サラリーマンは本当につらい。
唯一の良いところは、社会的な信用が高いことと、毎月決まった金額の給与がもらえること。
仕事面だけでサラリーマンを見ると、やりたいこともできずに我慢を強いられ、ひたすら会社のために働くだけ。
なんでこんなにサラリーマンはつらいのか。
その理由を、個人事業主からサラリーマンに戻った経験をもとに、3つ紹介します。
ミスを人のせいにする
サラリーマンに戻って強く感じたことは、自分のミスを認めらない人が多い、ということ。
本来責任を取るべき立場にある管理職でさえ、自分のミスを認めようとはせず、ほかのだれかに責任転換するほどです。
ぼくの経験では、入社10日目に材料の手配ミスが見つかり、「なぜ手配しないのか」と責められたことがあります。
材料の手配先や手配方法を、教わり始めた時の話です。
手配方法を教わっている段階ですから、「手配するべき材料と数、手配先」を指示されなければ、手配していなくて当たり前です。
何を手配するべきなのかさえ、理解していないのですから。
自分が指示することを忘れていたにもかかわらず、「あいつが手配していなかった」と責任を押し付けられたのです。
ほかにも、自分の段取りが悪く納期遅れが発生したのに、「だれも責任を取ろうとしない」と言い出し、あたかも被害者のようにふるまう方もいます。
まるで「ミスを人のせいにする」ことが、当たり前のようになっているのです。
個人事業主の場合、一人で仕事をすることがほとんどですから、すべての責任を自分で取らなければいけません。
だからこそ、ミスを人のせいにする方が多いサラリーマンは、とても雰囲気が悪く、働きにくくてつらいと感じるのです。
仕事中は自由がない
仕事中の自由が少ないのもサラリーマンがつらい理由の一つ。
自分の仕事を進めている途中でも、上司から「これやっといて」と仕事を放りこまれます。
疑問点を聞きに行くと、「これはこうすればいいから。ちょうどいいからやっておいて」と、さらに仕事が増えることもあるのです。
特に疑問に感じるのは、「○○さんに電話して、今から行くって伝えて」、「○○会社に納期遅れますって言っておいて」と、自分で言ったほうが早いことを指示する上司がいること。
はっきりいって「あほ」ですよね。
自分で伝えれば1分もかからずに終わるのに、人に指示することで2分、3分と無駄に過ぎていく。
また、本人にしかわからない内容を質問されると、結局電話を替わってもらうか、伝言ゲームのようにやり取りをすることになる。
本当に無駄で無意味であほらしい働き方だと思うのですが、上下関係が出来上がっていると従うしかないのです。
ほかにも、手が空いたら人の手伝いをしなければいけない。
意見を通すには、上司、その上の上司、さらに上の上司の了解を得ないといけないなど、とにかく仕事に自由がない。
なんでも自分で決められる個人事業主と比べると、出来ることが制限されすぎているサラリーマンは、とても窮屈でつらく感じます。
矛盾だらけ
矛盾が多いのもサラリーマンの特徴(?)かもしれません。
先日経験したのは、客先から注文が出ているのに手配先が決まっていない、というケース。
しかも納期が決まっているのに、見積もりを取ってから手配するかどうか決める、というのです。
ぼくの感覚では、手配先と金額が決まってから注文を取って作る、という流れが当たり前。
なので、注文が先で手配先と金額が後、という流れは矛盾しているように感じます。
しかも面白いことに、金額が合わなくてもその手配先に仕事を出す、というのです。
手配から製作まで無駄な時間がかかりますし、納期も長くなる。
金額が合わなくても仕事を出すとか、矛盾しかありませんよね。
とはいえサラリーマンとして働く限り、自分の中で感じる矛盾が消えることはないでしょう。
結局どこかで妥協しつつ、自分の気持ちを押し殺すしかない。
そんな働き方を強いられるサラリーマンは、やはりつらいものです。
最後に
個人事業主からサラリーマンに戻ってみると、仕事が本当につらくて仕方がありません。
「人から仕事を指示され、やり方まで強制される」ということにも抵抗があります。
とくに「仕事を指示される」ことが個人事業主ではなかったので、なおさら抵抗感があるのかもしれません。
仕事の自由度が高くなればサラリーマンも面白いんですけどね。
そこにたどり着くまでは、ひたすら矛盾と戦うつらい時間が待っている気がしています。