仕事のミスで落ち込んだとき、「気持ちを切り替えたい!」と思っても、なかなか気持ちを切り替えることはできません。
なぜなら気持ちを切り替えるコツは「まぁいいや」と割り切ることだから。
「気持ちを切り替えたい」と思っている方は、「考えちゃダメだ」と思いながら考えてしまうタイプが多く、「切替えなきゃ」と思うほど失敗について考えてしまうものです。
じつはぼくの妻も、気になることを永遠と考える性格です。
それこそ周りが嫌になるくらい、失敗を引きずり、永遠と同じことを考えています。
そんな彼女の気持ちが切り替わるのは、これでもか! っていうくらい考えた後。
考えに考え続けて自分で「どうにもできない」と悟ったとき、やっと気持ちが切り替わります。
なので彼女が悩んでいるときも、「気持ちを切り替えろ」と言うことはありません。
徹底的に考えさせた方が、早く気持ちが切り替わるからです。
気持ちを切り替えようと思うから難しい
気持ちを切り替えることは、気持ちを切り替えようと思うほど難しくなります。
なぜなら気持ちの切り替えがうまい人は、「気持ちを切り替えよう」とは思わないからです。
そして気持ちを切り替えるコツは、「まぁいいや」と割り切ること。
「気持ちを切り替えよう」と思う方は、ミスが頭から離れていません。
ミスが頭から離れないからこそ、「気持ちを切り替えよう」と思ってしまうのです。
だからこそ、「気持ちを切り替えよう」と思うほど、気持ちの切り替えは難しくなります。
考え込む性格なら徹底的に考える
「気持ちを切り替えよう」と思えば思うほど、気持ちは切り替わりません。
だったらいっそのこと、気が済むまでミスのことを考えましょう。
参考までにぼくの妻は一度落ち込むと、長ければ10時間近く考えています。
こっちが嫌になるくらい、同じことを永遠と考えているのです。
それでもある程度のところまで考え続けると、突然気持ちが切り替わります。
「さんざん考えたけど、やっぱどうにもならないよね」と、気が付くことができるのです。
考え込む性格の方は納得するまで考え込めば、自然と気持ちを切り替えることができます。
後悔に意味はない
さて、納得がいくまで考えることは大切ですが、後悔し続けるのであれば意味がありません。
「あの時こうしておけば…」「事前にあれをしていれば…」「もう5分早く移動すれば…」
失敗すると色々な後悔が浮かんできますよね。
でも過ぎた時間を振り返って「たられば」を並べてみても、何の価値もありませんしむしろ時間の無駄です。
せっかく納得がいくまで考えるのであれば、どうすれば防げるかについても考えてください。
「あの時こうしておけばミスは起きなかった、じゃぁ次はこうしてみよう」と、後悔の後にミスを防ぐ方法を考えるのです。
意識してミスを防ぐ方法を考えれば、気持ちが切り替わるまでの時間も短くなります。
周りの人は関係ない
仕事でミスをすると、上司や同僚の目や評価が気になるもの。
「あんなミスをしてしまって、上司や同僚はどう思っただろうか…。」と、思いますよね。
でも周りの目を気にして、「評価が下がった…。」と悩んでも無駄です。
なぜなら人の考えていることは、絶対に知ることができないから。
それに「仕事のミス」なのに、「上司や同僚の評価」を気にしても、何の解決にもなりません。
やるべきことはミスした原因を突き止め、同じミスを繰り返さないための対策を考えることです。
あなたが起こしたミスに、周りの人の評価は関係ありません。
まとめ
仕事でミスをしたときに気持ちを切り替える方法は、「納得がいくまでミスを起こした原因と対策を考える」ことです。
そしてやってはいけないことは、「後悔する」「人の評価を気にする」こと。
考え込む性格だとつい後悔したり、人の評価を気にしがち。
ですが意識してミスの原因と対策だけを考えるようにしてください。
ミスを防ぐための方法を考えだせば、自然と気持ちもすっきりしますよ。