仕事を辞めるとき、会社に伝える退職理由で悩む方は大勢います。
なぜなら本音の退職理由は「人間関係への不満」「待遇への不満」など、会社への不満が多く、そのまま伝えると問題になる可能性が高いからです。
そのため多くの人は、本音の退職理由を伝えたりしません。
建前や言い訳の退職理由を伝えて、円満退職を目指す方がほとんどです。
とはいえ、会社にどんな退職理由を伝えればスムーズに辞められるのか、経験がないと分かりませんよね。
そこでこの記事では、仕事を辞めるときの言い訳をいくつか紹介しています。
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最強の言い訳は家庭の都合
仕事を辞めるとき、会社に伝える最強の言い訳は「家庭の都合」です。
なぜなら家庭の都合は、会社としても引き止めにくく、さらに深く話を聞きにくい事柄だからです。
家庭の都合として考えられる退職理由には、次のものがあります。
- 家族の看病
- 家族の介護
- 本人の病気療養
- 引っ越し
- 家業を継ぐ
家庭の都合はプライベートな内容がほとんどなので、上司も深く追求しづらいもの。
もし追及されたとしても、「検査の結果を待っています」「プライベートなことなので」と、追及をかわしやすいことも特徴です。
ただし会社から自宅が近い場合や、会社の人との付き合いが続く場合は、言い訳がバレないように注意しないといけません。
実際に伝えた辞めたい理由2選
ここではぼくが実際に仕事を辞めたときに会社に伝えた、退職理由を紹介します。
どちらの理由もあまり追及されることはなく、スムーズに退職することができました。
子供と過ごす時間が欲しい
土日祝日出勤のサービス業で働いていたとき、仕事を辞める理由として伝えたのが「子供と過ごす時間が欲しい」です。
子供が保育園や幼稚園に入ると、休みは土日祝日、GWやお盆などになるもの。
サービス業を続けていると、子供と休みを合わせることが難しかったのです。
また小学生になれば、「休みの日にどこに行ったのか」という話題が友達同士で出るようになります。
そんな時「どこにもいっていない」と言わざるを得ないことが、すごく嫌だったのです。
なので「子供ために土日休みの仕事に移ります」と会社に伝え、仕事を辞めました。
実際には「そう思うのは子どもが小さいうちだけ」、「子供のために仕事を変えるなんてありえない」など、上司や先輩から色々言われましたが、「家族で決めたことなので」とはっきり告げたことで、何も言われなくなりました。
やはり家庭の事情を理由にすると、突っ込みにくいようですね。
独立します
営業として働いていた会社では、「独立して一人で仕事をします」と伝えて、仕事を辞めました。
「どんな仕事をするのか」「生活は成り立つのか」など、上司や人事の方に聞かれましたが、「すでに目途はついています」と伝えることで、追及をかわすことができました。
仕事の内容については、現職とは違う業界であることを伝えたら、深く突っ込まれることはありませんでした。
ただ「独立」というと、興味本位で色々聞いてくる方がいることが難点ですね。
ですが会社としても引き止めにくい退職理由のようです。
絶対に避けるべきなのは会社への不満
ぼくは過去に一度だけ、会社への不満を退職理由にしたことがあります。
上手い言い訳が思いつかず、感じていたことをストレートに伝えてしまったのです。
その結果、社長が激怒してしまい、「明日から来なくていい!」と切り捨てられました。
やはり退職理由として会社への不満は伝えるべきではありません。
たとえ風通しの良い会社でも、必要のないもめ事を誘発する可能性があります。
キャリアアップは言い訳にならない
仕事を辞める言い訳として「キャリアアップ」を使う時は注意が必要です。
なぜなら言い方を間違えると、「今の会社ではもう教わることがない」と、聞こえてしまうからです。
もしキャリアアップを言い訳に使う時は、失礼に当たらないよう言葉を慎重に選んで下さい。
また「業務の幅を広げたい」「もっと経験を積みたい」などを理由にすると、部署の異動や昇級を慰留条件に上げられることがあります。
もしキャリアアップを言い訳にするのなら、「〇〇という業界に興味があり、そちらで力を試したい」と伝えた方が無難です。
とはいえ「キャリアアップ」は上司からの追及が厳しくなる可能性があるので、言い訳には使わない方が無難かもしれません。
最後に
仕事を辞めるとき、会社に伝える退職理由の言い訳を紹介しました。
最強の言い訳は「家庭の都合」です。
なぜならプライベートな事柄なので、理由を追求しづらいからです。
後で言い訳がバレるとちょっと面倒ですが、注意していればバレることはまずありません。
もし退職理由に困ったときは、「家庭の都合」を理由にしてみては、いかがでしょうか。