
- 繁忙期に退職するのは迷惑?
- 繁忙期に退職していいのはどんな人?
こんな疑問に答えます。
ざっくり結論を言うと、繁忙期に退職するべきかどうかは、次の2つのどちらに当てはまるかで決まります。
- 退職の準備をしてきた人
- 退職の準備をしていない人
退職の準備をコツコツ進めてきた人は、繁忙期に退職しても問題ありません。
ですが退職の準備をしていないのに、いきなり繁忙期に退職するのは止めるべきです。
ということで、繁忙期の退職について話していきますね。
繁忙期に辞めるのは間違いなく迷惑

はっきり言っておきます。
会社からすれば繁忙期に退職されるのは間違いなく迷惑です。
なぜなら、あてにしていた人手が減るからです。
人が減ればその分周りの仕事量が増えますよね。
繁忙期の忙しい時期に仕事量が増えれば、迷惑だと思われて当たり前です。
つまり、会社からすれば繁忙期に辞められるのはものすごく迷惑です。
退職の準備をしてあれば繁忙期に辞めてもいい

ですがもし、あなたが退職の準備をしているのなら、繁忙期だろうと退職してかまいません。
準備をした結果繁忙期が退職時期になっただけ
なぜ退職の準備をしてあれば、繁忙期でも退職していいのか。
それは準備を進めた結果、たまたま退職が繁忙期と重なっただけだからです。
準備万端で仕事を辞めるのに、繁忙期とか関係ありませんよね。
あなたの人生ですから、進めてきた準備に沿って行動すればいいだけ。
つまり、退職の準備を進めてきた人は、繁忙期だろうといつ退職してもいいのです。
会社への迷惑は考える必要がない
退職の準備を進めてきた人でも、
「繁忙期に退職すると会社に迷惑がかかる」
と、考えるかもしれません。
ですが、辞める会社への迷惑を、考える必要は一切ありません。
なぜなら辞める会社に気を使っても、会社は何もしてくれないからです。
それどころか「意志の弱いやつ」だとみられてしまい、無駄に辞めづらくなることもあります。
なので会社を退職するときに、「会社に迷惑をかけるかも」と、気にする必要は一切ありません。
タイミングを逃せばあなたが後悔する
もし会社への迷惑を気にして退職せずにいると、タイミングを逃すことになります。
そしてタイミングを逃すと、必ずどこかで「あの時退職していれば…」と、後悔します。
「会社や同僚に迷惑をかける」などと、善い人になる必要はありません。
退職の準備を進めてきたわけですから、繁忙期などを考慮しないこと。
あなたのタイミングで退職しましょう。
強く引き留められる覚悟はしておく
繁忙期の退職を会社は嫌がります。
なので当然引き留めがあると思ってください。
ひょっとすると、普段より強めに引き留められるかもしれません。
ただ、引き留めに応じるかどうかはあなた次第です。
会社は繁忙期に退職されると業務が回らなくなるから、強く引き留めているだけです。
前もって「引き止められる」と思っていれば、それ相応の対処ができますよね。
なので、繁忙期に退職を告げると強く引き留められると、思っていてください。
思い付きで繁忙期に退職してはいけない

やってはいけないのは、繁忙期に思い付きで退職すること。
「忙しいから」「つらいから」という気持ちもわかります。
わかりますが・・・。
思い付きで繁忙期に退職すると、かなりの確率で後悔します。
忙しいと転職活動ができない
忙しいと転職活動ができません。
とくに繁忙期は、普段以上に仕事が忙しいもの。
転職活動に充てる時間を作りづらいですよね。
私も繁忙期には週休1日になる、毎日残業のある会社で働いたことがあります。
毎日へとへとになるまで働き、家に帰ってからは倒れこむように眠ったものです。
その経験から言えること。
それは、繁忙期だと転職活動が一切できない、ということ。
求人を探すことも履歴書を書くこともできません。
面接に行くなんて絶対に無理です。
つまり繁忙期は、転職活動が全くできないのです。
勢いだけで退職すると失敗する
転職活動ができなければ、ただ勢いだけで退職することになります。
次の仕事の目途もつかず、自分の市場価値もわからない。
こんな状態で退職すれば、また似たような仕事に就くことになるでしょう。
私は勢いだけの退職で大失敗をしています。
詳しくはこちら⇒何も考えず勢いだけで退職。転職を繰り返して感じた良かった事、悪かった事
だからこそ、転職活動のできない繁忙期に、勢いだけで退職するのは避けてほしいのです。
落ち着いてから転職活動を始める
どうしても仕事を辞めたいのなら、繁忙期が過ぎてからにしましょう。
忙しさがひと段落したところで、じっくりと転職活動を始めればいいのです。
忙しい時期に慌てて退職する必要はありません。
繁忙期が落ち着いてから転職活動を始めて、目途がついたところで退職を考えてください。
会社に迷惑がかかる…と考える必要はない

先ほども書きましたが、退職で会社への迷惑を考える必要はありません。
なぜなら、会社はあなたのことを考えてくれないからです。
会社は辞める人に気を使わない
会社はあなたが退職したいと言っても、一切気を使ってくれません。
それどころか、今やめられたら「会社が困る」「同僚が困る」と、自分の都合だけを押し付けてきます。
あなたは
「繁忙期に退職すれば会社に迷惑がかかるかも」
と、気を使うかもしれません。
でも会社は最後まで、自分のことだけを考えるものです。
そんな自分勝手な会社に、気を使う必要はありません。
会社はあなたの将来を保証してくれない
会社はあなたの将来を保証してくれません。
終身雇用も崩壊した今となっては、会社が保証してくれるものなど何もないのです。
それなのになぜ、「会社が困るかも」と気を遣うのでしょうか?
会社はあなたの将来を、何一つ保証してくれません。
もし、あなたが働けなくなったら、会社が養ってくれますか?
もし、あなたが生活に不安を感じた時、会社が解決してくれますか?
会社は何もしてくれませんよね。
つまり、会社が助けてくれることは、何ひとつない。
それならば、自分の力で明るい未来を切り開いていくしかないのです。
会社との関係はドライでいい
会社はドライな関係だと割り切るべきです。
社員として働いているうちは、全力で会社の利益に貢献します。
でも退職を決めたなら、次のステップへ進むことに全力を注ぎます。
所詮会社とあなたは、契約書と給与でつながれた関係。
退職届で契約を解消するわけですから、ドライに割り切って行動するべきです。
変に情に流されると、辞めたくても辞められなくなりますよ。
最後に
繁忙期の退職は、会社や同僚から見ればものすごく迷惑です。
ですが退職を決意したなら、会社や同僚の迷惑など関係ありません。
会社とは契約書と給与でつながっているだけの関係です。
だから、ドライに割り切って次のステップに進みましょう。
「やめたら迷惑が掛かる」
なんて考えていると、いつまでたっても退職できなくなりますよ。
もし、しつこく止められるとか、会社ともめるのなら、退職代行を使ってもいいかも。
退職代行を使えば、確実に会社を辞められますよ。
この記事で実際に退職代行を使った体験談を書いています。
参考になると思うので、ぜひ読んでみてください。