失言を防ぐのは不可能!だが気遣いで減らすことはできる

失言を防ぐのは不可能!対策も大切だが気にしないことも大切

「口は災いのもと」は、普通に生活していても実感する機会が多いもの。

何気ない言葉で怒り出す人もいれは、わからないことを質問しただけで怒り出す人もいます。

なかにはいつまでも根に持って、なかなか許してくれない人も…。

できることなら失言などすることなく、みんなとうまく付き合っていきたいものですよね。

ですが残念なことに、失言を完全に防ぐことはできます。
なぜなら言葉のとらえ方は、相手によって大きく異なるからです。

なので失言を完全に防ぐことは不可能ですが、ちょっとした気遣いで減らすことはできます。

そこでこの記事では、失言を減らすための気遣いについて紹介しています。

3分ほどで読めますので、ぜひ最後までお付き合いください。

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失言の原因は冷静さを失うこと

失言してしまう理由は、冷静さを失っているからです。

政治家でも社長でも同僚でも構いません。
つい失言をしてしまった状況を考えてみてください。

ほとんどが「浮かれている」「盛り上がっている」「怒っている」など、冷静ではなくなっているはずです。

例えば、「うまいこと言おう」とか「面白く話そう」といったサービス精神が原因で、失言してしまうことがあります。

たとえ話を交えようとして話がまとまらなくなり、意味が湾曲されることもあるでしょう。

相手の言葉につい感情的になり、本音がポロっと出てしまうこともあります。

つまり失言してしまう理由は、冷静さを失っているからです。

失言しやすい状況

参考までに失言しやすい状況をいくつか紹介します。

お酒を飲んだとき

お酒を飲むと口が軽くなりますよね。

酔いが回ってくると思考が働かなくなり、思ったことをそのまま言ってしまいやすくなるものです。

感情のブレーキも効きにくくなりますから、失言もしやすくなります。

テンションが上がっているとき

テンションが上がっているときも要注意。

なぜならテンションが上がると深い思考ができなくなり、思ったことをそのまま言ってしまうからです。

友達と遊ぶと楽しくて、テンションが高くなりますよね。
上司に認められた時も、うれしくてテンションが高くなりがちです。

そんな時こそ余計なことを言ってしまわないように注意してください。

たとえ話をしているとき

うまいこと話そうとして、たとえ話を交えるのは危険です。

なぜならたとえ話は、人によってとらえ方が大きく異なるから。

「うまく話したい」という気持ちはわかります。

ですがたとえ話は失言につながりやすいので、できれば避けたほうがいいでしょう。

正しいことを話すとき

正しいことを話すときも注意が必要です。

なぜなら「正しさ」の価値観は、人によって大きく異なるから。

自分では正しいと思っていても、相手にとっては正しくないこともたくさんあります。

「相手のために」という気持ちがあるのなら、なおさら危険です。

正しいことを話すときは、十分に注意して話しましょう。

失言を減らすための気遣いとは

では失言を減らすにはどうすればいいのでしょうか。

実は失言は、ちょっとした気遣いをすることで減らすことができます。

即答しない

まず大切なのは「即答しない」こと。

売り言葉に買い言葉じゃありませんが、考えることなく話をすると失言しやすくなります。

考えながら話す

即答しないためには、何を話すべきか考えることが大切。

といっても考えているだけでは会話が成り立ちません。

なので、つねに一呼吸おいて考えながら話すようにしてください。

相手の立場を考える

相手の立場を考えながら話すことも大切です。

例えば上司と話をしているのに、上から目線で意見を言ったら失礼ですよね。

また上司と取引先が話をしている中に、横から割り込んで話をするのも失礼です。

相手の立場を考えることは、失言を減らすことにつながります。

失言を完全に防ぐのは不可能

失言を完全に防ぐことは不可能な理由は、相手の感じ方によって失言かどうか決まるからです。

例えば「背が高いですね」と誰かに言ったとします。

背が高いことを「長所」としてとらえている方には、「背が高いですね」は誉め言葉です。
ですが背が高いことをコンプレックスとして感じている方には、「背が高いですね」は傷つく言葉になります。

ほかのどんな言葉も同じです。

聞いた方がどうとるのかによって、言葉の意味が違ってきてしまうもの。
その言葉が失言かどうかも、決めるのは話を聞いた相手なのです。

すべての人が同じように話を聞いてくれない以上、失言を完全に防ぐことは不可能に近いといえるでしょう。

失言をしても気にしすぎない

失言を防ぐことが不可能に近いのであれば、失言に対する効果的な対策は「気にしすぎない」こと。

相手の感じ方ひとつで失言かどうかが決まってくるわけですから、失言かどうかを気にするのは時間の無駄です。

なので、もし失言をしてしまっても、あまり気にしないようにしましょう。

失言をしたら早めに謝ること

失言を気にしないようにするといっても、相手を傷つけていることが分かっているのに、何のフォローもしないのは問題です。

少なからずあなたの言葉で相手が傷ついているのですから、できるだけ早く謝るようにしてください。

ちなみに「間違ったことは言っていない」と思っても、「失言をした」と思っている時点で、何かが間違っています。

なので、変な維持を張らずに、失言をしてしまったら早めに謝ってしまいましょう。

失言を気にしすぎると話がつまらなくなる

身もふたもないことかもしれませんが、失言を気にしすぎると話がつまらなくなります。

考えてもみてください。

常に間を取りながら当たり障りのない会話をしてくる人と、話をしても楽しくありませんよね。

同じようにテンションを上げながら、感情をオープンにして話してくれる方のほうが、会話が楽しいはずです。

失言はできればしたくないもの。

ですが、失言を気にしすぎると、話がつまらなくなってしまいます。

TPOで使い分ける

失言をつけるときに大切なのは、TPOに応じて使い分けることです。

例えば会議や営業の場では、失言をしないように注意する。

でも友達や同僚との会話では、失言に気を使うのではなく、会話を楽しむことを優先する。

失言に気を遣うあまり話が面白くなくなっては、本末転倒だといえます。

最後に

今回は以上です。

失言を完全に防ぐことは不可能です。
ですが、ちょっとした気遣いで減らすことはできます。

とくに冷静さを保ちながら、相手の立場に立って話をすれば、意外なほど失言を防ぐことができます。

この記事が失言で悩んでいる方の、参考になれば幸いです。

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