。
正社員登用のあるアルバイト
「アルバイトとして働き、いずれは正社員として登用する」というとても魅力的なアルバイト。
ですが、アルバイトから正社員になった実績がないアルバイトもあるため、あまりお勧めはしません。
参考までに厚生労働省の調査では、正社員登用のあるアルバイトで実際に正社員登用を行ったのは、46%しかないそうです。
半分以下の実績しかないのは正直残念な限り。
なので 正社員登用のあるアルバイトは、あまりお勧めできません。
紹介予定派遣
一定の期間働いたら正社員として雇用する、というのが紹介予定派遣です。
企業が欲しいと思う人材を派遣会社も紹介するため、正社員への移行率は高い!
ですが、応募する方も多く、競争率もとても高いです。
しかも前提として「働いた経験のある方」が求められるため、経験の少ないニートにはかなり厳しい。
紹介予定派遣を見つけたら応募する価値はあります。
とはいえ紹介予定派遣だけにこだわると、時間を無駄にするだけかもしれません。
トライアル雇用
ハローワークで行っているトライアル雇用は、働いた経験のない人に向けた、正社員での雇用を前提としたテスト採用のようなもの。
制度自体は非常によく、トライアル雇用で正社員になった方もいます。
ですが問題が多いのも事実。
なぜならトライアル雇用は、採用した企業に助成金が支払われるからです。
この助成金を目当てにトライアル雇用を採用している企業も多く、正社員として採用されないケースもあります。
また求人自体が少なく、なかなか申し込めないのも問題です。
トライアル雇用の求人を見つけたら応募する価値はあります。
ですがあまりお勧めはしません。
最後に
ぼくの弟は働いた経験がなかったため、まずはアルバイトで仕事の経験を積み、それから正社員になりました。
実際に正社員として働くまで、4年くらいはアルバイトを続けていましたね。
しかも最初の1年は長い時間働くことができず、短期間で辞めては別のバイトを探す、という生活でした。
働くことから遠ざかっていると、心と体が働くことに慣れるまで、ある程度の時間が必要なのかもしれません。
そんな弟を見ていて思うのは、「働こう」と思うことが本当に大切だということ。
そして「働こう」と思ったら、実際に行動に移すことがすごく大切です。
この記事を読んでいるあなたは、少なからず「働こう」と思っているはずです。
ぜひその気持ちを大切にして、行動に移してください。
もし「何をしていいのかわからない」のであれば、記事の中で紹介したGEEK JOBに登録することからはじめてはいかがでしょうか。